日本語教師のヨックン。

日本語教師のヨックン。

2008年02月16日
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テーマ: 中国&台湾(3328)
カテゴリ: 中国の生活
 春節から1週間以上が過ぎて、学生たちも少しずつ学校に戻ってきた。

 近くの市場通り(破街)も、何軒かは店を開けている。

後期が始まるまであと1週間余り。



 旅から帰ってきてからは、もっぱら 後期の授業の資料作り をしている。

 いくつかアイディアがあるので、それを形にするという作業。

 それ以外は、 読書

 そして、午前と午後、それぞれ1時間ずつ ジョギングを交えた散歩

 部屋に戻ってくると、すっかり汗をかいている。



 今、読んでいるのは 「新・平家物語」(吉川英治)
新・平家物語 02(ブログ).JPG

新・平家物語(ブログ).JPG
 吉川英治が7年を費やして書き上げたという作品だけあって、長い。
 全集で全6巻。
文庫本に換算すれば18巻になる


実を言うと、私がもっぱら読んでいたのは純文学とミステリー、海外翻訳小説。

 1日に1冊のペースで読破していた頃もあった。



「歴史」 もまた子供の頃から好きだった。

 好きだったが、 授業を面白いと思ったことは一度もない。


 「歴史」に限らず、学校の授業に興味をそそられたことが、ない。

だから、いつも自習、独学へと走った。

 中国語も日本語教師資格も、やはり独学で身につけた。



 学校の授業が何故面白くないか?

覚えるだけだから、だ。



「なぜ、どうして」「それじゃ、もしかしたら」



教科書の記述を掘り下げたり、教科書から離れて、想像を広げる、ということが、ない。


 生徒(学生)を歴史の世界にいざなうということが、私が教わった教師には、できなかった。



 そして、物事を面白く聞かせる話術もない。



 「三世一身の法」「墾田永代私財法」の発布が、なぜ武家政権へと結びつくのか?

 これを、学生と問答をしながら、面白く解説すれば、学生はきっと興味を持つ。

だいたい、学生と問答をする教師って、私が教わった中には、いなかった。



 話がずれた。

 というわけで、歴史小説を読むと、断片的に記憶だけした知識が、しっかり結びつく。

 「新・平家物語」を読んで、やっと「保元の乱」と「平治の乱」の原因がわかった。

「ああ、そうだったのか!」

という、発見の喜び、謎が解けた、物事を理解できた……という喜びがある。





 学校で、授業が終わった後、そういう喜びって、一度もなかった。



 でも……。

 文庫本換算で18冊って。

 「三国志」は全8巻で、読み終わった時、もっと読みたい! って思ったけど。

 「新・平家物語」を読んでいると、 海外翻訳もの も、読みたくなってくる。


 後期が始まると、本を読む時間なんて、寝る前の1時間ぐらいになっちゃうし。


 ああ、D・フランシスも読みたい。

 F・マーゴリンもN・デミルも読みたい。

 あれも読みたい、これも読みたい。





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最終更新日  2008年02月16日 13時54分30秒
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