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11月19日(土)、雨です。
天気予報では夕方までずっと雨のようですね。
土曜日ですから午前のお仕事が終わったところでウイークエンドに突入です。
そんな本日の午前中には久しぶりにニキータ2号が遊びに来ています。
ロマネちゃんにも「シャー」されずに済んだようですね。
1USドル=110.79円。
1AUドル=81.46円。
損保2社 9月中間決算で過去最高益 自然災害の保険金支払い減
(産経新聞)
損害保険大手3グループの平成28年9月中間連結決算が18日、出そろった。
自然災害の被害に対する保険金の支払いが減少したことなどで、3社とも最終増益を確保した。
東京海上ホールディングスとSOMPOホールディングスは最終利益が過去最高となった。
自然災害に伴う発生保険金は3グループの合計で1201億円と、前年同期よりも666億円減少した。
東京海上は政策保有株の売却効果もあり、最終利益が前年同期比81・4%増の1552億円、SOMPOも同52・0%増の434億円だった。
MS&ADホールディングスは同14・4%増の984億円だった。
売上高にあたる正味収入保険料は、国内では昨年10月の火災保険料値上げを前に駆け込み需要があった反動で3グループとも減少。
海外でも、円高が進んだ影響で海外子会社からの保険料収入の円換算が目減りした。
ただ、MS&ADは子会社化した英MSアムリンが収益を2832億円押し上げ、前年同期比13・5%増の1兆8393億円と9月中間期では過去最高を記録した。
東京海上は、米HCCインシュアランス・ホールディングスが連結対象となった押し上げ効果はあったものの、円高が響き、2・0%減の1兆7008億円。
SOMPOは3・8%減の1兆2795億円だった。
29年3月期通期の連結業績予想は、東京海上が最終利益見通しを期初予想に比べ150億円多い、前期比10%増の2800億円に上方修正した。
ドル全面高、トランプ氏政策や12月利上げ観測追い風=NY市場
[ニューヨーク 18日 ロイター]
終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨バスケットに対し2003年4月以来の水準に上昇、対円では111円目前に迫り5カ月半ぶりの高値をつけた。
トランプ次期米大統領の拡張的な財政政策を見込んだドル買いが加速しているほか、米連邦準備理事会(FRB)が12月に利上げするとの見方もドルの追い風となっている。
ただトランプ氏が掲げる政策が実際にどの程度実現するのかは不透明だ。
同氏の移民や貿易に対する見解がそのまま法制化されれば、ドルの打撃になるとアナリストは指摘している。
主要6通貨に対するドル指数(.DXY)は2003年4月初め以来の水準となる101.48に上昇。その後は0.4%高の101.25。2週間では4.2%の値上がりで、2015年3月以来の大幅上昇となる見込み。
対円では一時5月半ぶりの高値となる110.92円まで買われた。
その後は0.6%高の110.64円。
過去2週間の上昇率は7.3%と、1988年1月以来の大きさとなる勢い。
海外の政治、経済をめぐる懸念もドルを支援した。
ユーロ/ドル(EUR=)は11カ月ぶり安値となる1.0567ドルに下落。
改憲の是非をめぐる来月のイタリア国民投票や来年の仏独選挙など、政治リスクがユーロの足かせとなっている。
直近では0.3%安の1.0595ドル。

【アメリカズカップ】海のF1…「マリンスポーツはかっこいい」ヤンマー役員
ヨットの国際レース「アメリカズカップ」予選シリーズの福岡大会が19~20日に、福岡市沖博多湾で開催される。
レースを前にした18日に福岡市内のホテルで、防衛チャンピオンの「チームオラクルUSA」スタッフと、大会オフィシャルトップマリンパートナーのヤンマー役員が対談した。登壇者はアメリカズカップ・イベントオーソリティ兼オラクルチームUSAのCEOであるラッセル・クーツ氏。
クーツはアメリカズカップを5度制した“レジェンド”セーラーだ。
そしてオラクルチームUSAのスキッパー(艇長)であるジミー・スピットル氏、ヤンマーの執行役員である荒木健氏。
ヤンマーは、オラクルチームUSAの伴走艇(チェイスボート)にエンジンを提供している、チームのオフィシャルテクニカルパートナーでもある。
