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2018年06月16日

6/16のヤフーニューストップに出ていた、秋田大学の医療訴訟





医療訴訟。



今回は秋田大学病院で起こりました。

詳細はこう。

女性は2016年9月26日、胸の痛みを訴えて同病院に搬送された。対応した研修医は、指導医の立ち会いがないまま女性の右腕の血管に針を刺す処置。その際に神経を傷付け、痛みを訴えても中断しなかった。女性は処置後、右腕などの動きが不自由になり、右手の握力がなくなるなどして身体障害者3級の認定を受けた。と報道している。

以下、コメントから抜粋。
1.
胸の痛みは緊急性が高いので、命優先で処置をすることが多く、まずは点滴をいれるための血管確保を早急に行います。
神経損傷をおこさないよう、そばに神経が通っている血管は普段は避けますが、他に血管がない場合や緊急でやむを得ない場合は、刺すことがあります。
その場合も、刺した時に痛みを訴えた場合は神経に刺した可能性が高いので抜針しますが、神経に刺していなくても痛みを訴える患者さんもいるので、難しい場合もあります。
緊急でバタバタして訴えを聴きのがしたか、痛みの訴えを腕ではなく胸だと思ったのか、緊急時なので命を優先し、腕の痛みは様子をみたのかわかりませんが、日常的に点滴をいれることがあるので、判決が気になります。
ちなみに、研修医は医学部を卒業して2年以内ですが、医師の免許はありますし、点滴をいれるのがこの時全くの初めてではないでしょうし、指導医が立ち会わずに実施しても法的に問題ない行為です


2.
これって医療ミスとは言えないのでは?ましてや、研修医だから故の事故とは限らない。
胸の痛みを訴えていたことから緊急性を要していて他に刺せる血管が見つからなかったらベテランでもリスクを承知で刺すでしょう。それに、胸の痛みを訴えている人が腕の痛みを明確に訴えるのはかなり難しいのでは?
もちろん、点滴を刺せば必ずこんなことが起こるわけではないが、リスクとしてはゼロではない。
余談だが、研修医は医師免許を取得済なので、指導医の付き添いは必須ではない。


3.
研修医には1人でやっていい処置と上級医がいなければしてはいけない処置ってのが、決まっている。ルートキープか採血かは分からんが、どちらも1人でやってよい処置。なので、指導医がいなかったことは問題なし。血管穿刺の際には合併症がつきもの。痛みを訴えてもやめなかったってあるけど、針刺すときは痛いよ。ビリっとした、とか痺れが出た、とか言ったなら別だが。もしこの裁判で女性側が勝ったら、多くの病院で、採血、ルートキープの同意書が出現するだろうな。めんどくさくなるだけなのに。

ってな感じです。
指導医がいないことには問題ないみたいですよね。患者側が痛みをはっきり訴えるのも難しいとか、針刺すんだから痛いとか、神経の近くの血管にも刺すことがあるとかの意見が多いですね。
あと、研修医は医師だと。

はっきり言っておきます。

研修医は医師免許を持っていますが、処置に関しては熟練看護師以下。初心者も初心者です。
命を任せる医師ではありません。
初期研修医(免許取得してから2年以内の医師)であればなおさらです。
「胸痛を訴える」ということは、もしかしたら心筋梗塞とかの可能性もあるわけですよね?
救急部などで処置をするでしょう。そこに研修医だけで、上級医がいないのでしょうか?
心筋梗塞で死ぬかもしれない患者が来るのに、研修医しかいないのでしょうか?
すぐに呼べない体制だったのでしょうか?
疑問がたくさんでますね。

私は思います。医師側の注意義務怠慢です。
そのように判決がでることを願います。そして、処置をした医師は処罰されるべきでしょう。

日本で「医師」というと、社会的地位が高いため、処罰が甘いような気がします。
群馬大学病院の医療ミスの時もそうです。当事者の医師は今もどこかでのうのうと診療をしています。

「大学病院」というところは、医療機器は最先端かもしれませんが、医師は初心者から上級者、そして学者まで様々です。

自分の命がかかっているときには、はっきりいいましょう。
「研修医、および学生はつけてくれるな!」と。

教育機関だから、学生がぞろぞろやってきます。医師を育成するのですから、致し方ありません。
でも、拒否してもいいのです。

地方の大学病院の医師なんて田舎者からしたら神々しく、逆らうなんてことはできないような風習が残ってます。
特に東北とかはそれが強いような気がします。

はっきり言って、大学病院というところは、今も昔も海千山千もしたたかで、ドラマの白い巨塔と何ら変わりありません。

優秀な医師もいれば、外の病院に出せない医師もたくさんいるのです。

全面的に大学病院を信じるのはやめましょう。

そして、自分の命がかかっているとき、研修医が来たらいいましょう。
「上の先生を連れてこい」と。







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