ナツノナカノです。
今日のピックアップなのですが、
最初は 69巻にしようと思っていたのですよ。
でもそうするとフィーチャーすべきは
魔界の大公爵“アスタロト様”になるわけです。
しかし、アスタロト様に関しては非常に奥が深く
パタリロ!には22巻から出てくるのですが、
アスタロト様は本来主役クラスの方なので今回は
スルーさせて頂いて、後日改めて
取り上げさせていただきます。
アスタロトシリーズもすごく面白いので
ぜひみなさん読んでみてください!
そして今日のピックアップ巻は 72巻です!
収録作品は
〇地獄のパーティ
〇パタリロのおばあちゃん
〇妖怪輪入道
〇雨降り小僧
〇誤算
〇黒海文書
〇恐怖のパイライフ
〇鏡の国のパタリロ
う〜ん、どれも面白いのですが
今回は
「地獄のパーティ」
「黒海文書」
「恐怖のパイライフ」
を取り上げたいと思います。
パイライフ…前にも一度出てきているのですが、
なんともいえない、もやもやとした存在ですww
「地獄のパーティ」
タマネギたちの仕事ぶりがおかしいと、
マライヒのもとへ相談にやってきたパタリロ。
謝礼のオレンジダイヤにつられたマライヒは
変装をしてタマネギ部隊に潜入します。
そうとは知らずに美少年の新人がやってきたと
色めき立つタマネギたち。
するとタマネギ部隊の複雑な恋愛関係が見えてきて…。
ここで注目なのはタマネギ部隊の制服である
あのひし形の口です。
形状記憶ラバーなんですってよ。
いままでもぺたっと貼るシーンが何度も出てきてましたが
初めて素材を知りました(笑)
しかも以前はソフトビニール製だったとか…。
「黒海文書」
タマネギ部隊の中でカップルだった
銀ダラ号と甘エビ号。
しかし銀ダラ号がトルコ出張所に派遣され、
甘エビ号はひとりになってしまいます。
手紙のやりとりをする遠距離恋愛の日々が続きますが
やっと銀ダラ号が帰ってくることになり、
大喜びの甘エビ号。
しかしすぐに銀ダラ号からの連絡がとだえてしまいます。
“死海文書”に匹敵する発見をしたのでは…?と
憶測が流れる中、調査に出向いたホッケ号とも
連絡がとれなくなります。
そして現地へおもむいたパタリロたちが見たものとは…!
「恐怖のパイライフ」
みなさん、パイライフってご存知ですか?
ほら、おとぎ話の。
サンタクロースと同じくらい有名な。
マリネラではパイライフの存在は広く知られているのです。
でも、誰も見た事がない。
しかも本当にパイライフを知っているものはいない。
今回はそのパイライフを囮に、パタリロが
CIAのスパイをあぶりだす作戦を実行します。
実はこのスパイ、トム=クローズ君は
かわいい学生さんです。
彼の目的はマリネラには核兵器があるのか?
それを調査する事でした。
トム君とパタリロとのやり取りはほんとにお見事。
緊迫の中、トム君は殿下に尋ねます。
「マリネラには核はあるんですか?」
「あるかもしれんし、ないかもしれん。
それはぼくだけが知っていればいいことだ」
…もう!実際はどうなの〜〜〜?
そしてパイライフってなんなの〜〜〜と
読者がもだえる展開です。
「雨降り小僧」の話も好きなんですよね。
秀作がいっぱい詰まった玉手箱のような72巻でした。
あぁほんとに漫画って面白い!
次回もパタリロ!
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