しかし...結論から言うと、「(実質上)無理」でした。
まずネットで情報を集めてみると、自家用車であれば3年以上乗っていればよいようです。アメリカとは違って絶対に左ハンドルでなければならない、というわけでもなさそうです。しかし、 ヘッドライトは常時点灯するように仕様を改造 寒冷地仕様になっておらず、時にマイナス20℃となるトロントでは年間を通して使用できるものではなかったのです。
北海道などにお住まいで寒冷地仕様になっており、左ハンドルの車に乗っていて( 右ハンドルだと自動車保険料がものすごく高くなるようです)、電装系の改造ができる方であればカナダへの持ち込みを検討できるのかもしれません。ただ州によってregulationsも異なりますし、よく検討する必要があります。
ですので、我が家の自動車は買取業者に買っていただくことにしました。
車の乗り換え時等、ディーラーに買い取ってもらう方も多いと思いますが、ほとんどの場合 買取専門業者に買ってもらった方が高く売れるようです。特に中古車として売りやすい車種(日本ではやはりミニバンの人気が高いようです)や海外需要の高い車(ハイエースは有名ですが、年式等により引き合いの強い車種もあるようです)はディーラーに買い取ってもらうのはお金をドブに捨てるようなものです。
私は相場がよくわからなかったため、まず近隣の買取業者に立ち寄り査定をしてもらいました。最初に応接室のようなところで少し世間話をします。その中で「どうして手放そうとしているのか」「いつ手放したいのか」「事故歴はないか」「整備状況はどうか」「希望売却額は」と探って来られます。海外赴任に伴い手放すわけですから、お互いの時間のためにもこのような情報を先に整理してお伝えするのがよいでしょう(希望売却額については見当をつけに査定してもらっているのですから明示するのは無理ですね)。
その後実車の査定に入りますが、私の場合30分もかからず担当の方が戻ってきました。まず最初の数字を出してきますが、「いやー」などとあいまいな返事をしていると、いきなり「いまこの場で決めていただき、今週中に所有権を移転できるなら○○万円出します」といきなり提示金額が20万円アップしてしまいました。この時点で、買取側の競合のない状態で決めない方がよいと感じ「今日は決められない」とはっきりと言って引き取りました。
と言っても、渡航準備の中、他社を一軒一軒まわるほど時間的余裕はありません。多少不安でしたが、海外に移住するのだからしつこくされてもいいや、と 一括出張買取査定 に申し込みました。
ネット上で申し込みをした直後にすぐ査定日決定のための電話がかかってきます。電話ができる時間帯にメモ用紙を用意して申し込みをするとよいでしょう。私は休日の半日に1時間ずつ時間をずらして4−5社ほどに自宅に来てもらい査定をお願いしました。ビッグモーター、ガリバー、カーチスなど販売網をもち、最終顧客に直接売ることができる大手の業者がやはり良い値を出してくれるように感じました。自社で売ることができず、中古車オークションに流す業者はその分利幅を確保するために買取価格は安くなります。
よくネットなどに「強引に契約を迫られた」「契約後に瑕疵担保責任保険の加入が必要だと言われた」等のトラブルを聞きますが、私の自宅に来てくれた方々は紳士的な査定士さんばかりで、そういうことは全くありませんでした。 ガリバー の担当の方からは「トヨタ製の車でこの走行距離で毎年整備を受けていて急にエンジントラブルが起こることはまず考えられないので、瑕疵担保責任保険など入らなくていいですよ」とむしろ先に言われたくらいです。
また海外赴任者向けに「出国その日まで使用でき、空港近くで引き取ります」という業者もいますが、確かに便利ではあるものの、その分買取価格は低く抑えられます。時に中古車市場での相場が大きく変動することがあるようで、買取業者は査定から買取日までの時間を気にします。査定後しばらく使うことができるということは、その分のリスクを織り込んだ査定価格になっていると考えてください。出国時、空港まで自家用車で行くのが便利に感じる方も多いと思いますが、 空港近くで乗り捨てができるレンタカーを利用するのがよいと思います。
まず一社に見てもらうのでしたら(これなら複数の電話に閉口することはありません)
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限られた時間で一括査定をしてもらうのなら(申し込み直後に電話がかかってきます)
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