山本浩司の雑談室3

山本浩司の雑談室3

2025.02.20
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実質実効為替レートなる指標があるらしい。
円の実力は1970年の数字を下回ったとか。

1970年と言えば、私は10才です。
当時の時代の雰囲気は覚えています。

庶民に海外旅行というのはちょっときびしかったです。
洋モノは何でも高かったです。

いま、日本人は、アメリカあたりに旅行に行くと、コンビニの食料を買っているとのこと。
それもできずに、日本から食料もちこみで旅行というハナシもあります。

アメリカあたりで、朝食にラーメンを二人で頼むと、チップ込みで1万円かかるとか。


逆に、豊洲では、外国人むけのインバウン丼が6000円、ニセコではウニが一折3万円。そんなものが外国人は「本国より安い」とバカ売れしているそうです。
いま、外国人が日本に大勢来るのは、日本が安いからなのです。

かつて、日本が、円が強かったころは、日本人が、ヨーロッパやアメリカのブランド店を占拠していました。
外国者の有名店は争って日本に出店しました。
そんな過去もありました。

日本は、30年以上、まったく成長しなかった。ダントツで世界のびり成長です。
日本にいると成長しないのは当たり前と思うでしょうが、世界は、とくにアジアは発展のるつぼです。

かつて、日本は、アジアで豪遊しました。
普通の年金所得者でも、アジアでお手伝いさんつきの豪邸にすめました。
もう、そういうことはおこりません。

これから、日本は、外国人の観光地域と日本人のすむ場所が分かれていくでしょう。

ニセコや富良野はもうそうなっています。銀座もそうとうに外国人の町になってきました。

わざわざ円を安くしたのはアベノミクスですが、私は、日本人の深層心理に(とくに年寄りに)すこしずつなら貧乏になってよいというものがあるとみています。
だから、それが実現している今だと思います。

私の子供のころには、危機感がありました。
日本には、資源も食料もないから働いて稼がなきゃという危機感です。


円が安くなれば、資源も食料も買えなくなります。
その危機感は今の日本人はないと思います。





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Last updated  2025.02.20 19:43:50


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