ヤンマーがアメリカズカップを支援する理由を荒木氏は「日本ではヤンマーというと農機のイメージが強いが、マリンを含め幅広い製品を提供していることを知ってほしい。また、“海のF1”と言われるアメリカズカップは日本では注目度が低い。日本大会を通してアメリカズカップの知名度を上げると同時に、マリンスポーツは楽しい、かっこいいと、とくに若い世代に伝えたい」と説明する。クーツ氏も、マリンスポーツの普及について「若者たちにセーリングしてほしい。日本には優秀なセーラーが多い。若い才能を育てたい」と、荒木氏と同意見だ。
チームオラクルUSAは、レースの伴走艇のエンジンにヤンマーを選んだ。
その理由をスピットヒルは「レース艇は最高で40ノット(75km/h)の速度が出る。レース艇と同じスピードを出せる、そして高速を長時間発揮できる伴走艇が必要だった」と説明する。
スピットヒルによると、伴走艇の役目は「レースのデータと情報をライブで収集すること。また、ダイバーら安全チームが乗船しており、レース艇が転覆したりクラッシュしたりするとすぐ駆けつける。つねにレース艇の横にいて、安全を担保する使命がある」という。
荒木氏は「海の上でエンジンがとまるとクルーの命にかかわる。信頼性、耐久性は最も大事」と、自社製品の性能を自負する。
スピットヒル氏は「ヤンマーエンジンの伴走艇と同じスピードで走れたら優勝できるわけで、日本で優勝するところを荒木氏に見せたい」と抱負を語った。
ヨットの国際レース「アメリカズカップ」の挑戦艇決定戦シリーズ第9戦が19日、福岡市沖博多湾で始まった。
福岡は地行浜の観戦エリアから至近距離でレース艇を見ることのできる“スタジアムレース”だ。
第1レースはイギリスの「ランドローバーBARチーム」が勝利した。福岡地方の天気は、前夜の雨は朝までにやみ、昼頃には薄日もさした。
運営発表によると朝の風速は14ノット(7m/s)、西から。
12ノットぐらいあると、ダガーボード(水中翼)によって船体が空中に浮き上がる「フォイリング」航行が可能になり、第1レースから迫力のある展開になった。レース前の開会式では参加チームのクルーがステージで紹介された。
地元日本のソフトバンクチームジャパンはシーズンが進むにつれ調子を上げており、福岡でも勝利が期待される。
早福和彦総監督は「平常心で一(いち)レース一レース戦う」とコメント。壇上にはソフトバンクグループの孫正義も登場。
「165年の歴史をもつ、世界で最も古いカップ戦が日本で初めて開催される。開催される以上、目指すのは1位!」と檄をとばし、アリーナを沸かせた。週末で6レースが開催予定。
第1レースはイギリスのランドローバーBARチームがいい風をつかんで勝利、第2レースはソフトバンクチームジャパンが好スタートを決めて勝った。
第3レースは防衛チャンピオン「チームオラクルUSA」が貫禄を見せるかのようなレース運びで勝利を収めた。
この週末で予選シリーズの順位が決定、さらに複数回のステージを経て挑戦艇が決定し、挑戦艇とチームオラクルUSAとによるマッチレースが、英領バミューダで2017年6月に開催される。
岩田寛は4打差7位 M.ヒューズが首位堅守
ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)
◇米国男子
◇ザ・RSMクラシック 2日目(18日)
◇シーアイランドリゾート(ジョージア州)
◇シーサイド(7005yd、パー70)、プランテーション(7058yd、パー72)
首位から出たマッケンジー・ヒューズ(カナダ)が、プランテーションコース(PL)を5バーディ、ノーボギーの「67」でプレーし通算14アンダーとして、その座を維持した。初日を4位で発進した岩田はシーサイドコース(SS)を回り、4バーディ、1ボギーの「67」。
通算10アンダーとして、首位と4打差の7位に後退したが、出場2試合ぶりの予選通過を上位で果たした。6番(パー3)でピンそば2mにつけてバーディを先行。
10番でも2mをきっちり沈め、2オンに成功した15番(パー5)もバーディとした。
17番(パー3)では6.5mをねじ込んで、さらにスコアを伸ばした。
ティショットがバンカーにつかまった最終18番で、ボギーを喫した。パン・チェンチュン(台湾、SS)が通算12アンダーの2位につけた。
ハドソン・スワッフォード(PL)、チャド・キャンベル(SS)ら4人が通算11アンダーの3位で追う。
大会ホストのデービス・ラブ3世とマット・クーチャーは予選落ち、ブラント・スネデカーはカットライン上で決勝ラウンドへ進んだ。
テレサ・ルー4打差首位で最終日へ 比嘉真美子が2位に浮上
ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)
◇国内女子
◇大王製紙エリエールレディスオープン 3日目(19日)
◇エリエールGC松山(愛媛県)
