本日のパタリロ!江戸もの紹介は、コミックス 45巻から 「人事師波多利郎」です!
選集だと 28巻に入っております。
パタリロ! (第45巻) (花とゆめCOMICS)
こうやってぱらぱらと読み返してみると、この45巻も傑作揃いなんですよね。好きな話ばっかり入っている…なぜ 「パタ話」の時にご紹介していないのか…
パタリロ!を読んでいるとこういう事ってよくあるんですよね。
何せ、今年は100巻まで到達するという大スペクタクル作品ですからね。私なんぞが一朝一夕にご紹介したところで、到底追いつかないのでございます
【人事師波多利郎】
実は今回の波多利郎の役どころは越後屋さんではありません。 『人事師(ひとごとし)』です。人事師というのはこの江戸時代において、服役中の罪人を各地の寄せ場(工事現場)に派遣して強制労働を行わせる特殊な人材派遣業のことらしいです。今回はきちんと「お上から」免許をいただいております。
さて、新しく寄せ場送りになった強面の罪人たちの中に、波多利郎は美少年を見つけます。その名も 「音根の菊丸」というばくち打ちです。ばくち場でいかさまがバレて袋叩きになったところを、逆にやくざ者を10人も半殺しの目に合わせたという…美しく華奢で細いのに腕っぷしの強い少年でした。 実はこの役、マライヒがやってるんですよ。 そりゃ、美しくて強いわけですよねぇ。
ちなみにこの最初のシーンにだけ、ヒューイットが出てきます。ロリコンの…
そしてマライヒ演じる菊丸は、先に寄せ場送りになっている 「銀次」という男のもとで鳶の仕事を教えてもらうことになりました。この銀次さんですが、見た目は「水戸黄門」に出てくる『風車の弥七』そっくりです。渋くていい男ですよぶっきらぼうな銀次ですが、寄せ場ではあんまりいきがらない方がいいと菊丸に教えたり、親切な一面もあるようでした。
数日がたち、菊丸もすっかり寄せ場に慣れ、また腕もたつことから他の罪人たちにも一目おかれるようになっていきました。
そこで事件が起こるのです。
お奉行様から、寄せ場の監視役の役人たちに日ごろの労いにと、竹筒に入った酒をこっそりと差し入れられているのを、よだれを垂らしながら(笑)こっそりと見ている罪人たち寄せ場は牢屋と同じなので、酒などはもちろん飲めません。仲間の様子を見て、菊丸はそれを奪おうとわざと事故を起こすのです
事故の混乱に乗じてまんまと酒を奪い、仲間たちと酒を分け合う菊丸。銀次は飲みませんでしたが、皆でこっそりと酒を一口ずつ回し飲みします。しかし!そこへ人数改めと称して役人が入ってくるのです。
あっさりと酒を飲んだことがバレてしまいました…
「酒を飲んだのか!」と役人に責め立てられますが、皆がだんまりを決め込む中、菊丸は「あたしがひとりで飲みました」と名乗り出るのでした
菊丸は酒を飲んだ罪で、竹の棒で背中を打たれる罰を受ける事となります。そして、その背中を打つのは 寺社奉行の『邪鬼万古蘭ノ守式馬(じゃっくばんこらんのかみしきま』バンコランですよ
今回はみんな役が違うんですね。バンコランは寺社奉行という役どころ。
それにしても、マライヒに鞭打つバンコラン…なかなかない絵面ですよ。ふふふ
万古蘭からの百叩きの刑を受けて、菊丸は解放されたときには失神してしまいました。仲間の罪人たちは、俺たちのためにすまなかったな〜と泣きながら手当てをします
そしてその夜、銀次が動くのです。
銀次が菊丸に語ったこととは…
気になるところですが、ちょっと長くなりましたので続きはまた次回にしたいと思います。
いや、気になりますよね次回は早めに更新します!!
あ〜やっぱりパタリロ!は面白い。
続きはまた次回に!
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