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2006年03月08日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「誕生死」 とは
流産・死産・新生児死などを指し、
たとえおなかの中で亡くなったいのちでも、
出生後どんなに早く亡くなったいのちでも、
私たちの子どもは、確かにこの世に誕生したのだという思いを込めた、
造語です。

今から2年ほど前の2003年11月に京都での
誕生死のシンポジウムに参加した事があります。

『誕生死』著者の、流産・死産体験者の話、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院周産期センター・橋本洋子氏(臨床心理士)、宮崎神経科嵯峨病院・田中啓一院長による講演、フリーディスカッションなどが行われました。


ただ、経験した人たちが集まって、
自分達の思いを話すセミナーではなく、

医療関係の人たちにも参加するようなセミナーの内容でした。

そして、ネットで申し込みをし、
すぐに、私は

あの、夢人の時の担当医、産婦人科の教授あてにメールで
このようなセミナーがあることを伝えました。

最後の話し合い以来、会うこともなければ、
こうして、メールアドレスを探してまで話す事はありませんでした。

是非、先生に子供を亡くした後病室での孤独、
病院を退院してからの子供のいない母の気持ち、

また、病院でのケアの事についてもしってもらいたく、

指導する立場の教授として、
京都でこのようなセミナーがあると言う事を
医師だけではなく、看護師、助産師さんたちにも
伝えて欲しいと、メールしました。



その教授から返事が来ました。

そして、その日は学会があるが、
京都駅に○時に着くので、遅れてでも行かせてもらう...との事でした。

そして、
その誕生死セミナーの著者のMさんにも
大学病院の医師も参加してくれることを伝えると、

医療関係者の男性の方から出席があって、
びっくりされている所でした。

その当日200人というたくさんの人が参加されていました。
休憩を挟んでその医師を探すと、
大きなかばんを横に置き、座られていました。

3年ぶりに見る顔、
あの時の事が甦ってきました。
いろんな思いが、私の体の中でいっぱいになりました。

勇気をだして、今日来てくださったことの御礼をいいに
近寄りました。

そして、横に座わるように勧められ
後半はずっと隣に座って、セミナーを聞いていました。

そして、いろいろと話しをしました。
夢人がどうして亡くなったことではありません。

私が病院を退院してからの今日までの気持ち、
次への妊娠の不安、
そして、病院選び、医師選び、
出産への不安がどれほどだったかを話しました。

教授は
「どうして、次もうちの病院へ来なかったんだ~」と
苦笑いされた顔は今で忘れられません。

先端医療を求める医師と、
心のケアを望む患者とはなかなか、話しは交わる事はありませんでした。

でも、あの時勇気を出してメールをし、
そして、会って話しが出来た事はよかったんだと思っています。
ひと区切りついて
また、新しい一歩を歩き出したそんな一日でした。


あの日、教授と話しをしている時に
たくさんの看護師さんたちが教授の傍に来られました。
ある看護学校の教授も来られ、

『どうして、先生がここに~、先生も変わったわね~」

と言われていました。

歩夢が生後10日間保育器に入った
小児科の看護師さんにも会うことができました。

教授がこのセミナーに参加されたことで、
患者さんの気持ちに寄り添う、
そんな先生になっておられる事を願っているのですが...。

誕生死の著者の方も何人か来られていました。
夢人を亡くして、まだ日が浅い頃、
ネットのなかでだけど、メールで話したり、
メーリングリストで気持ちを聞いてもらった
思い出の人たちです。

もう、しばらくネットででも話す事がなくなっていましたが、
はじめて会うことが出来て、
初めてなのに、久しぶりに再会したような、
不思議な気持ちでした。


一昨日の日記に教授の話を書いて、
この誕生死のセミナーでの出来事を思い出して
書いてみました。

誕生死した、子供達が
お空では苦しむことなく、
楽しく過ごしていますように...。









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最終更新日  2006年03月08日 23時33分19秒
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変わっているといいね  
ワザワザ聞きに来てくれたんだね。何か思うところあったのかもね。
そしてその変化が今も続いているといいね。だって同業者の方に「先生、変わったね~」って言われたくらいなんだから。
医療は「医療行為」だけで終わる事はないんだよね・・・。
その事をどれほどの人がキチンと理解をしているのか・・・。疑問だね・・・。
そこが分かっているのなら、起こらない訴訟も多いと思うんだけどな・・・。 (2006年03月08日 23時40分46秒)

