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前回の高さ制限の話の続き。多摩ニュータウンは八王子市別所に、敷地面積2,650平方メートルの小さな集合住宅用地がありました。ありましたというのはもう売れて現在分譲中だからです。土地の売主はUR都市再生機構。この土地は第1種中高層住居専用地域で、建蔽率50%、容積率150%以下。地区計画によって道路からの壁面後退1m以上、容積率120%、建物の最高高さが15m以下と、集合住宅用地にしては異例のかなり厳しい規制がかけられています。周辺が閑静な戸建住宅地であることを考慮した結果ですが、1999年の販売開始以降、なかなか売れませんでした。前回書いたように、デベロッパーにとってこんなに厳しい規制の下では商売にならない。算盤が合わないと見向きもされなかった訳ですが、夢見隊の呼び掛けに応じてURから土地を共同土地購入してくれたミサワホーム東京のタウンハウスの売れ行きが好調です。何が言いたいかというと、どんなに厳しい規制がかかっていたとしても、その場にふさわしい環境を持った低層集合住宅は売れるということ、つまり商売になるということです。もちろん、容積率が緩く高さ制限のないところで目一杯戸数を詰め込んだマンション開発に比べれば、当然に利ざやは小さくなりますが、この開発は間違いなく貨幣価値に代えられない街並みという、市民に等しく共有されるべき公共財産の価値を高めたと言って良いと思います。マンション開発を全否定するつもりはありませんが、やむを得ないとは言え、肥大化した図体を維持するために、敷地の中だけの経済合理性の追求にひた走るマンションデベロッパーに、大いに注目してもらいたい事例です。 *写真は八王子市別所で好評分譲中のタウンハウス「ミサワガーデンN-CITY」
2008/02/23
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前回に引き続いて建築の形態規制の話。世の中の建築物は都市計画法及び建築基準法によって何らかの形態規制を受けていますが、その一つが建物の高さ制限。問題意識のないところでは普通第1種低層住居専用地域に10mか12mの高さ制限があるだけで、そのほかの用途地域には、自治体によって「高度地区」が指定されているところもありますが、ほとんどは道路斜線や北側斜線といった隣地の日照確保のための制限のみ。高さについてはほとんど規制されることはありませんから、建蔽率・容積率の範囲内なら何階でも建ってしまいます。かくして、わが国の街並み、特にスカイラインは凸凹でファサードも支離滅裂、1軒家の隣に10階建てのマンションが平気で建ってしまい、下手をすると近隣住民の反発を買ってトラブルに発展することになってしまいます。何故わが国の都市計画は高さ制限に無頓着だったのでしょうか。一般的には、経済発展を重視する余り、建設業界の意欲をそぎ落とす規制の強化よりもむしろ緩和が是とされ、また、土地という私有財産の保護が、街並みという公共財産の保護以上に守られてきたからと言われていますが、そもそも、街並みを公共の財産と捉える考え方が存在するのかということを疑いたくなってしまいます。そんな中、近年、「建物の絶対高さ制限」を導入する自治体が増えています。多摩地域では、工場跡地のマンション開発に伴う近隣紛争に悩んでいた府中市が先駆けて導入したことで知られていますが、現在、多摩市でも住居系用途地域に建物の絶対高さの導入が検討されています。後を絶たないマンショントラブルに業を煮やした防衛策ですが、ちょっと遅くない?という意地悪な見方はさておき、こうした行政の前向きな問題提起が、公共財産としての街並みについて考えるきっかけになるといいなと思います。言うまでもありませんが、高さを規制すれば美しい街並みができるというわけではないので注意が必要です。ちなみにタイトルに使った「僕のおうちも景色の一部」という標語は、観光振興のために美しい風景を育てようとする交通公社の呼び掛けに応募した小学生が一等賞をとった作品だそうです(風景からの街づくり/中村良夫著)。とっても気に入っています。 *写真は10年前に旅した南フランスのミディ運河から見た小さな集落の遠景。この町で朝食をとったんですが、遠景も美しいけど、街なかもなかなかのものでした。この街には恐らく数値規制はないはずです。
2008/02/22
