でもそれほど自分にとって1972年の洋楽はシンパシーを抱かせるというか、その後の音楽人生に影響を与えたヒット曲が多かったわけであります。
で、その時の資料=ラジオ関東から送ってもらったチャート表の裏に、翌1973年の第1週目のランキングが載っておりました。それを改めて見てみると、ある意味72年のチャートに匹敵するというか、1週でこれほど自分の好みの楽曲が集中していたんだ、しかも現在もしょっちゅう聴いている曲が沢山がチャートインしているという驚きの事実がありました。
そこで、今回はそのビルボードチャート73年第一週のチャートとそれぞれの曲にまつわる自分の感想、想い出をこれまた冗長に書いてみたいと思います。(^_^;)
では早速第1位から
YOU'RE SO VAIN うつろな愛 カーリー サイモン
自分の意識の中ではカーリー サイモン最初のヒット曲。ベースから始まりピアノに続くイントロから、彼女の太めのアルト声。バックコーラスが ミックジャガーと ニルソンだったことも話題になりました。
続いて第2位 CLAIR クレア ギルバート オサリバン
前年 年間2位の超大ヒット曲 アローン アゲイン に続くこれも大ヒット曲。最後に出てくる女の子の笑い声が当時のラジオDJのみんな可愛いねって言ってましたね。
第3位 ME AND MRS.JONES ビリー ポール
これ不倫の歌だったのかな?凄くヘビーなソウルバラード。この辺りからソウルミュージックに少し興味が沸く様になりました。
第4位 SUPERSTITION 迷信 スティービー ワンダー
自分にとってはスティービー ワンダーの存在を初めて知った曲。クラビネットのリフは今のお若い方でも必ず聴いたことがあると思います。CAR POOL KARAOKEに スティービー ワンダーが出た際にも最初に歌われましたね。
https://www.youtube.com/watch?v=qqrvm2XDvpQ
第5位 FUNNY FACE / DONNA FAGO
これは絶対日本ではヒットする訳のないカントリーソング
第6位 IT NEVER RAINS IN SOUTHERN CALIFORNIA カリフォルニアの青い空 アルバート ハモンド
これは誰でも知ってますよね。あまりにも有名な曲。サンソン次回のベタリクにリクエストしてみよう!
第7位 ROCKIN' PNEUMONIA & BOOGIE WOOGI FLU ロッキンブギウギ ジョニー リバース
「ロック肺炎とブギウギインフルエンザ」 と言うタイトルのご機嫌なロックンロール。ベテラン ロックシンガーの久々のヒット曲
第8位 YOUR MAMA DON'T DANCE ママはダンスを踊らない ロギンス&メッシーナ
これは日本でもかなりヒットしました。後にフットルースの大ヒットを飛ばすケニーロギンスとロックグループ POCOのジム メッシーナのデビューヒット。その後も多くのヒット曲を飛ばしました。音楽とは関係無いけどメッシーナはサッカーのメッシとよく似てるんですよね(笑)
第9位 SUPERFLY スーパーフライ カーティス メイフィールド
同名映画のタイトル曲で、ソウルミュージックもカッコいいな、って思わせてくれた何曲かの中の一曲。
あのSUPERFLYはここの曲から名付けたんですって。
第10位 YOU OUGHT TO BE WITH ME アル グリーン 彼の良さが分かったのはつい最近のこと
ここまで書いても、現在まで燦然と輝く歴史的ヒット曲が凝縮された週だったんですね。
この後も凄いですよ!(笑) 歴史の試練に打ち勝ち現在でも十分に鑑賞に堪えうる名作が目白押し
第13位 CROCODILE ROCK クロコダイルロック エルトン ジョン
今上映中の ロケットマンからつづくエルトンジョンの一連のヒット曲の中の一曲
第15位 DON'T LET ME BE LONLEY TONIGHT ジェームス テイラー
竹内まりやがアメリカ留学中に一番良くラジオで聴いた曲、って夫婦放談で言ってました。
そうだ、まりやさん1年間のアメリカ留学は1973年だったんですね!
