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2014年11月12日

「中瓶」を2割軽く キリンが開発


大手ビールメーカー「キリンビール」は、流通などにかかるコストや環境への負担を減らすため、従来と比べておよそ2割軽いビール用の中瓶を開発し、今月から試験的に導入することになりました。

キリンビールが新たに開発した中瓶は重さが380グラムで、従来と比べておよそ2割、90グラム軽く、国内で最も軽いということです。従来のものと比べて瓶の厚さをおよそ0.8ミリ薄くし、代わりに周りを薄い金属でコーティングすることで、従来の瓶よりも割れにくくしたということです。製造に使うガラスが減ることで、コストを削減できるだけでなく配達する人の負担も減るということです。さらに、運搬する際の車の燃費も向上し、これによって会社では中瓶の製造や物流で排出される二酸化炭素が年間およそ930トン削減できるとしています。
会社では、今月下旬から九州など一部の地域で試験的に導入し、来年秋から全国で新しい瓶に順次切り替えていく予定です。瓶の開発に当たった松島康之さんは、「持てば分かるくらい軽くなっている。環境面にも貢献できるので今後も努力していきたい」と話していました。


ことしの“情報セキュリティー問題”1位は?


ことし発生した企業の情報漏えいや外部からの不正アクセスなどのうち、企業の間で最も注目を集めたのは、ベネッセコーポレーションで個人情報が大量に流出した事件だったと、調査をしたウイルス対策のソフト会社が発表しました。

これは、ウイルス対策のソフト会社「マカフィー」が企業関係者およそ1000人を対象に調査して認知度が高かった順にまとめたものです。
それによりますと、最も注目を集めた情報漏えいなどセキュリティーに関する問題は、ベネッセコーポレーションで4800万人分の個人情報が流出した事件で、認知度は77%に上りました。2位はSNSなどを使って手口が巧妙化している振り込め詐欺の被害の拡大で認知度は59%、3位は「LINE」の利用者のIDが乗っ取られ電子マネーなどをだまし取られる被害の拡大で56%などとなっています。このほか、日本航空とJR東日本の会員サイトへの不正アクセスで個人情報が流出した問題もそれぞれ7位と8位に入っています。



“スマホのセキュリティーホールを探せ”





このコンテストは、スマートフォンのサイバー攻撃に対する安全性を高めようと、アメリカのコンピューター関連企業が開いたものです。
東京・港区の会場には、日本のほか、韓国やイギリス、南アフリカなど世界6か国から、コンピューターの専門家らで作る7チームが集まり、端末のセキュリティー上の欠陥を見つけだし、情報を盗み取る技術などを競いました。それぞれのチームは30分の持ち時間で、チームごとに選んだスマートフォンのハッキングに挑みます。端末は攻撃するチームしかハッキングに加われないよう電波が遮断された特殊な箱の中に置かれ、攻撃に成功しスマートフォンの画面をのぞき見ることに成功すると、会場からは歓声が上がっていました。
4900万円余りの賞金は、アプリや基本ソフト、メッセージングサービスなどといった欠陥のカテゴリーごとにランク分けされ、見つかった欠陥は会場で待機していたメーカーなどの担当者に報告されたうえ、直ちに修正されるということです。
コンテストを開いたヒューレット・パッカードカンパニーのジェイコブ・ウエストさんは「スマートフォンは小さなパソコンのようなものなので、常にリスクに気をつけることが必要だ。訪れるサイトや受け取った添付ファイルが安全なのか、ユーザー自身も気をつける必要がある」と話していました。
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賞金は見つけた欠陥に応じて

コンテストでハッキングの対象とされた端末は、▽アマゾンの「FirePhone」、▽アップルの「iPhone5s」、▽グーグルの「Nexus5」、▽ノキアの「Lumia1520」、▽サムソンの「GalaxyS5」です。また、賞金は、見つけた欠陥のカテゴリーごとにランクづけされ、▽端末のホームページ閲覧ソフトが5万ドル、▽端末の基本ソフトとアプリケーションも5万ドル、▽WiFiやブルートゥースといった短距離通信が7万5000ドル、▽ショートメールなどのメッセージングサービスが10万ドル、▽端末の通信の基礎的な部分をつかさどるベースバンドが15万ドルの合わせて42万5000ドル、日本円にして4900万円余りとなっています。