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街づくりの規制誘導項目の一つにこの「壁面のセットバック」というのがありますが、どういうことかというと、街には道路がありますね。あらゆる建物はこの道路に接して建てられるわけですが、その建物の壁の位置を道路から○メートル以上後退させなさいという規制がこの「壁面のセットバック」です。わが国では地区計画の内容に馬鹿の一つ覚えのようにこれが盛り込まれますが、いつも思うのはセットバックすることが重要なのではなく、セットバックして生み出された空間をどう使うかということなのにも関わらず、規制する方も規制される方もただ数値規制を守っていればお咎め無と決め込んでいる事例が圧倒的に多いような気がします。どうもわが国の街づくりの場合、数値規制の裏側に意図されている本質をなおざりにしたまま、数値を守っていればそれでよしとする風潮が強く、したがって街並みは決して豊かになっていきません。先日仕事で久々に鈴木さんと一緒になって、彼のアメリカでの経験を色々と聞く機会があったのですが、面白いなと思ったのは、アメリカでは、ダウンタウンの街づくり、つまり中心市街地の再生ですね。最近はセットバックを義務付けるのではなく、セットバックしないことを義務付けることが多くなっているという話です。無闇なセットバックは通りの賑わいを阻害することが多いという検証結果に基づいているようですが、さもありなんと思いました。彼の話を聞いていてつくづく感じたのは、街が抱えている問題や課題について、関係するデベロッパー、経営者、住民、行政に、真剣に取り組んでいる人がいるかいないかという、そもそものところの問題意識の違いが、街づくりの成否を大きく左右するということでした。これは結構大きな課題です。 *写真は壁面のセットバックによって生み出されたオープンカフェ(国立駅前)
2008/02/20
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多摩ニュータウンで話題の「諏訪二丁目団地の建替え」の話。約1年前、東京都が一団地の住宅施設「多摩ニュータウン多摩第1団地の住宅施設」(約48.3ha、約2,930 戸)を廃止する都市計画を決定し、同時に、多摩市によって、より多様な側面から居住環境を規制・誘導できる地区計画が都市計画決定されました。都市計画を廃止するという都市計画はあまり例がないんですが、どうやらその理由は、諏訪二丁目団地の建替えの推進にあるようです。この「多摩ニュータウン多摩第一団地の住宅施設」内には、多摩ニュータウン初の公団分譲で、現在建て替え計画が進行中の諏訪二丁目団地があることで知られていますが、一団地の住宅施設として都市計画決定されているエリア内の建替えは、そのエリア内の方々の合意が必要になるだけではなく、建替えのたびにいちいち一団地の住宅施設という都市計画の変更手続きを踏まなければならないんですね。一般的に都市計画の変更は地元自治体の議決を経て、東京都の承認が必要になるため、少なく見積もっても3年は要します。はっきり言ってやってらんないわけです。まー、そのぐらい重みのある決定ということでもあるわけですが、しかし範囲が広過ぎると今回のような一つの団地管理組合が建替えようと思っても、にっちもさっちも行かない。ということで、一団地の都市計画施設という都市計画が廃止されたというわけなんですね。廃止の条件として、地区の住環境に関して細かく規制・誘導の方針を定めた地区計画を策定することが前提となっています。諏訪二丁目団地は、面積約6.4 ha、5階建て住棟が23棟、計640戸。正確な人口は分かりませんが、1世帯あたりの家族数を2.5人として約1600人という計算になるわが国有数の大規模団地で、昨年の3月26日の臨時総会で「一括建替えを基調とする」建替えが議決されました。きっと多くの住民の思いと、その思いを実現しようとする関係者の思いが一つになって建替えという一大事業の実施を意思決定したのだと思いますが、高齢者が多いといわれる諏訪二丁目団地にお住まいの多くの入居者のみなさんが、数年はかかると思われる建替え後に、しみじみと「良かったね」と語り合えるハッピーエンドを迎えられることを願うばかりです。 *写真は青々とした芝生に映える諏訪二丁目団地
2008/02/18
