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2019年01月10日

ラマザン、断食月について





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今回は僕が経験した「ラマザン」についてです。日本では「ラマダン」と言われてますが、要は断食月です。

このラマザン期間中に行うことは至ってシンプルです。

日の出から日の入りまで一切の飲食を絶ちきるだけです。ね?簡単でしょう?(笑)
てはなぜ断食するのか?目的はいくつかあります。

「我慢することを理解する」
「貧しい人の気持ちを理解するため」
「食べ物が食べれる喜びを再確認するため」

等です。トルコ語で「断食する」ことを「Oruç tutmak (オルチュトゥトゥマク)」と言い、「断食」だけだと「Oruç(オルチュ)」です。これは日没と同時に解除されます。
一つハッキリさせておきますが、1ヶ月間何も飲食しないのではなく、1ヶ月期間中の日中飲食しないだけです。ですので日の出前の早朝と夜は皆ご飯食べます。早朝の食事は「サフル」と言い、これを逃すと日中耐えるのがキツイです。夜ご飯の時間は「イフタル」と言い、これがまたお祭りのようで楽しいので、毎日みんなこれを楽しみに耐えています。

そして実は、我慢するのは飲食だけではありません。怒るのもダメです。ケンカもダメ、相手を傷つけるのもダメだし、ぶっちゃけ性行為もダメです。これらを日没前にやると、ハッキリ言ってその日のオルチュは失敗です。まあ夜になったからって人を傷つけていいとかはもちろん無いですよ。
で、1ヶ月連続で続けないといけないので、1日たりとも気は抜けません。

断食は日の出前の段階から始めます。僕がいた時期のラマザンは、夏の時期の一番キツイ時期でした。毎日だいたい夜中の3:20から始まり、夜の20:50に日の入りを迎えるので、実に17時間半な〜んにも口にしません。
まあ間に寝る時間があるので、実際は12-13時間くらいです。

このラマザンは、毎年行う時期が変わります。イスラム教独自のヒジュラ歴という暦に沿って行われるので、毎年だいたい10日くらい早まります。ですので時期によっては日没が早い冬に行う場合もあり、その場合は少しだけ楽になります。期間も一か月あるので、毎日数分時間が変わります。

ちなみに世界で一番長く断食しなきゃならないのは北欧に住んでる人達で、約20時間、ひょっとしたらそれ以上だったかもしれませんが、一日のほとんどを断食してるそうです。なぜなら白夜でほとんど日が落ちないからです。
これはトルコにいたときニュースで、「世界で一番尊敬すべきラマザンを過ごす同胞」みたいなタイトルで紹介され、スウェーデンに住んでるトルコ人達を紹介してました。20時間ですよ?信じられますか?日本で普通に生活していて、20時間も飲み食いできないなんて状況は滅多にないでしょう。
もう彼らには脱帽するしかありませんが、彼らにとってはそれが当たり前になります。

このオルチュは皆が皆やっている訳ではありませんが、断食してない人達はしている人達の前でご飯を食べたりしません。極力避けます。僕も昔働いてた職場で、同僚のトルコ人が断食しているのでいつも別な場所で食べていました。

が、一度こんなことがありました。

朝バスに乗ってるとき、あろうことか乗客の一人がパンを食べ始めたのです。それを見た乗客達が怒り、バスから叩きだしたのです。あれは端から見て僕も「Ay?p(礼儀知らず)」だなと思いました。わざわざ見せつけるように食べていたので、見ていて見苦しかったです。

バスのエピソードはまだあります。
これはいい話で、ある日バスに乗っていて日没の時間になると、突然バスの運転手がバスを停めて降りて行ってしまいました。どうしたのかと思ったら、近くのコンビニ的なところからパンとジュースを買って来たのです。それで食べながら運転を再開するんですが、誰も咎めません。日本だったらクレーム沙汰でしょう。しかも妻が言うには、買ってきた食べ物を乗客に分け与えることもあるんだとか。素晴らしいことです。

トルコの面白いところは、国民の9割がイスラム教徒でありながら、やっている人は半々位なんじゃないかと思います。やらない人は、日中でも普段通りご飯食べるし、人によってはお酒も飲みます。しかし、最近のトルコはそういう人達を忌み嫌う風潮になりつつあるように思います。宗教の強制というのは、本来イスラム教の教えに反することなのですが、きちんと行っている自分たちが正しいから何をしてもいい的な考えを持つ人も残念ながらいます。

一度ひどいニュースを目にしました。
ある韓国人が経営しているバーに、ラマザン中にお酒を提供しているとのことで、数人の男が押しかけてお店を滅茶苦茶にしていったのです。その韓国人はあまりのショックに、泣きながら店をしめて母国に帰っていったそうです。見ていて痛々しかったし、外国人だから何も言い返せないだろうとタカをくくってやったのは明白なのがまた胸糞悪い事件でした。なぜなら期間中にお酒を提供しているバーなんてごまんとあるからです。トルコ人が経営しているお店だったら、言い返すと面倒なことになるから絶対に押し入らないでしょう。

お店といえば、この期間中は流石に食事をする人が少なくなるので、レストランが閉まっている確率が高いです。ショッピングモール内にあるレストランは開いていますが、個人経営のお店はほとんど閉めます。それは田舎に行くほど顕著で、一度カッパドキアのウルギュップに行ったときは広場にあるお店がすべて閉まっていました。

終わりが近づいてくるころ、ラマザン月の中で一番大切な「カディル・ゲジェスィ」がという日があります。この日は一か月の中で一番神聖な日で、「千の日よりも重要な一日」と言われています。この日に断食する者の願いは全て受け入れられるとも言われ、普段断食をしない人でもこの日はする、という人がいます。僕も興味本位で一度やってみたいと相談したら、友達の勧めで人生で初の断食はこの日に行いました。

僕はこの断食は、日本の人も一度やってみるべきじゃないかと思います。そうすれば、食べ物の有難さを再確認し、心がもっと豊かになるんじゃないかと思っています。日中我慢し、夜のご飯を一口食べた時の感動は忘れがたい思い出です。今回はラマザンの概要+αを説明しましたが、次回は僕の初断食の体験等を含めて更に驚きのラマザンをお届けします。

どうぞお楽しみに!それではホシュチャカルン!





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posted by エミル at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | トルコ
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エミル
福島県生まれ。2011年の東日本大震災後、運命のトルコに移住。そこでタレント生活を送り、トルコ人女性と結婚。2017年に家族を連れて日本に本帰国。現在日本に本当のトルコの魅力を伝えるため奮闘中。
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