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2010年08月17日
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猛スピードで母は


猛スピードで母は    ←文庫


芥川賞受賞作なので、一時期どの本屋さんでも平積みになってたっけ。
単行本の表紙のインパクトもあり、すごく気にはなっていたのだけど、
そういう話題作はその時にはまず読まないので(天邪鬼?)
そのまま忘れてた。
この著者は、『タンノイのエジンバラ』を読んだことがあったな。


タンノイのエジンバラ


で、『猛スピードで母は』。
タイトルと、表紙の絵から、もっとブッ飛んだお母さんが主人公なのかと思ったら

確かに普通のお母さんらしいお母さんとはだいぶ違ってはいたけれど。
なんというか、自分の子供をいかにも子供!って感じに扱わない母親。
ちょっと離れて見てる感じというのかな。
自分の母親がこうだったらちょっと寂しかったろうなとは思うけど、
自分がもし母親になったら、彼女に近い部分もあるかななんて思ってみたり。
(と言いつつ、案外世話焼きなのできっとならない)


もうひとつの収録作品『サイドカーに犬』もだけど、
淡々と描かれてます。
前に読んだ『タンノイ~』もそうだったような気が。
この著者の持ち味なのかな、それが。
で、正直、あ、こういうのが芥川賞を受賞するのかーって思った。

もっと、ドラマチックな感じの作品が受賞するものなんだと思ってたので。
我ながら単純だ。(笑)


とても淡々とさらっとしていながらも、
きちんと人間描写、心理描写はなされてる感じがする。
書き過ぎない、というのかな?



「・・・な感じ」ばっかり書いてる自分がアホみたいで情けないけれど(苦笑)、
結構上がり下がりのある作品を読みたいときにはやや物足りないものの、
(実は、今はそういうのが読みたい気分)
読後感も爽やかでなかなか素敵な作品だったかなと思います。


・・・小学生の読書感想文よりヘタだな、だめだこりゃ





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最終更新日  2010年08月17日 21時01分45秒
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