変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2015/03/20
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 この話は、かつて読んだときの記憶が少し残ってるがな~あ。

 飛鳥山が花見で賑わっている、仇討ちがあったという、虚無僧が若い巡礼の男を殺したというのだ、
花見の余興で、巡礼が虚無僧を敵と呼ぶ、そこに止め女が入ってと言う趣向だったが、虚無僧が持っていたのは竹光ではなくて、真剣だった,つまり,本体の虚無僧役とすり替わっていたのだというのだ,虚無僧はすでにいなくなってしまっていて、手がかりはない。
殺されたのは、出雲屋の若旦那の宗次郎だという、この趣向を持ちかけたのは、殺された宗次郎で、巡礼が敵を討ち、虚無僧が討たれる方だったとのだ。虚無僧は兼吉が扮装していたのだが、落ち合う場所を決めて出かけたが、家の方から使いが来て戻ったが、女房は使いは出した覚えがないと言う、それで遅れて、飛鳥山に来たら騒ぎになっていたというのだ。

関わりを恐れて、だれも証言しようとしない、それで茶店の親父に聞くしかないのだ、親父の話だとまず巡礼が名乗りを揚げる,こゝであったが百年目とか,芝居がかった台詞で・・、そうすると虚無僧は答えず、いきなり斬りつけてきた、待ってくれと巡礼が言うが、斬られてしまった。
出雲屋の食客の蔀という浪人が現れて、死体を改め、刀を胸に立てるのは町人の仕業だと、兼吉を追求するのだ。
六部に扮した倉松の刀は真剣だったが,血はついていない、止め女になる女形の良助も来るのが遅れたがのは、兼吉と同じように使いが来て、家に戻ったという、途中の女の服装は目立つから途中の王寺の佐野屋で着替えたというのだ。
虚無僧を見た者はいないし、何処へ行ったのか、平次は思案投げ首だ・・・・,平次を待ち構えていた女がいた,掏摸の王寺のお滝だ、小さい頃から知っている女だ、平次に情報を与えて、兼吉は無実だと言おうとする、下手なことを言うと,疑いがかかるぜと釘を刺した。

そして八五郎の聞き込みで、殺された宗次郎は相当の恨みを買っていたという、今日の花見の趣向の仲間もみんな恨みを抱いている。それに、「名題の箒」だというのだ、女蕩しかな~あ,女に飽きたら捨てるというな~あ、こんな言葉があったのかな~あ。泣かされた女は数知れずだってぇ・・

そして、平次はひらめいたのだ、茶店を見張っていろと,八五郎に言いつけた、そして店が閉まってから主人が包みを持って出ていくのを見届けたのだ、やった,それは虚無僧の衣装だった、店で着替えて下手人は立ち去ったのだ。店の親父が,私がやりましたと観念したと言う,娘の小稲が宗次郎に捨てられて、自分の子供を殺して自殺したのだという、これは話題になった事件だったのだ。その復讐をしたのだった、だが平次は小稲の姉の犯行と見ぬいていたので、巾着切りなんかやってたら許さないが、真っ当に暮らすなら,お目こぼしをするのだ。小滝が,平次に小細工をしたから、平次に見破られたのだーあ,雉も鳴かずば・・・ってやつですかねぇ?
まーあ、結構,下手人をうやむやしてしまう人情噺が多いですがな~あ





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最終更新日  2015/03/24 11:10:54 PM
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