遅めの昼食をとるため、宿で傘を借り、出かけることにした。
ちょうどそこへ非番のスタッフが顔を出した。
「でかけるの?」
「ランチを食べにね。そっちはもう食べた?」
「いや、忙しくて食べてないんだ」
「じゃあ、一緒に食べないか?」
「いや、行かなきゃいけないところがあって。一緒に行く?」
「雨なのに?」
「ダイジョウブ、クルマだよ」
チャンジャは慶尚道の方言で、正しくはチャンランジョッ!海鮮キムチ!
定宿にしている「HOSTEL KOREA」はその名の通り「安宿」だ。
http://www.hostelkorea.com/
「安宿」=ドミトリー(寮)のベッドにシャワー・トイレ共同という印象だが、
韓国の「安宿」には意外にもシングル・ルームが多い。
シャワー・トイレは共同で、
シングル・ルームのサイズは4畳ぐらいだが、
ベッド、TV、冷蔵庫、エアコンが備わっている。
ドミトリー・スタイルとも数百円しか変わらず、
一人旅にはこれがけっこう重宝する。
とはいえ、¥4000程度でエコノミー・ホテルに泊まれてしまうので、
長期滞在の人がメインだ。
相場的にはドミトリーで¥2000弱。
上記のシングルで¥2000ちょっとという感じだろうか。
宿によっては「シャワー・トイレつき」の部屋もあるので、
快適さはホテル以上かな。
ソウルのゲストハウス紹介はここに一覧がある。
http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/AC/AC_JA_6_4.jsp
「ホステル」や「ゲストハウス」はソウルの場合、
なぜか「朝食付き」というところが多く、
このあたりも「食の充実」にこだわる韓国らしい。
ご飯とキムチは好きなだけ、という宿が多いが、
ホステル・コリアの場合、朝食はトーストとコーヒーだ。
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そのホステルで働くスタッフ2名が、
「独立」を目指し、別棟にあったドミトリーとシャワー付の部屋を
オーナーから借り受けた、というのだ。
この7月から彼らは自分たちの「ニュー・ビジネス」に駆け回りつつ、
ホステルのスタッフ仕事もこなしているので、
休むまもなく忙しいらしい。
知り合いのホステルにシングル・ベッドをもらい受けに行くところに
バッタリ出くわしたのだ。
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「このクルマでこれからベッドをもらいにいくんだ」
「じゃあ、手伝おうか?手があったほうがいいだろ?」
「それは悪いよ。【お客さん】だし」
「あはは、【お客さん】はおもしろいな。いいよ、雨でどうせなにもできないんだ」
「じゃあ、行こう」
英語が流暢な彼の運転するクルマの助手席に乗り込んだ。
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