Re:誕生死シンポジウムで(03/08)  
つーじいさん、行動力あるね~。
でもその教授も今回来てくれた事で何か変わってくれるといいですね。
その場所に来ているということがもう変わり始めていることかもしれないね。

(2006年03月09日 08時01分15秒)

Re:誕生死シンポジウムで(03/08)  
桃まま1253  さん
いい出来事でしたね。
患者さんの心に寄り添えるお医者さんが増えていき、患者側と医療側の壁がどんどん低くなっていけばいいなと思う今日この頃。
つーじいさんの行動は、大きな意味があったと思います。 (2006年03月09日 21時19分30秒)

つーちゃん  
つーちゃんのがんばりに感動しました。

乗り越えていくって
そういうことなんだなぁ・・・
ってわかりました。

その教授?!
昨日の日記の件が気になるね。 (2006年03月09日 22時43分02秒)

Re:誕生死シンポジウムで(03/08)  
つーじいさんと先生がその後こうやって会話できたのも、つーじいさんが勇気を出して先生にメールしたからやね。

先生がこのシンポで見聞きしたことが、
今後の医療に生かされているといいね。 (2006年03月10日 00時36分51秒)

Re:変わっているといいね(03/08)  
つーじい  さん
ぶろっこり~さん
>そこが分かっているのなら、起こらない訴訟も多いと思うんだけどな・・・。

そうだと思う。
誰も訴訟なんか起こしたくない。
納得できる医療を受けたか、どうかだと思う。

今、こっちでは白い巨塔の再放送していて、
また、違った見方で今回
医療裁判見ています。


(2006年03月11日 21時24分24秒)

Re[1]:誕生死シンポジウムで(03/08)  
つーじい  さん
はじはじ33さん
>つーじいさん、行動力あるね~。

今から思えば、すごい興同僚管と思うんだけど、
でも、きっと
夢人が背中を押してくれてたんだと思う。
何をしても夢人は戻ってこない事はわかってるけど、
でも、この経験を医師たちに伝える事も
私の役目のような気がしています。
(2006年03月11日 21時26分18秒)

Re[1]:誕生死シンポジウムで(03/08)  
つーじい  さん
桃まま1253さん
>いい出来事でしたね。
>患者さんの心に寄り添えるお医者さんが増えていき、患者側と医療側の壁がどんどん低くなっていけばいいなと思う今日この頃。

ほんと、そう思います。
その為には、医師を育てるトップが
意識を替えなければ、
絶対に変わらないと思っています。
そんな、内容をメールした記憶があります。

少しでも、あの周産期外来、病棟が
変わってきている事を望みます。
(2006年03月11日 21時28分09秒)

Re:つーちゃん(03/08)  
つーじい  さん
ひまわりぽやさん
>つーちゃんのがんばりに感動しました。

ありがとう。
>乗り越えていくって
>そういうことなんだなぁ・・・
>ってわかりました。

あの悲しみから、乗り越える事はないと
思っていたけど、
こうして、すこしづつ
何かを乗り越え歩いているんだと思います。
そのために、
たくさんの人の励ましや支えがあって、
こうして、ぽやちゃんにも
行ってもらえる事で、
一歩一歩歩いていけてるんだと思います。
いつもありがとう。

>その教授?!
>昨日の日記の件が気になるね。

そう???なんだよね。 (2006年03月11日 21時30分36秒)

Re[1]:誕生死シンポジウムで(03/08)  
つーじい  さん
くまぴょんの妻さん
>先生がこのシンポで見聞きしたことが、
>今後の医療に生かされているといいね。

そう、そこなんだけど、
でも、あの教授誕生死という言葉の意味を感じ、
臨床医の話を聞いたことで、
少しでも、患者の気持ちに寄り添う事が
その後の、心の回復を左右するかを
理解してくれている事を、
そして、また若い医師や看護師、助産師たちに
伝えてくれている事を望んでいます。
(2006年03月11日 21時33分21秒)

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