初日は日が沈む頃、宿に到着したのだが、
コンビニで飲み物を買っただけで眠りこけてしまった。
十分な睡眠と休養を取ったので、朝から動き出し、
通勤客に紛れて、地下鉄に乗り込んだ。
行かなければならない予定があるのを思い出し、
行かないはずだった明洞駅を目指す。
たいしたことではないのだが、
数年前、アリゾナで購入したお気に入りのサングラスのレンズをダメにしてしまった。
真夏に高熱のダッシュボードに置き放ち、レンズが痛んでしまったのだ。
大チョンボ。
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以前、ソウルを訪れた際、友人が手軽にオーダーメイドのメガネを作っていた。
かなり安い金額と早い時間で、旅行者でも気軽に作れるのだが、
メガネに用はなく、無関係だなあ、と思っていた。
しかしサングラスをダメにしてしまって、そのことを思い出した。
気に入っていたフレームだったので、
「いつかソウルに行ったら、レンズだけ変えてもらおう」と抱え込んでいた。
今回、それを持参。
明洞でも南大門でもよかったが、地下鉄のアクセスがラクな明洞駅に出た。
メインストリートを少し外れたところにある「クリスピー・クリーム・ドーナツ」へ。
東京では大行列を成しているあの店だ。
ソウル・明洞の店はさほど混んでないので、穴場かな。
ソウルでは「ミスター・ドーナツ」のほうが後発で新しく、人気があるらしい。
市内で「ミスド」を見かけると、どこの店も地元の若者で混んでいた。
宿の目の前にもあった「ダンキン・ドーナツ」がソウルではポピュラーなドーナツ屋。
慣れてしまったのか、ここはどこも閑散。
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コーヒーとドーナツを胃に入れ、ようやく目が覚めた。
サングラスを持って、メガネ店を巡る。
レンズだけ注文するわけだから、覚悟はしていたが、けっこう高い。
10,000W、8,000W・・・。
フレームにあわせてのオーダーメイドだから、仕方ないが、
ブランドのサングラスがもうひとつ買えそうな値段をいわれ、ちょっとショック。
シラミつぶしにメガネ店へ。
日本語の看板を掲げる店にもダメモトで足を向ける。
「イラッシャイマセ」
ソウルのメガネ店は来客になぜかヤクルトを出してくれる。
数店舗巡っていたので、さすがに断った。
「コレ、いいものですねえ」
サングラスを眺めながら店員が言う。
「ありがとう、でもレンズはオーダーメイドになるから高いでしょう?」
「レンズのカラーによりますよ。このオリジナルのブルーのレンズは特殊ですねえ。
ブラウンやグレイなら安い値段のいいレンズがありますよ。時間はありますか?」
観光客相手の店だから高い、と思っていたら、ここが一番いい値段を出してくれた。
¥4,000を欠ける値段に納得し、注文。
「木曜に帰るから時間はありますよ」
「じゃあ、明日の夕方までに作っておきましょう」
はたしてどんな出来栄えになることやら。
受け取りをもらい、店員の名刺を受け取り、店を出た。
写真1;Krispy Kreme Doughnuts コーヒーとドーナツ2つで5,000Wほど
写真2;明洞のメインストリート。平日なので学生と日本人ばかり。
写真3;韓国のカルメ焼き「ポッキ」。韓国の人は甘いものも大好き。
写真4;明洞の通りのど真ん中に出没して、売ってました。
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