変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2014/10/07
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 近藤勇は、浪士隊に応募、支度金が出て、それで差物を整えようと、相模屋という刀屋に入り、虎徹はないかとと訪ねた、虎徹なら何でもいいのだ、予算はと聞かれて、20両という、もちろん虎徹は置いていないし、桁が違うのだ.主人の伊助は一応探してみましょうと言った、どうせ値打ちのわからないやつだ、適当なのをあてがえばいい。偽物でも20両くらいはするのだ。
江戸への出立の間際に、無銘ですが虎徹に間違いはないと、相模屋が届けて来たのだ、近藤は気に入ったと言い、虎徹を持って江戸に出立した。

近藤は巡回の時に尾州屋敷に立ち寄った、松井老人が刀の目利きが出来ると聞いて、虎徹を鑑定してもらったが、批評はしてもらえなかった、話題をそらされてしまったのだ。
そして、帰り道、犬の鳴き声から、一匹の犬鳴き声が、何かを訴えているの感じた沖田は、鳴き声のする方向に向かった。鴻池屋敷だった、不審に感じて、近藤隊長以下が改めをすると、攘夷御用金調達という集団が、近藤たちを襲ってきたのだ、近藤は虎徹で相手を斬った、これは虎徹だ、流石によくきれると思ったのだ。
これが、近藤の京へ来てからの人の斬り始めだった。

斉藤一が刀に詳しいというので、隊士たちが鑑定してもらっている、近藤は虎徹を見せたら、偽物だという、最近の刀鍛冶の打ったのもので、源清麿ものだという。でも、名刀だ、よく切れるという、でも、隊の刀は虎徹でなくてはならぬと、斉藤にこれは虎徹にしておけと言い含めてしまうのだ。

そして、鴻池から使いがきて、大阪の大商人の護衛かたがた、軍資金の提供を受けると言ういい関係が出来るのだ、そして好きなものをお持ちくださいと言われて、虎徹の刀があったので、近藤は本物の虎徹を手に入れたのだ。

近藤が襲われて、奸賊と斬りつけられたのだが、本物の虎徹を抜いて応戦したがきれない、かろうじて脱出した、斉藤に鴻池の虎徹はきれない、偽の虎徹の方が斬れるという、それで、本物は江戸に求めたものだと、決めつけてしまった。

それで、近藤は交互に使ってみたが、どうも本物を使った時の方の、味方に怪我人が出て良くないのだ。

そして、隊士募集のために江戸に下って、偽物を売りつけた相模屋に行った、そして、いい刀をもらったと、謝礼を5両置いてきた、偽物を売ったので処刑されると思っていたのに偉大な結果なのだ。そして近藤の虎徹とともに評判が上がっていったのだ。

斉藤が刀を手入れて、鑑定に出したら虎徹だった、夜店での拾いものだった、土方がやってきて、虎徹は隊に一つあればいいと、斉藤の虎徹はしまわれたのだ。

そして池田屋事件で、偽物の虎徹が大活躍で、それ以後は偽物が本物の虎徹に取って代わったという。

 銘とか肩書きとか大事にするんですなーあ、刀は斬れればいいんですがな~あ、でも、虎徹神話の作られていくプロセスがおもしろいがなーあ。





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最終更新日  2014/10/08 05:53:42 PM
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