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2019年01月18日

トルコのバレンタイン



sevgililer_gunu_banner.jpg

今回はトルコでの2月14日についてです。


最初に言いますが、日本みたいにチョコをあげるなんてことはありません。
これやってるのって日本や韓国等の一部のアジア諸国だけなんですよね。

トルコでは「 Sevgililer günü(セヴギリレル ギュヌ)」と言い、ヨーロッパ諸国と同じく「恋人達の日」となっています。何をするかというと、恋人同士や夫婦同士で食事に行ったり、お互いに何かプレゼントを渡したりして素敵な時間を過ごします。日本のように女性が男性にチョコをプレゼントするなんてことは一切ありません。むしろ男性が何かあげる割合いの方が高いと思います。男性があげる物はだいたい相手の名前が入ったネックレスやイヤリング、ハート型の純金のネックレスなどを渡す人が多いように思います。日本のチョコをあげるという文化は、日本のお菓子メーカーが商業目的で作り出した文化なので、イマイチ僕は共感が持てませんでした。

どうでもいい話ですが、日本にいた時僕は 義理チョコ以外もらったことないです 。しかも初めてもらったチョコはウ○コの形をしたチョコでした。アレはどういう意味だったのか今でも時々考えます。。。

日本では苦汁をなめましたが、トルコに行って妻と付き合うようになってからはハッピーです。向こうのスタイルに合わせるようになったので、チョコの呪縛から解放されたのです。そしてチョコの代わりにやることは、普段よりもちょっといいレストランで食事し、気の聞いたプレゼントをして喜ばせる。。。なんて感じで終日二人っきりで過ごします。僕的には、チョコをあげるよりもずっと甘い時間を過ごしてます。

しかも!なんと今では、妻も日本の文化を知ったので毎年手作りのチョコをプレゼントしてくれます。でも、もちろんそれで終わらず、二人っきりで昔と変わらずデートもかかしません。

あ、僕は別にチョコをあげるのに意義を唱える訳じゃありません。むしろ僕もチョコは好きです。世界中の誰もがチョコの誘惑からは逃れられないんです。でもそこで僕はこう考えます。バレンタインデーだとしても、最初からチョコありきで考えなくてもいいんじゃないか、と。

こう考えて下さい。コース料理で考えるなら、あくまでもチョコはデザートの位置に値するもので、あったら嬉しい程度のものなんです。一番大事なメインディッシュは、 二人で過ごす楽しい時間です。

日本だとチョコをあげなきゃ始まらないみたいな雰囲気なので、なによりもまず先にチョコを求めますよね?僕は逆でもいいんじゃないかと思います。楽しいデートをして一緒に食事したりして過ごした後、締めとして最後にお互いチョコとかクッキーを渡せば。。。パーフェクトシチュエーションの出来上がりです

一度に両方楽しめば、ホワイトデーにわざわざ気を使うこともしなくて済みます。お金も浮くから一石二鳥です。
こんなバレンタインデーを過ごすのもいいんじゃないでしょうか?

それではホシュチャカルン!











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エミル
福島県生まれ。2011年の東日本大震災後、運命のトルコに移住。そこでタレント生活を送り、トルコ人女性と結婚。2017年に家族を連れて日本に本帰国。現在日本に本当のトルコの魅力を伝えるため奮闘中。
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