ナツノナカノです。
今日のピックアップ巻は 76巻です。
前回が 75巻で今回は 76巻…。
ちゃんとパタリロの傑作をチョイスしてるのか…と言われそうなのですが。
このブログを書くにあたって手に取って読んでいると、結局どれもこれもご紹介したくなっちゃうのですよ。
あっでもやっぱりタイトル通りですね。
パタリロの傑作選なんて決められない話、略して「パタ話」ですからww
まずは 76巻の収録作品を見て見ましょう。
〇いわゆる本格
〇踊る死体
〇カラクリ
〇ヤミキン
〇哀愁のチェンジアップ
〇毒を食らわば
まずご紹介したいのが
「哀愁のチェンジアップ」ですね。
このブログの最初の方から、フィガロが出てくるお話を紹介したのですが今回も大活躍します。
フィガロが。大天使様が。
えっ?
今まではなんとなくベールをかぶせてお話してましたけど、この際言っちゃいます。
フィガロの正体は“天使長ミカエル”です。
大天使様ですよ。
ちなみに川原泉先生の「笑う大天使(ミカエル)」とはなんも関係ありません。
同じ白泉社ですけれども。
なぜ、マライヒとバンコランの元へ子供としてやってきたのか…は「パタ話(5)」でご紹介した59巻をご覧ください。
「パタ話(5)〜水色のジュリアン〜」
で、今回はパパであるバンコランを助けるために大活躍します。
しかもマライヒの精神波をあびた事で、美少年に成長してしまうのです。
美少年のフィガロを息子とも知らず、口説きに入るバンコラン。
だめなパパですね。
しっかしフィガロは美青年でほんとに素敵です。
残念な事に事件が終われば赤ちゃん姿に戻っちゃうんですよね。
もう少し堪能したいもんです。
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ところで、 76巻を読んでいて久しぶりに感動で涙腺を緩ませてしまいました、
それが 「ヤミキン」です。
ヤミキンの悪質な取り立てが問題になった頃の作品ですね。
いつものんびりムードのマリネラに、ついに闇金業者が現れます。
被害にあったのはマリネラ商店街の魚屋、金蔵。
タマネギが調査をすると、その闇金業者とはパタリロだったのです。
なぜそんな事をしたのか問いただしても、絶対に口を割らないパタリロ。
しかもタマネギたちに拷問までされてしまいます。
それでもかたくなに理由を言いません。
あげくに監禁されていた牢屋からも逃げ出してしまいます。
すぐにパタリロの身辺調査を開始したタマネギたち。
金蔵の他にもパタリロに100万円をだまし取られた人が30人もいることが判明します。
ところがパタリロはそのお金を国外に送金していることがわかりました。
その送金先とは、S連邦から独立したばかりで内戦の続くアビバニスタンという国の個人の女性宛てでした。
早速その国へ飛ぶタマネギ。
そしてタマネギたちは驚きの光景を目にします。
掃除夫だと身分を偽ったパタリロが、闇金業者にぼこぼこにされているのです。
実は、パタリロの父であるヒギンズ3世が若い頃に大変世話になった女性の娘が、この治安の悪い国で貧しい子供たちのために学校を開いていたのです。
そしてその女性は現地の闇金業者にお金を借りて大変な事になっていました。
パタリロは自分の父親が受けた恩を返そうと、マリネラで闇金をして金を稼ぎこの女性にお金を送っていたのです。
しかし、最後のお金(金蔵からだまし取ろうとしていたお金)をタマネギに妨害され、送金出来なかったんですね。
男の筋を通すために、だまって闇金業者に暴力を振るわれているパタリロを助けるためにタマネギたちは動きます。
闇金業者をたちまち袋叩きにし、さらに黒幕がいる事を白状させるのです。
「手を出すな!これはぼくの問題だ」と言うパタリロにタマネギたちは、
「殿下をぼこぼこにされて引き下がれませんよ。殿下を命をかけてお守りするのがわれわれの仕事ですから」
そう言って黒幕をつぶしに早速日本へと旅立つのです。
その後ろ姿を見ながら、パタリロは「…いい部下を持った」と涙をこぼすのです。
パタリロとタマネギの関係は基本、国王と奴隷扱いの武官なのですがww
でも、こういうお互いを思いやるような作品はいくつかあります。
だからやめられないんですよね。
パタファンを…。
みなさんもぜひ読んでみてください!
あぁやっぱり漫画って面白い!
次回もパタリロ!
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