山本浩司の雑談室3

山本浩司の雑談室3

2025.02.21
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
今、日本は明らかにインフレです。
インフレとは物の値段が上がることだといわれています。
でも、本当は違います。
お金の価値が下がることです。

もともと、貨幣とはその本質が共同幻想です。
信用がその本質であり、1万円札というのは日銀の借用証書です。

日銀の資産は、国への貸付金、債務は民間銀行の当座預金。
民間銀行の資産は日銀への貸付金、債務は国民の預金。
国民の資産は、銀行への貸付金。



その日銀は、長期国債を500兆円を超えて保有しています。
これは、財政ファイナンスの結果です。
このため、金利を1パーセント上げると日銀に28兆円の損失が生じます。
だから、アメリカみたいな金利は日本には無理です。

中央銀行の本来の仕事は、財政をファイナンスすることではありません。
物価の安定です。
これは、お金の価値を守ることを意味します。

ですから、インフレ時には、金利を上げ、保有する国債を売却して、お金を回収しなければ」なりません。
しかし、日銀はどちらもまともにできません。
やれば、保有国債の価値が暴落するからです。

黒田さんはひどかったけど、植田さんはよくやっていると思います。

いま、日銀が利上げをほのめかしているのは、これ以上、円安を進行させないためだと思います。
日本は、食料もエネルギーも輸入ですから、円安はそのまま物価上昇になります。

どこまで、その対応が奏功するのか。
日本は少しずつ貧しくなるのか、ドカンと貧しくなるのか。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2025.02.21 08:06:31


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: