先週末はトロントのすぐ西側のMississaugaで17歳の少年が射殺され、他に5人もの方が怪我を負うという痛ましい事件がありました。しかも報道によると、射殺された少年はラップのパフォーマンスの撮影を見に来ただけで、撃たれる理由など何もなかったとのことです。
何だかトロントも銃の事件に関してはどんどんアメリカ化しているようで少々怖く感じています。
昨年のグリークタウンでの痛ましい事件もまだ記憶に新しい中、選挙を控えたTrudeau首相が本日その地を訪れて銃器規制についての方針を発表しました。
Trudeau首相は自動小銃(assault rifles)を全面的に禁止することを誓うのに加え、自治体単位で拳銃(handguns)所持を禁止することを認める、と表明したようです。
しかし、この内容にはGreek Town事件の遺族をはじめ、多くのトロント市民から落胆の声が出ています。何でカナダの国単位で拳銃所持を禁止しないのか、と。昨年の銃乱射事件で用いられたのもhandgunで、以前サスカチュワン州で盗難に遭ったものでした。
トロント市長のJohn Toryも、Trudeauの発表は正しい方向への一歩だとしながらも、“We will not stop continuing to advocate, as overwhelmingly endorsed by Toronto city council, for a national handgun ban”と連邦単位でのhandgunの禁止を求めています。
私が思うにTrudeauさんは強い信念で進めなければならない重大事項についてcommitmentが足りないのですよね。中途半端という感じが否めません。
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