
今回は「普快」列車で昨日の特快よりは遅いが、席はやはり軟座で、田園地帯(見たところ日本の田舎によく似ている)を約1時間の旅である。向かい合わせ座席の壁から張り出した小卓に、植木鉢が置いてある。 『蘇州夜曲』
のワンシーン(右画像、模写です)にあった通りなので、驚喜した私たちはさっそく、本郷さんと同じひじをついたポーズでかわるがわる写真を撮った(左画像)。

現地ガイドのYさんが現れた。長身に黒のナウいロングコート、ちょっと斜に構えカッコつけたお兄さんだ。マイクロバスで 蘇州飯店
*
に行き、昼食。その後、 絹工場
の見学。この日も、どこを見物するかは決められてる。資料も写真もなく今となっては記憶があやふやだが、絹製品の販売もしていた。どれも美しくクラシカルで、高級品。Mはたぶんここで、光沢のある織り柄の朱色のチャイナドレスを買った。私はたぶんここで、 寒山寺
と「 楓橋夜泊
」のついたピンクのシルクスカーフを買った。これを風呂敷代わりに後年、旅行のたびに使っていたら、すっかりよれよれになってしまった(右写真)。
カラシ色と反り屋根の鐘撞き堂で、順番に鐘をつかせてもらう(右写真)。日本のお寺で鐘をついた経験からいうと、これは結構小さい鐘で、つきやすい。漢字(「佛日増輝」などと、大般若経の文句?)や記号が赤く刻んである。1906年に作られた鐘だそうだ。40年前の“聖地巡礼”――上海レトロ旅の記憶2… April 3, 2026
40年前の“聖地巡礼”――上海レトロ旅の記憶2… March 30, 2026
40年前の“聖地巡礼”――上海レトロ旅の記憶2… March 28, 2026