ナツノナカノです。
さて、今日は昨日からご紹介している 73巻
「死神と呼ばれた男」の続きです。
軍が独裁政治を行っているスメキア国。
パタリロはグレタマのアルファベット号を伴い、
将軍の真意を探りに総司令部を訪れます。
ところがオメガ将軍と面会し原発についての話を切り出しますが、将軍に軽くいなされまるで相手にされませんでした。
独裁者といいながら、つけている宝飾品が全てガラス玉だと見抜いたパタリロは秘密裏に情報を集め始めます。
アルファベット号も将軍の私室に潜入しますが、すぐに将軍に見つかってしまいます。
とっさにごまかしながらも、無駄の無い質素な部屋に食事はパンとスープ程度のもの、そして奥の部屋には沢山のろうそくが灯されているのを見ます。
将軍はそれを、処刑した者たちの弔いの炎だと言いました。
そしてこの事は他言無用だと、アルファベット号に念をおすのです。
その頃パタリロは繁華街のパブに変装して潜んでいました。
実はそこは打倒オメガ将軍を掲げた、革命組織の集会所だったのです。
するとそこへ、オメガ将軍が核兵器の導入を考えているという一報が入り、革命組織は一気に武装蜂起の流れへ。
街は騒然とし混乱の中、パタリロはアルファベット号に司令部から離れるように指示を出します。
勢いのついた革命組織は将軍の元へ、さて将軍のとった行動とは…。
いや〜面白い。
グレタマのアルファベット号がなかなかの好青年ですね。
死神と呼ばれた将軍は一体何を考えていたのでしょうか。
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タマネギ部隊というのはマリネラの少年たちの憧れの職業です。
文武に優れ、美青年でないとなれない。
そして公務員という安定さがその人気の理由らしいのですが、タマネギ部隊の候補生たちが最近増えてきたために、新しくジュニアタマネギ部隊というものを作ることになりました。
そしてそのジュニアタマネギを束ねているのが、タマネギゴハン号です。
このゴハン号、もともとはエネルギー工学を専門とする大学教授だった男です。
そのしゃべり方、表情にも人を見下したエリート意識が見え隠れして、パタリロは嫌な感じを覚えます。
ジュニアタマネギ部隊はまるでアイドルグループのような恰好をしているのですが、才能のあるタマネギ候補生たちです。
ゴハン号の指導のもと、太陽エネルギーについての研究をしていました。
その活動実績を外国プレス向けに発表したいと願い出るゴハン号。
完璧なリサイクル社会をつくるために太陽エネルギーを100%使うという提案でした。
宇宙空間に展開する広大なパネルによって太陽光をダイレクトに電力に変換し、ごく弱い電波に乗せて地球に送信する。
そのために諸外国にも協力を呼びかけ、世界規模でエネルギー問題を解決しようというものだったのです。
実はタマネギゴハン号は大学で研究を続けていたのですが、独立した予算と権限を手にいれるため、タマネギ部隊に入隊してきたのですね。
そしてタマネギゴハン号いいえ、本当はゴッハン号なのです。
つまり自らをGOD HAND号(神の手)という傲慢な名前を名乗るようになったのです。
しかしパタリロがしかけた作戦によりゴハン号の本意がさらけ出されます。
ゴハン号は太陽光の広角照射ビームを自分が制御することによって、地上の気象をコントロールし、全ての人類を自分の手のもとにひれ伏させる事こそが真の目的だったのです。
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感想(0件)
怖いひと…
でもパタリロたちの「なんちゃって異次元ごっこ」により、全てが明らかになっちゃうのです。
怖いのはパタリロと教授どっちでしょうかね。
あぁやっぱりパタリロ!って面白い。
次回もパタリロ!
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