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先日、当社(といっても6畳一間)に多摩市の街づくり担当課の方々がおいでになり、多摩市の今後の住民主体の街づくりをどのようにして活性化できるか、その方策について相談がありました。街づくり条例が施行されてこの春で丸2年になるわけですが、いまだに街づくり団体の登録が1件もないのでどうしたものかと現状を憂いての相談でした。条例は出来たものの、この条例を使って何かやろうとする団体が現れないんですね。なかなか難しい話です。街づくり条例自体はあくまでも道具ですから、それを使うか使わないか、どう使うかは住民の判断です。つくった側としては活用してほしいと思うのは当然ですが、問題意識のないところに行動は起こりようがありませんし、問題があったとしても、人の前に出てみんなを引っ張っていくのも結構しんどいものです。そもそも、多摩ニュータウンは計画的に造られた街なので、街づくりの必要性を感じてない、あるいは、問題があればその問題を解決するのは、街を造った側の仕事でしょ、と割り切っている住民の方の方がもしかしたら多いのかもしれません。それを否定するつもりはありませんし、僅か2時間足らずの話し合いで結論が出るはずもありませんが、いずれにしても問題が顕在化してからでは手遅れになる場合が多い住宅・都市問題。病気と同じで早期発見早期治療に越したことはありません。無理やり問題を作る必要はありませんが、日頃から少し自分の暮らす街のことを気にかけ、想像力をたくましくし、自分に何が出来るのかなと思いを馳せてみる。そんな方々が少しづつでも増えていくといいなと思います。
2008/02/14
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ミレニアムシティという夢の街・地域づくりの実現に東奔西走しているNPO法人があります。 その団体の理事長は小野加瑞輝さんといって、建築家でもある都市計画プランナー。実は古くからの知人で、僕が以前勤めていた会社のボスが、彼が勤めていた会社のボスと大学が同じ、しかも同級生ということで、それぞれが都市計画コンサルタントを設立。それぞれの会社に就職した僕たち二人は、時々一緒に仕事をする機会がありはしましたが、一緒に飲んだりすることもなく、僕が今から15年前に、彼が12年前に独立してから賀詞交換ぐらいの付き合いが細々と続いてただけでした。そんな中、昨年末に何かのきっかけで「ぶらっと」というブログによる地域ネットワークに参加する機会を得て、色んなジャンルの方々の書き込みを斜め読みしていると、小野さんのコメントが目に飛び込んできます。そこで彼が地道にワークショップを続けつつ、あちこちでミレニアムシティを完成させつつあることを知るわけですが、第六感という奴でしょうか、何かピンと来るものがあり、ブログに「お久しぶりです」と書き込んだところ、久々に多摩に遊びに来たいと相成り、昨日わざわざ多摩まで足を運んでくれたのでした。ピンと来たものについてはまだ公表出来る段階にありませんが、彼がこれまで10年間実践してきた経験が大いに力になるのではないかという僕の予感は、小野さんが描いている夢とこれまで取り組んできたことと、富永さんと僕が考えている夢をぶつけ合うことで一気に融合し、何か新たな価値が生まれそうな可能性へと膨らんでいったのでした。これから何がどう動き出すか楽しみです。 *写真はミレニアムシティの第一号「くりもとミレニアムシティ」に建てられたグラスハウス
2008/02/08
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一昨日の午後は夢見隊2号プロジェクト現場のガス漏れ騒動で一時慌てましたが、東京ガスのガス漏れ処理班の迅速な対応によって無事問題が解決し胸をなでおろしているところです。しかし、対応の速さには驚きました。電話で状況を報告してから、計ってはいませんが1時間ぐらいで現場に駆けつけてくれたのではないでしょうか。下手をすると人命にも関係するだけに、ここでのんびり構えられてはたまったものではありませんが、改めて東京ガスの仕事振りに敬服です。振り返ってみると、今回色々な偶然が功を奏しました。まずデザインスタジオのKさんが久しぶりに現場に足を運んでくれたこと。そしてたまたま家から外に出たSさんがKさんとばったり出会ったこと。そして何かガス臭いとSさんがKさんに情報をしっかり伝えてくれたこと。外構工事でたまたまガス漏れ付近の土を削ったこと。それらが連動して大事故になる前に問題が解決できたわけです。色々情報を手繰ってみると、もう1月ぐらい前から何かガス臭いと感じていた方もおられたようです。まさかということでそのままになっていたようですが、人間のちょっとした疑念、不安って侮れないなと思いました。ガス漏れ箇所のすぐ隣に、子どもたちがみんなでつくったという3体の雪だるまのうちの1体があったのは、何かを暗示していたのかもしれません。ものづくり、ましてや人間が暮らす街や家づくりにあって油断は大敵です。 *写真はその雪だるまです。手前の一番大きな雪だるまのすぐ左側が現場です。