画面の“のぞき見”に成功

コンテストに日本から唯一参加したセキュリティー会社「三井物産セキュアディレクション」のチームの攻撃は、スマートフォンの買い物をしたり電車に乗ったりする際に使う決済機能を利用したものでした。攻撃用のスマ−トフォンを近づけるとこの機能が起動し、ハッキング対象の端末にウイルスが仕込まれます。このウイルスが、もともと基本ソフトにあった欠陥をついて、スマートフォンの中に保管されていた情報を外部に送信する仕組みです。こうした一連の攻撃をチームは5分間で行い、スマートフォンの画面をほかのパソコンからのぞき見ることに成功しました。三井物産セキュアディレクションの神吉敏雄社長は「欠陥を悪用されれば、スマートフォンの情報を盗み取られてしまう。こうした攻撃は世界中どこからでもできるが、日本はセキュリティーの技術者が不足していて、育成が不可欠だ」と話していました。


10年後消える仕事、ネットで悲喜


今や様々な分野でコンピュータやロボットが活躍する時代。そんななか、2013年に、オックスフォード大学が702業種について、2020年にコンピュータに取って代わられる確率を試算。“バーテンダーの仕事がコンピュータに代わられる確率は77%”などの数値を発表し、世の中に衝撃を与えた。そしてこのほど、『週刊現代』(2014年11月1日号)が同大学のオズボーン教授にその追取材を行い、先のデータを徹底分析、“あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」”と題した記事がネット上で反響を呼んでいる。

『週刊現代』はオズボーン教授の談話とともに、「消える職業」「なくなる仕事」を一覧表として紹介。たとえば、

・銀行の融資担当者
・スポーツの審判
・不動産ブローカー
・レジ係
・ホテルの受付係
・時計修理工

などが挙げられており、これらがコンピュータに代わられる確率はいずれも90%以上だという。

確かにこれまで、基本的にコンピュータが可能だったのは、効率化・単純化できる仕事だったが、除々に認知能力を必要とする仕事もこなせるようになってきている。『週刊現代』によると、オズボーン氏は、人と人とがコミュニケーションをしなければいけないサービス業の壁すらロボットが乗り越えようとしていると指摘。一方で人間は、「機械にできることは機械に任せ」ることで、さらに「高次元でクリエイティブなことに集中できるようになる」という。

この記事について、ツイッターには「なんか妙に納得」という声がある一方で、「10年後も大して変わってないさ」とみる人も。また、

「あああ。10年後からはどうして暮らしていけばいいのかなあああ。。。」

と、仕事がなくなるかもしれないことに悲嘆にくれる人がいるかと思えば、

「10年後には存在も無かった仕事もまたぎょうさん増えてるんやろな」

と、新しい世界が広がることを指摘する意見もある。なかでも、

「プログラマは技術力だけでなく、デザイン力も磨くべきだろうな」
「コンピュータを管理する仕事は増えるだろうな」

など、デザインやオペレーションなど、IT関連の仕事で増えるものもあることを予想する人は多いようだ。

仕事がなくなれば、案外別の仕事が増えるもの。さて、10年後はどんなコンピュータ社会になっているのだろうか。

A・マリーがラオニッチ撃破 錦織の準決勝進出の条件は…


男子テニスの今季最終戦、ATPツアー・ファイナルは11日、ロンドンのO2アリーナで行われ、シングルス1次リーグB組で世界ランキング6位のアンディ・マリー(27=英国)が同8位のミロシュ・ラオニッチ(23=カナダ)を6−3、7−5で下して1勝1敗とした。

 これでB組はロジャー・フェデラー(33=スイス)が2勝、錦織圭(24=日清食品)とA・マリーが1勝1敗、ラオニッチが2敗となった。

 1次リーグ順位決定方法は(1)勝ち数(2)試合数(2勝1敗と棄権を含む2勝0敗なら前者が優先)(3)当該選手の直接対決の成績。錦織が最終戦でラオニッチに勝ち、フェデラーがA・マリーを破れば、2位が確定。2勝1敗か1勝2敗で三すくみになった場合には(1)全試合でのセット獲得率(2)全試合でのゲーム獲得率(3)世界ランキングで順位を決定する。

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