悠学日記

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岩本 悠

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2008.01.14
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数ヶ月前に結婚された岩本さん。
学生時代から知り合いだった妻の桃子さんも東京で生まれ育ち、
大学を出て、愛知の大企業に勤めていたという。『AMAワゴン』に乗って
この島を訪れたのを機に、海士町のことが好きになり、転職と移住を
決めたという桃子さん。島の観光協会で働き始めた彼女に、ここでの生活に
実際満足されているのかどうかを伺った。

「最初は戸惑いましたが、今はとても楽しく充実しています。」
歌が好きで、ここで民謡を習い始めたり、『身土不二』の安心安全で
健康的な食生活をするために、お煮しめのような伝統料理も


「慣れない近所づきあいをする中で、おもしろい文化や行事、個性的な
地域の方にも出逢いますし、こうした日常生活のいたるところに、
まちの観光資源につながるタカラモノが詰まっていることに気づけます。」

しかし世界屈指のグローバル企業から、小さな島の小さな観光協会に移り
仕事にやりがいを見出すことはできるのだろうか。

「小さい組織だからこそ、一人でやれることの幅は広いですし、
自分の好きで得意なこと、やりたいことを仕事に活かしていく余地が
たくさんあります。そういう中で、一人ひとりが個性を発揮しみんなが
イキイキしているのが楽しいんです。ここでは、趣味も生活も
地域の人間関係も仕事もすべてがつながり、そこから生まれてくる
思いがけない相乗効果がとても面白く感じています。」



「別々の企業でお互いが働いていたときは、仕事の話はまったく
できませんでしたが、今は一つのコミュニティーに身を置き、
違う立場ですが、『まちの活性化』という同じ目的を向いているので、
よく議論をするようになりました。」
まちづくりについての話になると、それぞれの視点からいい感じに


「そうした夫婦の夜の会話がまたお互いの仕事に還っていくので、
公私共に一層充実してきました。」

都会では、仕事と趣味と家庭生活を切り分け、仕事の話は家に
持ち込まないのが良いこととされる風潮がある一方、田舎の家族経営では、
仕事も家庭もすべてが一緒になってしまう傾向がある。そんな中で、
それぞれの好きなことや興味を中心に、仕事や家庭、地域をうまくつなげ、
さらに二人の間でも相乗効果を生んでいる岩本さん夫婦の在り方は、
新しいワーク・ライフスタイルの一つといえるのかもしれない。



二人は東京ではなく海士の隠岐神社で結婚式を挙げたという。
地元の人も本土で式を挙げるのが当たり前になってきている中で、
隠岐神社で式が執り行われたのは6年ぶりのことだったという。

「この町が好きでここに来たので、海士ならではの結婚式をしたかったんです。
それにこれからお世話になっていくこの島の人たちに、立ち会って
もらいたかったんです」

町長が仲人になり、披露宴では新郎が島前神楽を舞い、友人たちが民謡を唄い、
最後には全員でしゃもじを持って海士の民謡キンニャモニャを踊るなど、
海士ならではの雰囲気で、心温まるものになったそうだ。

しかし、少なくとも新婦の両親は心中穏やかではなかったはず。
「まさにそうでした。私の努力不足から自分の進みたい道についても、
理解してもらっていませんでしたし、遠くに行くということも、
すごく心配だったと思います。」それでも、結婚式には遠路はるばる
隠岐まで来て祝福してくれたという。

二人はこれからもずっと、幸せに頑張っている姿を
両親に見せていくつもりだそうだ。







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Last updated  2008.01.17 01:03:37
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