◇6474yd(パー72)通算15アンダーの単独首位から出たテレサ・ルー(台湾)が、5バーディ、ボギーなしの「67」でプレーして、通算20アンダーで首位をキープ。
後続に4打差をつけ、9月の「マンシングレディース」に続く今季3勝目に王手をかけた。通算16アンダーの2位に、「65」をマークして9位から浮上した比嘉真美子。
通算15アンダーの3位に森田遥、原江里菜、菊地絵理香の3人が並んだ。16位から出た賞金ランクトップのイ・ボミ(韓国)はクアドラプルボギーをたたくなど、「74」とスコアを落として通算4アンダーの37位に後退。
逆転賞金女王には優勝が必須のランク3位の笠りつ子は通算5アンダーの34位、同2位の申ジエ(韓国)は通算2アンダーの46位と厳しい状況に追い込まれた。
【主な上位成績】
1/-20/テレサ・ルー
2/-16/比嘉真美子
3T/-15/菊地絵理香、森田遥、原江里菜
6/-14/下川めぐみ
7T/-13/キム・ハヌル、大山志保
9T/-12/鈴木愛、全美貞
飛ばし屋ケプカが単独首位、賞金王争いも加熱
ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)
◇国内男子
◇ダンロップフェニックストーナメント 3日目(19日)
◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)
◇7027yd(パー71)通算7アンダーで池田勇太、スマイリー・カウフマン(米国)と並んで最終組でスタートしたブルックス・ケプカ(米国)が、8バーディ、ノーボギーの「63」でプレーして単独トップに立った。
4打差の通算11アンダーに「65」でプレーしたジャスティン・トーマス。
通算10アンダーの3位で池田が続く。気温は22.6度まで上がり、半そででプレーする選手が多かったこの日。
10月に開幕した米ツアーの「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」で2位、世界ランク21位のケプカが力を見せた。
2015-16年シーズンのデータで、ドライバーの平均飛距離302.6yd(19位)のショットと、平均パット1.744(18位)の実力を宮崎でも披露。
また、先月の「CIMBクラシック」で大会連覇を飾った世界ランク22位のトーマスが追いかける、ワールドワイドな上位争いとなっている。賞金ランク2位の池田は、ときおり痛めている左肩を気にしながらのプレーとなったが、スコアを伸ばして食らいつき、2010年以来の大会2勝目を狙える位置にいる。
今年3勝、池田に約865万円差をつけて賞金ランクトップの谷原秀人も「67」でプレーして通算9アンダーの4位と1打差で池田を追う。
8アンダーの5位グループにはブラッド・ケネディ(米国)、藤田寛之、チェ・ホソン(韓国)、カウフマンが続いた。
<主な上位成績>
1/-15/B.ケプカ
2/-11/J.トーマス
3/-10/池田勇太
4/-9/谷原秀人
5T/-8/B.ケネディ、藤田寛之、チェ・ホソン、S.カウフマン
美顔器・洗顔ブラシ…美容家電、高くても売れ行き堅調
(朝日新聞)
自宅で使える美容家電を、国内外のメーカーが出しています。
種類も様々で、エステ店に行かなくても美容効果が期待できるとして人気です。
JR大阪駅近くのグランフロント大阪の「パナソニックセンター大阪」の一角に、美容家電を試せるコーナーが7月にできた。
ドライヤーやスチーマーなど約30種類が並び、専門スタッフもいる。
担当者は「量販店では試しづらいというお客さんが多い」という。
個室で使ってみて気に入れば購入できる予約制のブースもある。
パナソニックはスチーム式美顔器を1971年に売り出し、早くからこの分野に力を入れてきた。
お金がかかるエステ店よりも自宅で楽しみたいという人もいて、近年伸びているという。
今年4〜9月の美容家電の売上高は、前年同期比で5%増えた。
日立が2008年に参入するなど、他の大手電機メーカーもこの分野に注目している。
業務用のエステ美容器を扱っているヤーマン(東京)は、自宅用の品ぞろえを増やしている。
美容関連の商品は比較的値段が高くても、売れ行きが堅調だとされる。
調査会社の富士経済によると、美容家電の国内の市場規模は16年に772億円と、12年より13%伸びるという。
「白物家電の売り上げが伸び悩むなか、家電量販店が新たに売り場を拡充している」と分析している。
美容家電はスチーマーや美顔器、洗顔ブラシなど種類は様々だ。
目もとなど、使うところが限定されているものもある。
値段も数万円から10万円近いものまで幅広い。