2008/02/07
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昨日は大変な一日でした。8:30に夢見隊2号プロジェクトの現場で、外構の仕上げについて職人さんと打ち合わせ。しばらく工事の様子を眺めながら順調に進んでいることを確認。夕方また来ますと一旦自宅に引き上げて他の仕事に手を付け始めていたららKさんから電話がありました。「宇野さん、今現場にいるんですが、たまたまSさんの奥さんとばったり会ったところ、ガス臭いって言う話なんです。確かに臭います。」「定かじゃありませんが、玄関右手の駐輪場予定地辺りかな?」これは一大事です。直感的に駐輪場の土取りの時にガス管に傷を付けたかと思いましたが、取り急ぎ管がどこに埋まっているかを確認するため、岡建工事の久松さんに問い合わせたところ、ガス管は東京ガスの下請けのライクスという会社が施行してますという話。早速そこに問い合わせると、図面をすぐに送りますが、まず東京ガスにガス漏れ検査をお願いした方が良いということで、東京ガスに電話したところすぐ検査に来てくれるといいます。Kさんにその旨伝え、先方と電話でやり取りしてもらい、しばらくして僕も現地に移動。着いたときには既に検査部隊が漏れている箇所を突き止め、土を掘り返して管の取り替え工事中でした。取り替えられた管を見せてもらいましたが、何か鋭利な釘のようなもので突いたと思われる、よく見ないと分からないぐらいの小さな傷が付いています。量は僅かですが、どうやらだいぶ前から漏れていたようで、駐輪場の土取りによって地中に滞っていたガスが、一気に地上に放出されたことから臭いが強く分かるようになったのではないかという話です。無事工事は終わり問題は解決しましたが、外構を仕上げる前に発見できて何よりでした。あのまま気がつかづにいたらと思うとぞっとします。というのは僕以上に居住者の方々です。みなさん心配をお掛けしました。 *写真はガス管取り替え工事中の様子
2008/02/06
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先日、ヴィレッジ浄瑠璃6にお住まいのWさんのお宅に、注文していた桧の座卓が届いたという知らせがあり、早速拝見させていただきました。左の写真がそれです。制作してくれたのは以前紹介したことのある、あきる野市で東京の木の普及に努めている「沖倉製材所」です。製材所が家具制作?と思われるかもしれませんが、製材所であるが故に原木市場に顔が利き、良い木が安く手に入るわけで、したがって家具の制作をしていること自体、そんなに不思議な話ではありません。Wさんのお宅に届いた座卓は、昨年末入居されたときに、Wさんから「座卓がほしいんだけど、安くて質の良いものがなかなかないんだよね。どこかいいとこ知らない?」という相談があり、であれば沖倉製材所を訪ねてみたらどうですかと紹介、新年早々に沖倉製材所を訪ねられたところ、丁度製作中の手ごろな大きさの天板があり、値段を聞いて即決されたのでした。ここで値段を言えないのが残念ですが恐らく破格です。しかも社長自ら運搬してくれて送料はサービスときます。何でも今年一番のお客だからということですが、沖倉さんの太っ腹に感謝です。ところでこの座卓、脚と分離できるようになっていて、テーブル用の脚さえあれば、必要に応じてテーブルにも使えるという優れもの。興味のある方は一度訪ねてみてはいかがでしょうか?沖倉製材所のホームページはこちらです。http://www.okikura.co.jp/
2008/02/05
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我が家のリビングから見える富士山です。我が家と言っても借家ですが…。先日、いつになくくっきりはっきり見えたので写真におさめてみました。実は我が家の西側には「若宮八幡社」という小さな神社があって、以前からこの方角に富士山が見えることは知っていたんですが、これまで御神木として植えられていたと思われる杉が邪魔してほとんど見えませんでした。ところが、昨年末のいつごろだったでしょうか?それが何故か枯れちゃって、しばらく立ち枯れたまま放置されていたんですが、ある日ばっさり切り倒されてしまいました。そのお蔭ですっかり見通しがよくなり、富士山がばっちり拝めるようになったというわけです。杉が枯れちゃった理由はよく分かりませんが、神社にとっては縁起でもない話も、我が家にとってはラッキーです。不幸中の幸いとはこのようなことを言うのでしょうか?そんなこと言ってると神様に祟られるかな。空気が乾燥したよく晴れた日の朝は、朝日を受けた富士山がこのように美しい姿を見せてくれます。
