JR東日本は9月8日、同社のICカード「Suica」がアップル社の決済サービス「Apple Pay」に対応すると発表した。アップルのスマートフォン『iPhone』でSuicaを使えるようになる。
Appleの発表によると、記名式Suica(My Suica)やSuica定期券を含むSuicaカードを、このほど発表されたiPhoneの新モデル「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」にタップすると、Apple PayにSuica情報を移行できる。
複数のSuicaをApple Payに登録し、利用目的に応じて使い分けることもできる。チャージや定期券の更新は、Apple Payに登録したクレジットカードからできる。利用方法やサービス内容の詳細は、後日案内される予定だ。
日本交通は、タクシー配車アプリ「全国タクシー」について、10月から国内でサービスを開始するApple Payに対応すると発表した。
全国タクシーアプリは、全国47都道府県、日本のタクシーの約15%が加入するタクシー配車アプリ。Apple Payに対応することで自動的にタクシー料金の決済が完結、支払い手続きが不要なため、スマートな降車が可能となる。
Apple Payは、Appleが提供する決済サービスで、iPhone 6以降やApple Watchに対応する。Touch IDに指を触れるだけで支払いが完了し、配送先や連絡先、クレジットカード番号などを買い物の都度入力する必要がないため、外出先でも簡単に支払いを済ますことができる。
JXエネルギーは、「QUICPay」「iD」の取り扱いが可能なENEOSサービスステーション約1700カ所で、10月から国内でサービスが開始される「Apple Pay」での支払いを受け付けると発表した。
サービスステーションでの燃料代などの支払いにはiPhone 7、iPhone 7 Plusとアップル・ウォッチシリーズ2が対応する。「Apple Pay」で支払う場合、注文機画面の「QUICPay」か「iD」ボタンを押した後、対象のスマートフォンを「QUICPay/iD」の読み取り機にかざし、Touch IDを使ってホームボタンに指を触れるだけで支払いが完了する。
また、アップル・ウォッチで支払う場合には、サイドボタンを2回クリックしてから「QUICPay/iD」の読み取り機にかざすだけで支払いが完了する。
取り扱い可能なサービスステーションは、順次拡大していく予定のようだ。
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