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2006年01月20日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 今日は幼稚園のPTA連合会の研修会のひとつとして

『アドラー博士が教える「失敗に負けない子供に育てる方法」』
心理セラピストの 星 一郎先生の講演会に参加しました。

今日の講演のお話しと同じ文章を見つけたので抜粋してみました。
ちょっと長いのですが、
興味のある方、是非読んでみてください。

臨床心理学を専門にしている立場からみると、いい子の方がむしろ心配である。真面目に見えてすごくがんばっている子が、発達のある段階で突然キレテしまうということが、最近しばしば見受けられる。無理していい子を演じているようなのを「過剰適応症候群」というが、親や教師は見かけの「いい子」にまどわされないようにしたい。勉強にあきたとかもうしたくないと言う「困った子」の方が、実はこころの健康度は高い。

  では、その見分け方だが、「自己肯定観」をもっている子、すなわち自分のことが好きな子ならば、まず心配ない。時間をかけて指導すれば、必ずゆっくり花開いていく。

  治療現場では、有名校をドロップアウトし心の問題を抱えている子の方が、普通の学校の子に比べ、はるかに治しにくい。そういう子どもの共通項は勉強のみを得意としている子どもである。勉強だけで自分を支えてきた人は、一等賞がとれないと何も自信がなくなってしまう。そもそも、一生ずっと競争に勝ち続けるなどということは、できる訳ないのだ。



  では、子どものやる気を引き出すためには、具体的にどうしたらよいか。上手なコミュニケーション・スキルのとり方を挙げてみよう。


「たら菌」がはびこる家庭。幻のわが子を作らないで!
 この家に生まれて、しあわせだとなぜ言えないのでしょうか。京都にも「たら菌」がはびこっているかもしれないと、私は見ています。もしそうなら、駆除しなければなりません(笑)
 「たら菌」というのは、もう少しこうしてくれ「たら」、早く起きてくれ「たら」と、つい「たら」をつけてしまうお母さんにはびこってしまう菌です。理想のわが子、幻のわが子を思い描き、つい現実のわが子を叱ってしまう。
 「理想の子供ー現実の子供」という引き算をすると、答えは必ずマイナスになってしまう。そのため、わが子の欠点ばかりが目につくようになってしまいます。こうなると、「わが子」の方もやる気をなくしてしまいかねないでしょう。
 目の前の子のいいところを見つけて、魔法の言葉をかけてやるのです。たとえば、子供が「おなかがすいた」と言って、すぐ食べることを訴えたとしましょう。その時「何か作るから、10分だけがまんしよう」ともちかけます。そして、10分後におにぎりと簡単なおかずを用意し、ニコニコして「よくがまんできたね!」と言ってあげます。すると、子供は、「がまんした」という体験を、親に評価されたことになります。喜んでもらえたという経験ができるのです。この積み重ねが、我慢のできる子を育てるわけです。

「生まれてきてよかったね」といえる親に!
 ところで私は、不登校の親の会というのをやっています。そこの親御さんたちは、みんなどこかで自分が世界一不幸だと思っている部分があります。ところが、小5の女の子を小児がんで亡くしてしまった、ある親御さんが、「生きているわが子を持っているあなた方がうらやましい」と発言しました。その子供は3ケ月しか持たないと言われて入院し、いつも寝ている状態でした。親が寝ているわが子の顔の上に手をかざし、寝息を確かめる。その時、「生きていた」と思ってホッとするのだそうです。子供が元気で生きている。それが、最大の喜びなのですから。「だから、皆さん、しあわせじゃないですか」と、その親御さんは言うのです。
 赤ちゃんを産んだ時、先生に「京大に入れる顔をしていますか?」と聞かなかったはずですね。「五体満足で元気に泣いているよ!」そう言って喜んだのではないでしょうか。キムタクの顔をしていなくても(笑)、生まれてきただけで、喜んだのではないでしょうか。
 その子が生きていることを喜ぶ気持ち、生まれてきて良かったと思う気持ち。それが大切です。実は、教育の原点はここにあるのです。お母さんが、スローガンとしてではなく、いのちの大切さを子供に伝えること。それが十分に伝われば、子供は自分を愛するきっかけをつかむことができます。

