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突然ですが、あなたはウソをつくことが好きですか?
「はい、好きです!」
と答える人は、今回ちょっと、おいておいて・・・
「あまり好きではありません」
と答えた方の心理について、考えてみることにします。
「あまり好きでありません」という意見、私と同じです。
私も、ウソをつくのはあまり好きではありません。
ウソをつくと、ストレスが溜まるからです。
人間、 正直に話すときに、ストレスは感じない ものです。
知っていること、前に体験したことを、そのまま言えば良いだけだからです。
でも、ウソをつく場合、隠したいことについて考え、それに触れないように、うまく話を作り替えなければいけません。
話すときも、棒読みではいけません。
聞き手にもっともらしく伝えるために、それらしい口調を工夫しないといけません。
そして、ウソをついた後も、そのことをずっと覚えていないといけません。
その場では取り繕えても、そのあとにすぐに忘れてしまっては、齟齬が生じてしまうからです。
そのときついたウソが、たちまちのうちにバレてしまいます。
そうならないように、一度ついたウソは、覚えていないといけないのです。
たとえば、夫が妻のつくった料理を「まずい」と感じたとします。
でも、それを正直に言うと、妻が悲しい表情をするのは目に見えてしまいます。
なので、「おいしいよ」と、ウソをつきます。
こうしたウソをついてしまうと、今後妻がおなじ料理を作ったときも、ずっとおいしく食べているフリをしていないといけません。
そうしないと、バレてしまいますから。
ウソをあまりついていると、このようにストレスが溜まります。
ウソとストレスの関係については、ノートルダム大学で研究が実施されています。
18 ~ 71 歳までの 110 人のグループ を被験者として集め、 週に 1 回 、ウソ発見器を使い、前の週に何度ウソをついたか、報告させます。
これを 10 10 回 続けます。
このとき、グループを半分に分け、半数の 55 人に、 ウソをつかないですむ方法 を教えました。
すなわち、本当のことを言いたくない時、答えたくないときには、 作り話をするのではなく、何も言わなければ良い 、という方法です。
もう一方のグループにはこの方法を教えません。
結果、全員がウソをつく回数が減りました。
しかし、今回の実験のキモは、ウソをつく回数の増減ではありません。
その心の変化です。
ウソをつかずにすむ方法を教えられたグループは、黙秘すれば良いので、作り話やでっち上げをする必用はなくなります。
アンケートによると、 精神的にも、肉体的にも、より健康になっていた のです。
緊張 することが減り、 睡眠トラブル も減少しました。
頭痛 が改善した、 喉の痛み が解消したという報告もありました。
ウソをつくと、心の負担が減ることはもちろん、健康面で良い影響があることもわかったのです。
もちろん、ストレスがウソをつくことだけで引き起こされるわけではありません。
しかし、ストレスの大きな要因となっていることは確かのようです。
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