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2014年04月30日

[CL]レアルがホームで王者バイエルンに先勝、12季ぶり決勝へ前進

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は23日、準決勝第1戦を行い、12シーズンぶりの優勝を狙うレアル・マドリー(スペイン)はホームで前回王者のバイエルン(ドイツ)と対戦し、1-0で競り勝った。互いに今季3冠の可能性を残す両雄の激突。注目の第1ラウンドはレアルが先勝し、29日の第2戦ではバイエルンのホームに乗り込む。

 レアルは16日のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝で決勝点を決めたMFガレス・ベイルが体調不良から回復したもののベンチからのスタートとなり、故障明けのDFマルセロもベンチ入りしたが、先発はDFファビオ・コエントロンに譲った。一方、左膝痛で離脱していたFWクリスティアーノ・ロナウドが2日の欧州CL準々決勝第1戦・ドルトムント戦以来、公式戦5試合ぶりに先発復帰。バイエルンも12日のドルトムント戦で右ふくらはぎを痛めて負傷交代したGKマヌエル・ノイアーが公式戦3試合ぶりにゴールを守った。

 立ち上がりはアウェーのバイエルンがボールポゼッションを高め、試合の主導権を握った。しかし、強固な守備ブロックを構築するレアルは決定機をつくらせず、逆にワンチャンスを生かした。前半19分、C・ロナウドのスルーパスから左サイドを抜け出したコエントロンのグラウンダーの折り返しをFWカリム・ベンゼマが右足で押し込み、先制点。鮮やかなカウンターでリードを奪った。

 その後もボール支配率ではバイエルンが上回るが、決定機をつくり出すのはレアルだった。前半26分、MFルカ・モドリッチのスルーパスに反応したベンゼマが左サイドから折り返し、ゴール前に走り込んだC・ロナウドが右足で合わせたが、シュートはゴール上へ。同41分にはMFイスコの左クロスがファーサイドに流れ、MFアンヘル・ディ・マリアが左足で狙ったが、枠を捉えられなかった。

 前半のボール支配率はバイエルンの73%に対し、レアルは27%。しかし、リードして折り返したのはレアルで、試合内容的にもレアルの理想どおりと言える45分間だった。

 後半も前半同様の展開が続いた。ボールポゼッションではバイエルンが圧倒するが、レアルの堅い守りをこじ開けられない。後半13分、MFトニ・クロースのミドルシュートはクロスバーを越え、同17分にはカウンターからドリブルで駆け上がったMFアリエン・ロッベンが左足ミドルを狙ったが、GKの正面を突いた。

 粘り強い守備を見せ続けていたレアルにアクシデントが襲う。後半28分、右足の付け根付近を痛めたDFペペがDFラファエル・バランと交代。その直後には、まだ本調子のプレーとはいかなかったC・ロナウドがベンチに下がり、ベイルがピッチに入った。

 一方、1点を追うバイエルンも一気に動く。後半21分、DFラフィーニャをMFハビ・マルティネスに代えて最初のカードを切ると、後半27分にMFフランク・リベリに代えてMFマリオ・ゲッツェ、同29分にはMFバスティアン・シュバインシュタイガーに代えてMFトーマス・ミュラーを立て続けに投入し、交代枠を使い切った。

 しかし、試合の流れは変わらない。アウェーゴールとなる1点を目指すバイエルンだが、なかなか決定機をつくれなかった。後半39分、ようやくゲッツェがビッグチャンスを迎えるが、GKイケル・カシージャスが鋭い反応で弾き出し、ゴールを死守。そのまま1点を守り切ったレアルがホームでの第1戦に1-0で先勝し、優勝した01-02シーズン以来、12シーズンぶりの決勝進出に一歩前進した。



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posted by Moon at 16:51| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ
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