タイムラプス動画撮影の話(SONY NEX5T )

星空のタイムラプス動画 を撮影しまくっていますが、
撮影に際しいろいろな道具や技術が必要になるので、その辺りをまとめて書きます。

いつも使用しているカメラは SONY NEX5Tで、16mmレンズに、空を広く撮りたいので、
フィッシュアイ(魚眼)のコンバージョンレンズを装着して撮影しています。

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sony NEX5T
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sony 16mm f2.8
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sony フィッシュアイコンバーター
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タイムラプス動画は動画を撮影するわけではなく、
1枚ずつ時間をずらして撮影した写真を、撮影した分だけPCへ取り込み
動画編集ソフトを使って制作します。
(例えば1枚毎の写真を1秒表示する、それを撮影した写真分繰り返す、パラパラ漫画の要領。)
(10枚の写真があれば1枚1秒で制作すると10秒の動画になる。)
※カメラによっては撮影した写真をタイムラプス動画にしてくれる機能を持ったものもあります。

タイムラプス撮影を行うには、一定間隔でシャッターを切らなければなりません。
となると、インターバル設定ができるシャッターリモコン が必要になるわけですが、
SONY NEX5Tには、いろいろ探しても使用できるシャッターリモコンが見つかりません。
しかし、タイムラプス撮影の設定ができるアプリケーションがあります。

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SONY カメラアプリケーション ダウンロードサービス

使用しているカメラ NEX5T では選択肢はこれしか無いですので、これを使っています。

いつもだいたい思い通りの写真は撮れていますが、ISO、シャッタースピード、絞り値、
などなどの設定にはいまだに「これ」といった自分が納得する基準はなく、毎回試行錯誤です。
まぁ撮るたびに、もっと綺麗にとか新しいことを試したいとか考えるからなんでしょうけど。

カメラを購入してから10年ほど経ちますので、正直新しいカメラに変えたい気持ちはあります。
しかし、このカメラの、このアプリを、まだまだ使いきれていないことを撮影のたびに
思い知らされているので、まだしばらくはこのまま使い続けるでしょう。

アプリの使い勝手については、ちょっと反応が遅いとか、操作の仕方がわかりにくいとかあります。
でもシャッターリモコンを別途取り付ける手間はなく、
ボタンを押していくだけで設定できるのはありがたいです。

星空をタイムラプス撮影する場合、光の量が少ない夜空を撮影するので、
当然シャッタースピードは遅くなります。
私の場合、NEX5T + フィッシュアイレンズでの撮影の時の
シャッタースピードは8秒〜10秒で設定しています。
8秒〜10秒という長い時間シャッターを開けているのですから、
手持ちなんかではブレますので、 三脚 を使います。
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三脚といっても、ものすごい種類がありますので何がいいのか、わかりませんよね?
私もわかりません。w
上を見るとキリがないですし、大層な出費をしなくても最低限使える三脚で良いのですが、
今まで使用してきてダメだと思った部分を無くしていくと、
だいたい一眼レフカメラ対応もので1万円〜2万円前後、
ミラーレスカメラ対応のもで5000円〜1万円になってくると思います。

夜空のタイムラプス撮影では、長時間カメラを支えるので、ちょっとした振動で震えてはいけません。
野外での撮影ですから風の影響で揺れたりズレたり最悪倒れたりしないものが必要です。
携帯に便利なものは軽くて持ち運びやすいですが、使う際に別途重石なんかを設置する必要があります。
安いものの大半は脚の径が小さいため軽いですが、
脚を伸ばした状態ではちょっとした風で震えたり倒れたりします。
また雲台も緩むことの無いしっかりしたものが必要です。
雲台がプラスティックで出来ており、カメラの重さを支えられず、ネジをきつく締めても
カメラがお辞儀してしまうものがあります。
そんな雲台ですとカメラをしっかり留めたい為にさらにネジを締めていき、
バキッとプラスティックの雲台本体を壊してしまいます。

安くて使える良い三脚は、使用目的によって異なりますから、いつも探し続けています。w

カメラ、レンズ、三脚と揃えば、星空撮影は可能です。
が、タイムラプス動画を作るとなれば、これだけでは足りません。
先に書いた通りタイムラプス動画は、一定時間間隔おきに、たくさんの写真を撮らなければなりません。
数秒のタイムラプス動画で良ければいいのですが、やっぱり長く作りたいですよね?
ちなみに以下の動画は約50秒間隔でシャッタースピードは10秒、
日没から日の出まで13時間ほど撮影しています。
撮影枚数は900枚程。