第20位 SWEET SURRENDER スイートサレンダー ブレッド
出すシングルがすべて大ヒットしていた頃の一曲。
第21位 PIECES OF APRIL ピース オブ エイプリル スリードッグナイト
こちらも出す曲が次々とヒットになっていたTHREE DOG NIGHTの有名曲。これを作ったのはあのマスターズトーナメントのテーマソング:オーガスタを作り歌ったデイブ ロギンス。先程のケニーロギンスの従兄弟。
改めて聴くと、とてもいい曲です。
第22位 HI HI HI ハイハイハイ ポール マッカートニーとウイングス
ポールのロックンロール曲で日本でも当然大ヒットしましたが、不思議なことにここ数十年ラジオから聞こえてきた試しないですね。みんなMY LOVEかけるからかな?
第23位 I WANNA BE WITH YOU 明日を生きよう ラズベリーズ
エリック カルメン率いる ラズベリーズの前年のGO ALL THE WAY に続くヒット曲
第25位 OH BABE,WHAT WOURD YOU SAY ハリーケーン スミス
日本じゃ殆ど流行らなかったけど、これは名曲だと思います。いい曲です!
第27位 PAPA WAS A ROLLIN' STONE テンプテーションズ
自分がR&Bも好きになった決定的な一曲。ソウルってこんな都会的な曲もあるんだって驚いた記憶があります。のちにプログレッシブソウルなんて呼ばれましたが、まあそんな感じでしょうか。
第31位 DO IT AGAIN スティーリーダン
これぞ STREEY DANのデビュー曲。最初聴いた時、時代の流れから黒人グループだと思ったのですが、その声の主こそ ドナルド フェイゲンで、それから46年間ず〜と自分の最も好みのなロックグループであり続けています。
途中で流れるエレキシタールのソロは、ソロ楽器として使われた初めてのケースだと、サンソンエレキシタール特集で達郎さんが解説しておりました。
第34位 DANCING IN THE MOONLIGHT キングハーベスト
ワンヒットワンダー(1発屋)ですが、後年サンデーソングブックでもかかって、「時代の試練に打ち勝つ」エバーグリーンな曲ってのはこんな曲のことを言うんでしょう。イントロのエレピの音が可愛く、サビのメロディと歌詞が印象的。曲のタイトルからして達郎さんのライブの定番曲に続くメドレーでも出てきたことがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=hMc8naeeSS8
第35位 ROCKY MOUNTAIN HIGH ジョン デンバー
あのカントリーロードに続くジョンデンバーのヒット曲。コロラドのロッキー山脈の大自然(行ったことありませんが(^_^;)を想像させる透き通った声が印象的なナンバー。
第37位 JUNBALAYA ジャンバラヤ ブルーリッジレンジャーズ
ブルーリッジレンジャーズってグループじゃなくて、 CCRのジョン フォガティのワンマンバンドですが、カントリーのベタなスタンダードを歌っても、やはりCCRのあの声があればヒットするんだよね。
第38位 YOU TURN ME ON,I'M A RADIO 恋するラジオ ジョニ ミッチェル
私が最も敬愛する洋楽女性シンガーソングライター ジョニ ミッチェルが、フォークシンガーからフュージョン/ジャズオリエンテッドへの変化していく直前の作品。
第40位 REELIN' AND ROCKN' チャックベリー
前回にメンションした通り、こんな人まだ新譜出しているんだ!パターンのチャックベリーですが、この曲かつての自身のヒット曲というか代表曲のライブバージョンだったのを知ったのは、2年ほど前に彼が亡くなった時にサンソンでやった NON-STOP CHUCK BERRYによってでした。
と言う訳で、今回も60年代以降生まれの方には、ここに上げた殆どの曲についてさっぱり分からないかも知れませんが、今聴いても古さを感じさせない「普遍的」な楽曲が目白押しであります。少しでもご興味あったら聞いてみてください。ほぼ全曲がアップルミュージックやスポティファイで聴けるはずです。
今回も5800文字になってしまった。(^_^;
次回は、大阪まであの人の「追っかけ」に行った話し の予定です。
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