選ぶ際には効果を実感できるかどうか、試してみるのも大切だ。
■美容家電の種類は多い
・スチーマー 蒸気を肌に当てて水分を届ける。目もと専用なども
・美顔器 電流を流して保湿成分を届ける「導入器」や、温めたり冷やしたりする「温冷器」など
・洗顔ブラシ 自動で回転するブラシで汚れを落とす
・頭皮ケアマシンや、まつげカーラー、角質除去器などもある
■炭酸ガス お肌にシュワッ
パナソニックは12月1日、「炭酸イオンエフェクター」を売り出す。
ヘッドの表面から炭酸ガス(二酸化炭素)を噴き出す。
水分を含ませたシートマスクの上にヘッドを滑らせて使う。
一般的に、炭酸ガスを使うことで血行が良くなるとされている。
想定価格は税込み4万8600円前後。
■弱い電流でしっとり浸透
日立の「ハダクリエ ホット&クール」は、微弱な電流によって保湿成分の浸透を助ける。
クールモードでは、毛穴を引き締める。
最新の「CM―N4000」はヘッドの高さを従来品の1.7倍にすることで使いやすくした。
想定価格は税込み4万1040円。
■ラジオ波で肌ほっこり
美容健康機器大手のヤーマンの「フォトプラス」は、高周波のラジオ波をあてて肌を温めることで、美容の効果を高めるという。
肌のハリを保つものや、肌を引き締めるものなど全5モードがある。
想定価格は税込み3万9960円。
■3種のヘッドで自由自在
フィリップスの「ビザピュア アドバンス センシティブキット」は、ヘッド部分が3種類ある。
洗顔ブラシとマッサージ用、目もと用で、交換して使い分ける。
洗顔ブラシの毛は従来品より細く、肌にやさしいとしている。
想定価格は税込み3万3264円。
本日の夕食は、ニキータ2号の希望でヒレカツとのこと…
ヒレカツ、カキフライ、野菜サラダ、野菜スープでした。
一緒に楽しんだのは…
2000ニュイ・サン・ジョルジュ・一級・レ・ロンシエール(ジャン・グリヴォ)でした。
美味しくいただきました。
口福・口福・満腹・満腹!!
超富裕層ピンチ? 究極の節税術「5年ルール」が廃止か
(ZUU Online)
2017年の税制改正が、富裕層の間で関心の的となっている。
政府が、本税制改正で、海外資産への課税を見直す予定であるからだ。
関心の的となっているのが相続税法の「5年ルール」の廃止だ。
相続税法の「5年ルール」とはどのようなものなのか。
富裕層を取り巻く税の現況はどうなっているのだろうか。
そして、廃止されたら、富裕層の今後にどのような影響があるのだろうか。
■相続税法の「5年ルール」とは
相続税法の「5年ルール」とは、「資産を子や孫に承継する場合、日本の相続税や贈与税が課されないために海外に住む場合の最低居住期間が5年超必要」ということだ。
相続税法では、原則として日本にある財産だけでなく、海外にある資産も課税対象となる。
しかし、日本国籍を有する被相続人・贈与者と相続人・受贈者のいずれもが海外に相続や贈与開始以前5年以上居住していた場合、日本の相続税や贈与税の対象となる資産は日本に存在する資産のみとなり、海外資産は課税対象外となる。
現在、日本の富裕層の多くは、この仕組みを熟知し、法律を逆手にとって55%の相続税率・贈与税率をさけるべく、親子ともども海外に拠点を移す人が少なくない。
一つは、日本の財政悪化や少子高齢化に伴い、個人への課税が年々重くなることを憂慮したため。
もう一つは、55%の税率に甘んじていると、相次ぐ資産移転により資産が国税に吸収されてしまうからだ。
ムダに税金を払うことなく、子や孫により多く資産を残すためには、庶民なら高額に感じる移住費も彼らにとっては必要経費となるのである。
移住先となるのは、主にシンガポールや香港、ハワイ、カナダなど、個人に対する税率が低い、あるいは非課税となる国である。
シンガポールには一時期メディアを賑わせた村上ファンドの村上世彰氏の他、インターネットビジネスで億単位の利益を得た事業家が住んでいる。
「秒速1億円」で有名になり、その後破綻した与沢翼氏も、一時期シンガポールに住み、デイトレーディングで復活した。
香港やその他の地域も同様だ。
数百億の資産を保有する日本の経営者・投資家を中心に、多くの富裕層が高い税金から逃れるべく、日本から拠点を移している。
資産を非課税国や低税率国に移し、親子ともども5年をその国で過ごした後、贈与を行えば、資産のほとんどを次世代に残すことが可能となる。
また、仮にすぐに相続を行わないにしても、40歳を超えると体力が衰え、いつ突然死が訪れて相続という事態になってもおかしくない。
そういったことを見越し、高齢になる前に海外に拠点を移す富裕層が後を絶たない。
相続税法の「5年ルール」廃止は、それに「待った」をかけるものとなる。