長時間撮影するとなれば、バッテリーが持つかという問題が出てきます。
バッテリーが少なくなったら、取り替えればいいと思いますが、
バッテリーを取り替えるには、カメラ本体を動かすことになります。
そうなると元の位置に寸分違わずセットすることは困難でしょう。
だからといって大容量のバッテリーがあるかといえば、無いです。
※カメラによってはバッテリーグリップなんかでバッテリーを複数本セットできるものもあります。

ということで、バッテリーは外部から供給する方法をとります。
その為に必要なのは、カメラの バッテリーアダプター
USB対応のものなら、 Anker製のモバイルバッテリー が使えますね。
バッテリーアダプターのことを ダミーバッテリー とも呼ぶらしいです。
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もちろんUSB対応のバッテリーも必要です。
今ではいろいろなメーカーから安価なモバイルバッテリーが出ていますが、
私の場合は、古いものだと5年程使用しているモバイルバッテリーが
何の問題もなく現在も現役で使えているという理由から、
Anker製のモバイルバッテリー を使っています。
使用頻度が少ないからなのかもしれませんが、
充電したあと半年放置していても充電量を維持しているのは素晴らしいと思います。
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私はAnkerの20100mAhと20000mAhいうタイプを使用しています。
カメラのシャッターを12時間動かし続けてもバッテリー消費は半分くらいでした。
シャッターを切る回数とか様々な要因でバッテリーの消費量は変わると思いますので、
余裕を持ちたいですよね。
一応予備に10000mAhも用意しています。

さて、これで長時間星空を撮影できるようになりました。
なのですが、もう一つ気にしなければならないことがあります。
気温です。
星空撮影ということは当然晴れている日を選びます。
夏の晴れた夜なら気持ちよく撮影できるでしょう。
しかし秋、冬、春、夜間の撮影ですので昼間より気温は下がります。
そうするとレンズが曇るのです。
結露ってやつです。

せっかく調子よく撮影しても途中からレンズが曇って撮影が台無しになってしまうことが多々あります。
その対策として私は以前、バンダナに小さい使い捨てカイロを包んでレンズに巻いていました。
結構調子は良かったですが、撮影のたびに使い捨てカイロが必要ですので、常備する経費や手間、
セッティングに時間がかかってしまいます。

しかし今では良いものがあります。
レンズヒーター
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これもUSBでモバイルバッテリーへ接続でき、電力を熱に変えてレンズを温めるというものです。
温度調節ができるものもあり、気温によって対応することができます。
私がよく行く撮影場所では、真夏以外このレンズヒーターをつけないと100%曇ってしまいますが、
レンズヒーターを使用してからは、まだ一度もレンズが曇ったことはありません。
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レンズヒーターは季節や気候、撮影場所などで使用するかどうか変わりますので必須ではありませんが、
持っていればどんな時でも対応できますね。
私は12時間撮影した時、レンズヒーターへAnkerの20100mAhを接続しましたが、
途中で容量を使い切ってしまいました。
そうなるだろうと予想していましたので、様子を見て予備の10000mAhへ付け替えました。
シャッターなんかとは違いカメラ本体を揺らさないように気をつければ、
バッテリーを取り替える形でもレンズヒーターは問題ありませんが、
できれば撮影途中にカメラ周りでの作業は、
カメラ、三脚を動かしてしまう恐れがあるので、避けたいものです。
ですので今、もっと大容量のモバイルバッテリーを検討しています。

さてさて、ここまでの道具を取り付けてみましょう。
ダミーバッテリー、レンズヒーターそれぞれにモバイルバッテリーをつけることになります。
ダミーバッテリーとレンズヒーターをカメラに取り付け、カメラを三脚にセットするのですが、
そうすると、モバイルバッテリーがぶら下がることになります。
流石に重いモバイルバッテリー2台をぶら下げておくことはできませんし、
だからと言って地面に置いておくにはコードの長さが足りません。
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最後にこのモバイルバッテリーの置き場を作ってやりましょう。
三脚ストーンバック
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三脚の開いた脚3本それぞれに紐やベルクロを巻きつけ、
中心に物を入れる事ができる袋がぶら下がるようにできています。
名前の通り三脚を安定させる為に、この袋へ石や砂などをいれて重石にするための道具です。
先に書いた携帯製の良い軽い三脚の場合、これがあると現地にある石などを使って三脚を安定させられます。
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で、このストーンバックの中にモバイルバッテリーを入れてしまえば、
ちょうど重石にもなるので便利です。
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こんな感じのセッティングで私は星空を撮影しています。
カメラ本体が違えば、それに付随して各機材が変わってくると思いますので、
いろいろ探してみるのも楽しいと思います。

あと、まだまだ色んな機材があって、ハマると懐が寒くなっていきますよ。
気をつけてくださいね。w



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2022年12月11日


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