「いい子だね」より行動をホメる魔法の言葉を

 まず、子供の良いところを見つけ、魔法の言葉をかけてあげるところから始めます。例えば、前回テストで50点を取ってきた子供が今回80点だったとします。
 お母さんから「よかったね」と言われれば、子供は30点も良くなったという満足感が得られます。しかし、その後、「クラスの平均点は何点?90点だったの?もっとがんばりなさい」と言ったとします。
 こうなると、子供は他者と比較され、30点も伸びたことを評価されずにがっかりしてしまうことでしょう。
 また、子供がのろのろしている時、つい「早くしなさい」と言ってしまいがちです。これも「どうせ自分はのろまなのだから、仕方ない」と、子供が自分にダメな子のレッテルをはってしまうことになりかねません。
 では、早くできたら、何と声掛けしますか? もしも、「あら、珍しい!あした雪でも降るんじゃないかしら?」などといったら、子供のやる気は台無しです。こんな時は「早くやれたね」と現実の子供の良いところをすぐに認めてあげることが大切です。

 ある小学校3年生の子供は、廊下のゴミを拾って、先生に「いい子だね」とほめられました。すると、その子は、ゴミをみつけては、先生のところに行き、報告するようになるという「副作用」が表れてしまいました(笑)この場合、「ゴミを拾ってくれていい子だね」という人格の評価を先生がしていることになります。
 だから、その子は、「いい子」「悪い子」という人格の評価を求めるようになってしまったのです。しまいには、学校中のゴミを拾って歩き、あげくに自分でティッシュを落としてそれを拾い、先生のところに持って行くようになりました。
 逆に、「ゴミを拾ってくれて、嬉しかったよ」と言ってあげれば、その子の行いを評価することになります。すると、子供は自然にゴミを拾うように心が向いていくはずです。
 「いけません。ダメです」も、問題のある言葉でしょう。例えば、テレビばかりを見ている子供に頭ごなしに「ダメ」というのではなく、「テレビばかり見ていないで、一緒にトランプでもしない?」と提案してみてはいかがでしょう?「そうしないで、こうしたらどう?」というふうに、批判だけでなく代替案を出してみるわけです。ただし、「トランプ」ではなく、「勉強を」と言ってしまったら、効果がなくなります。

「I」メッセージなら子供は理解するものです
 「I」メッセージと「YOU」メッセージというのがあります。「I」メッセージというのは、「私は~~だと思うよ。あなたはどう思う?」といういい方です。
 一方、「YOU」メッセージは、「あなたは~~ね。だから、私も~~するんだ」といった流れです。これは、何でもあなたのせいにしてしまい、本来の自分のメッセージが表れてきません。
 ゴミを拾う小学生のケースは、この「YOU」メッセージの例です。「ゴミを拾ってあなたはいい子だね」とほめてしまっています。これでは、ほめて欲しがる、依存性の強い子供になりかねません。むしろ「先生は嬉しかったよ」といった「I」メッセージを与え、行いを評価すると良いでしょう。
 こうした評価で人の役に立つ人間だという意識が持てます。この意識に支えられて、自分への信頼が高まり、自信が生まれます。自分もちょっぴりでも人の役に立てると思った時、その子は自分のことが好きになれるのではないでしょうか。

奉仕の義務化は大切な自発性を育てない
 奉仕を義務化するという教育改革がありますが、これは、「自発性」という点から見ると、問題が出そうです。むしろ今の子供は、自発的に決めたことはやるという良いところがあります。
 ですからお手伝いなども、自発的にした時には「助かったよ」「有り難う」「嬉しかったよ」など、「I」メッセージで伝えますと、子供は家族のためにもっと貢献したいと思うようになるのではないでしょうか。
 親は子供に「I」メッセージで行いをほめてあげ、個人の中の成長を他と比較することなく、認めてあげるようにしたいものです。


今日の先生のお話の中で
何度か、涙がこぼれてきました。

ひとつは、
お子様の顔に手を当てているお母さんのお話です。

夢人の保育器の中に手を入れながら
たとえどんな状態であってもいいから
生きて欲しいと願っていた気持ちと重なりました。

アユムがお腹にやってきてくれたとき、
無事生まれてきてくれた日の事、
元気に生まれてきてくれてありがとう、
そして、元気に生きてくれてありがとう...を
毎日の生活の中でちょっと、薄れてしまっていました。

最後の質問のコーナーで
転勤族の子供へのアドバイスなんかを聞かれていたのですが、
単身赴任より転勤族の方がいい...と
言われていたので、

私も思い切って手を上げて聞きました。
単身赴任族の場合は...って。

単身赴任族で失敗するのは
母親が父親役もしようとがんばる事だ!と
そう言われました。
思わず涙がでました。
そう、がんばらなくてもいい。
私はパパではない、お母さんなんだから...。
勇気付けられる言葉でした。

今日の話、すぐに何もかも実践なんて出来ないけど、
でも、
ちょっと、子育てが楽しそうに思える講演でした。

参加してよかったです。







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最終更新日  2006年01月20日 23時28分23秒
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