変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2015/03/31
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 退屈をもてあましてるところへ,越前屋総七の番頭の徳三郎がやってきた、先代は3年前に死に、遠縁だった手代が娘と結婚して後を継いだという。主人が仕事を顧みないなら,まだしも,2組の異分子が乗り込んで,我が物顔をして、店のものを使っているというのだ。
1組は先代の弟の勝蔵ろ娘のお勇,もう1組は先代の甥の菊之助と付きまっとて離れないお粂という年増だという、この2組は何をするかは解らないので不安だという。それに、家付き娘のお信が死んで、それからは主人が放蕩三昧だという。だが、主人が2人によって殺されるかもしれないというのだ、お信は何を食ったか、もがき苦しんで死んだのが、内々にしたというのだ。それに、主人の吸い物に異物が入っていたり、喧嘩を売られたり不安材料が一杯あるというのだ。

八五郎は番頭の後をつけた、そして親分大変だというのだ、主人が金物を入れた大箱の下敷きになって死んだというのだ。
越前屋からも、勝蔵の指図で使いがやってきたのだ、そして、どうして主人がこんなところにと言うと、お粂が主人を誘ったりしたというのだ、それで、大箱のところで目立たないようにいたのだと勝蔵はお粂に疑い持って行くのだ、紐が垂れ下がっていて、引けば大箱は倒れると思われるのだ。
菊之助は,先代に疎んじられた、娘のお信と一緒にと思っていたが、手代と一緒になるというのでぐれだし、お粂という女と一緒になった,だが、先代はお前のために金を甕一杯に残してある、3年越前屋で辛抱しろといったのだ,それで、店の仕事を手伝っていたのだ。だが、今の主人はに菊之助は甕を探したいと言うが、取り合ってはくれなかったので、動機はあるのだ。

勝蔵とお粂の対立はますますエスカレートする、それに跡目の問題が出てくる、菊之助かお勇に婿を取るかだが,先ずは甕を探そうと言うことになり、見つかったのだーあ。それで、封印がなされて、親類、平次が立ち会いの上で、開けることになったのだ。
そして、遺書と大判小判などが出てきたのだ、その中に1枚の新しい文銭が混じっていた、それは先代の死後3ヶ月後に発行されたものだーあ。
それで、お勇、菊之助とも相続が出来なくなり飛び出していった、番頭がしばらく店を預かって様子を見ようと言うことになったのだ。


平次は最初から目をつけていたのだ、留守中に殺されるとは出来すぎてるとな~あ!





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最終更新日  2015/04/07 06:24:12 PM
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