■相次ぐ税制改正で富裕層の節税手段がどんどんなくなる
実は2000年以降、富裕層の税逃れに網をかけるべく、税制改正が頻繁に行われてきた。
2000年と2013年の税制改正では、それまで「子が海外に移住すれば海外資産に対する相続税や贈与税はかからない」とされていた相続税法が、「生活の本拠地が過去5年以内に日本にあった場合、海外資産であっても日本の相続税や贈与税の課税対象となる」という内容、つまり「5年ルール」に変更された。
さらに、2012年の税制改正で国外財産調書制度が創設された。
これは、海外資産の総額が5000万円を超える人については、その保有する海外資産の内容を詳細に記した国外財産調書を確定申告書とともに提出しなくてはならないというものである。
なお、この国外財産調書を提出しなかった者や虚偽記載をした者については、罰則の対象となる。
そして2015年の税制改正では、国外転出時課税(いわゆる出国税)が導入された。
これにより、有価証券等の時価総額が1億円以上で日本に居住する人が、その住所地を海外に移す場合、移住時に有価証券等を売却したものとみなして含み益に所得税を課税する制度である。
これにより、親世代のキャピタルゲインは日本の課税を実質的に免れることはできなくなった。
これ以外にも、OECD加盟国を中心とした税務行政執行共助条約の締結により、海外の税務当局との間で相互に資産や保有口座、納税状況など、納税者に関する情報を円滑かつ迅速に行えるようになった。
つまり、国外財産調書の内容に日本の税務当局が疑問を持った場合、すぐに海外資産の所在地国にそのウラを取ることができるのである。
このようにして、富裕層の税逃れ包囲網は地球規模で着々と構築されているのだ。
■「5年ルール」が廃止されるとどうなるのか
相続税法の5年ルールが廃止された場合、次はどのようなルールが設定されるのだろうか。現在検討されているのは、海外資産が課税されないための要件である最低非居住期間を5年から10年に延長しようというものだ。
これにより、安易な税金逃れを防ごうというのが日本の税務当局側の意図である。
しかし、税法がいくら厳しくなっても、富裕層の税逃れが止まることはないだろう。
なぜか。
彼らの意識の中には55%の日本の重税を逃れることが第一にあるため、そこにお金や労力をかけることをいとわないからだ。
なおかつ、不思議なことに、税法は内容が細かくなればなるほど、金持ちほど得をし、中流以下の人間が損するようにできている。
難しければ難しいほど、研究にはお金も時間も手間もかかるためだ。
富裕層は優秀で高額な専門家に依頼することでそのコストを担えるが、一般人には負担できない。
そして、2015年から施行された改正相続税法により、大きなダメージを受けるのは一般家庭の資産承継だ。
2017年税制改正で5年が10年に延びたとしても、おそらく富裕層は「じゃあ親世代が外国籍になればいいんだよね」などと次なる対策を打つだろう。
場当たり的な税制改正では税逃れの穴をふさぐことはできない。
本当に日本に税金を納めてほしいと思うのならば、「なぜ税逃れが起きるのか」「日本という国への信頼度はどの程度のものなのか」「税金という存在が国民にとってどのように映っているのか」など、もっと大局的な視点で税というものを国が見直す必要がある。
米フェイスブック、初の自社株買いを実施へ-最大約6700億円相当
(Bloomberg)
米フェイスブックは18日、最大60億ドル(約6700億円)相当の自社株買いを実施すると発表した。
新たな成長分野への多額の投資による成果が待たれる中、株主の不満を和らげることが狙いで、同社による自社株の購入は初めて。
当局への届け出によると、フェイスブックの自社株買いはクラスA普通株が対象。
2017年1-3月(第1四半期)に始める。
同社が保有する現金・市場性証券は260億ドル。
事業拡大に向けた投資の上積みを計画しながら、その一部を自社株買いに充てる。
発表を受け、フェイスブックの株価は時間外取引で1%上昇した。
デジタル広告のブームでフェイスブックやアルファベット傘下のグーグルは多額の現金を抱え込んでおり、投資家はこうした資金が有効に使われていないと不満をもらすことが多い。
自社株買いの活用で株主の不満を抑えようとする米ハイテク企業は増えている。
ブルームバーグがまとめたデータによると、現金・市場性証券の保有ランキングで上位10社のうち、自社株買いを行っていないのはフェイスブックだけだった。
アルファベットは15年10月に初の自社株買いを発表。
アップルは12年に開始している。
月曜日のフェイスブックの株価が楽しみですね。