もはや説明不要の " AOR 決定盤 " なので改めて書くことも無いが、個人的には微妙なポジショニングに有った作品と言える。 この作品が発表されたの 1976 年なので Sex Pistols や The Ramones に代表される PUNK MOVEMENT の夜明け前のタイミングで発売されたことで、後の " 怒れる若者達 " からは徹底無視された~忌み嫌われた感(?)も強かったと思う。 実際、私自身Boz Scaggsの作るサウンドは非常に大好きだったりした訳ですが、バック演奏を固めたTotoはちょっと・・・というような非常に矛盾した気持ちだったり(笑)
L. A. のトップ・ミュージシャンとしてすでに確固たる地位にあった凄腕達の計算されつくした完璧なバック演奏と、大都会の洗練されたアーバン・サウンド。 確かに PUNK とは対極にありますね。 Boz Scaggsもこの傑作を発表するほんの数年前は BLUES ~ SOUL ~ R & R 臭タップリのアルバムを Duane Allman とリリースしたりしているんですけどね。