今日読んだ本はこちら。
『わすれられないおくりもの』
スーザン・バーレイ さく・え / 小川 仁央 やく
こちらは 1986年に出版されたものですが、 今でも多くの人に読まれている本です。
表紙を見せたとき、「知ってる!」「死んじゃうお話だよね」という子が何人かいました。
「死」について考えながら聞いてほしいと思ったので、
読み始める前にこの本の内容を少し話すことにしました。
「 死んでしまうアナグマの気持ち」と、
「 死んだあと、残された動物たちの気持ち」を
考えながら聞いてみてね、と話しました。
読み進めていると、少し鼻をすすっているような子がちらほら。
わたし自身も悲しみがこみ上げてしまうような内容のお話なので、
最後まで涙を流さずに読めてひと安心でした。
読み終わりに「どんなお話かわかった?」と尋ねると、うんうんと頷いてくれました。
先生から「大切な人が死んでしまった経験をしたことのある子は手を挙げてください」
と声がかかると、挙手する子ども達が多くて驚きました。
わたしの周りの大切な人は皆、まだ元気にしています。
でももし、 「死」を受け入れなければならない日がきたら、どうなってしまうのだろう。
大切な人の死を受け入れるのは困難なことですが、この本に登場するアナグマと動物たちのように、 亡き人との思い出を大切に語り合いながら、死を乗り越えていけたらと思います。
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