2008/02/04
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今朝起きたら一面の銀世界でした。雪が降ると童心が蘇えるのかやっぱり心が躍ります。この気持ちは止めようがありません。現時点(am9:30)の連光寺は既に5,6センチ(目測)に達しています。天気予報によるとこのまま降り続き、15センチぐらいになるとのこと。アミノバイタルで予定されていた「キッズサッカーフェスティバル」は中止。練習も中止。久しぶりにまったりした週末になりそうです。といきたいところですが、月曜日に提出を求められているNPO法人多摩サッカー協会の「「H19年度ジュニア育成地域推進事業」の報告書をまとめなければ…。しかし、雪景色は綺麗です。ちょっと大げさな話に聞こえるかもしれませんが、建築自由が当たり前のこの国の街はいろんな様式、いろんな色や形の建築が氾濫していてとりとめがありません。普段見慣れていて、それが当たり前と半ばあきらめているこの景色が、雪という自然現象によってあっという間に白一色に統一される。非常にシンプルです。だから綺麗と感じるのかな。普段どうしようもないと思っている景色も、この日だけは違って見えるから不思議です。緑(植物)もそうです。緑と言っても微妙に色合いは異なりますが、緑色という色調で景色が包まれると不細工な建物の集合体である街並みも、何故か多少は様になる。そこで感じるのは、雪にしても緑にしてもやはり自然の力の大きさです。僕たち人間は一人一人異なる個性を持ち合わせていて、その個性を表現することに時に一生懸命になるときがありますが、雪や緑という自然現象を目の当たりにするとき、ふと人間が謙虚であることの意味を考えさせられてしまいます。
2008/02/03
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昨年の暮れになりますが『The Japan Journal』という雑誌から、夢見隊の活動を紹介したいということで、プロジェクトの建築を担当してくれた首都大学東京教授の小林さんと一緒に取材を受けました。失礼ですがそんな雑誌これまでに聞いたことも見たこともなく、最初話があったときには「はぁー!?」という感じだったんですが、ここを見てくれと紹介されたジャパンジャーナルのホームページを見て分かりました。2004年創刊。英語、中国語、スペイン語で発行されている、日本を紹介するための雑誌のようです。以下HPより転載英語、中国語並びにスペイン語による月刊誌『The Japan Journal 』は2004年春の創刊以来、時々刻々と変化する日本の動向、「顔の見える日本」を紹介し、世界各国との相互理解の増進に努めております。 日本の政治、政策、産業経済、社会文化、科学技術などの分野から海外向け情報発信にふさわしいその時々のテーマを選定し、世界に日本の現状と展望を紹介することを目的と致しております。各テーマにつきましては内外トップクラスの執筆陣による的確な分析に基づいた信頼性の高い記事を紹介しております。 The Japan Journal 誌は、日本政府並びに政府関係機関、民間企業などにより、世界各国の政府および政府関係機関、主要国際機関、報道機関、オピニオンリーダー、有識者、日本研究者、大学、図書館、さらには大使館をはじめとする海外駐在機関などに直接配布され、世界191ヶ国・地域で読まれています。こんな高尚な雑誌が、多摩ニュータウンで細々と活動している夢見隊の活動にスポットを当てて下さるなんて、どういう風の吹き回しか分かりませんが、ただただ感謝です。先日取材してくださった記者の千葉さんから、記事がまとまってURL(電子図書)にアップされたとの連絡があり、早速見てみました。当然全部英語で正確には分かりませんが、わが国におけるコーポラティブ住宅の社会的な背景、意義、ニュータウンが抱える構造的な問題、夢見隊のコーポラティブ住宅のコンセプト、その可能性などについて丁寧に紹介されているようです。多分…。千葉さんありがとうございました。興味のある方はここをご覧ください。夢見隊の紹介は16~17ページです。http://www.gov-online.go.jp/eng/publicity/book/hlj/arti20071201.html
2008/02/01
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