銀キムのショートプログラムは
ジャンプについては、一流選手の構成といえる。
しかし、フリープログラムについては、非常に低レベル。
浅田とはジャンプだけで10点ちかく差がつく。
また、PCSは芸術点ではない。
技のつなぎ、音楽との調和、スケーテォングスキル、プログラムそのもの
そういったものへの評価。
どれをとっても、浅田が少なくともキムよりも下になるのはおかしいレベル。
PCSについて、多くのスケート関係者はいろいろな理由をつけて
浅田の点が低く抑えられることを下記のように説明をする。
たとえば、
「PCSは実績点だから」
⇒浅田は前回五輪銀メダリストでグランプリシリーズを女子ではじめて全支配制覇し、今期
もファイナルの優勝者なのが浅田。
キムは今期B級試合と国内戦しかでず、ロシアの金メダリストの選手はシニアで優勝経験
さえなし。
「滑走順が早いとPCSが出ないから」
⇒ショートプログラムで滑走順がはやかったキムのPCSの高さの説明にならない。
この4年、浅田はジュニア時代から元々高い評価をうけていたにもかかわらずスケーティングから抜本的な見直しをおこなった。そしてますます上達したが、
浅田のPCSはまったくあがらなかったのに対し、キムやコストナー、ロシアやアメリカの選手など、各国がバックアップする選手たちのPCSは跳ね上がった。
浅田が他の選手に対して非常にアドバンテージをもっていた技、
3A、3−3ジャンプのうちセカンド3Loは認定されづらくなり、
卓越したステップの技術についても、レベル認定基準をどんどん簡単にすることによって
誰でも点がとれる要素にされた。
またスパイラルシークエンスはどれだけ素晴らしポーズをとろうが、どれだけ足が曲がっていようが、同じ点にされた。
そのうえで、浅田のジャンプの回転は執拗にチェックされ、他の国のプッシュ選手は
回転不足によって転倒するほどでも回転は認定され不足は見逃された。
今回の五輪でも、明らかに回転が足りているジャンプを他のトップ選手よりも
厳しくみることで不足ということにされている。
さらにジャンプのエッジエラー(LzとFの飛び上がるときのエッジの傾き)減点についても、
そのときのジャッジのプッシュ選手は見逃され、護られていたのに対し、
浅田はどれだけ改善しても、他の選手に比し、大きな減点をされた。
これは国内の試合においてもそうだった。
そうやって、とことん浅田の能力を割りびいて採点しなければ、
他の選手は浅田とは戦えなかった。
そういうジャッジングに対し、常に浅田は自分の技術をさらにあげることで
対抗しようとした。
浅田の母上が生前言った言葉に彼女の苦境があらわれている。
「応援してくれなくてもいいから、邪魔だけはしないでほしい」
ただし、浅田の母上のもうひとつの言葉、
「何よりも、多くの人から愛される選手になってほしい」
これは叶えられたと思う。
こういう人をこんな目に合わせてしまった日本という国はなんなんだろうと思う。
またふたたび国際戦争の場に、ひとりの少女〜若い女性を特攻隊のごとく
護るものも無く放置してしまった。
そして今、ジャッジの出した点数をもとに、彼女の演技がまた批判される。
彼女が○○だからこんな点になったと。
それをみるのがつらい。
日本が負けたのは、日本が悪かったからだと、先人の苦境に思い至ることも無く
無責任に傲慢に語りいい人ぶる人々がいかにおおいことか。"
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