1.はじめに
2.京阪京津線についての概要
京都と大津間は、京阪京津線の他、JR東海道線が通っています。JRの方が圧倒的に早く、値段も安いので、多くの方はJRを利用します。
京都と大津を結ぶ鉄道図は下の図を参照願います。
京阪京津線は京都市営地下鉄東西線が開通する前は、京津三条駅が起点でした。京都市営地下鉄東西線開通後、京津線は御陵駅から地下鉄に乗り入れるようになりました。京阪と京都市営地下鉄は運行会社が異なるため、それぞれの別料金が加算されます。このため、三条から浜大津までは300円だったのが、乗入れ後430円に値上げされました。
併行するJR東海道線を利用した場合、京都〜大津間は200円です。
という運賃に難点がある路線ですが、この路線は沿線によって、様々な特性を持った列車になります。浜大津から京都に向かって説明します。
(1)路面電車(軌道)としての顔
京津線の大津市内は、路面電車のように道路のど真ん中を走行する区間があります。東日本では余り目にする光景ではありません。しかもこの列車ですが、4両編成の列車です。浜大津駅を出て、上栄町駅に入り手前から大谷駅まではカーブの連続です。
曲線部を曲がるときに電車から強烈なフランジ音(車輪とレールの擦れる音)が出ます。それを軽減するために、スプリンクラーが線路から飛び出てくるそうです。
(2)登山列車としての顔
次の特徴として、この路線は登山列車の性格も持ちます。JR東海道線はこの区間はトンネルで突き抜けます。京阪京津線は山を登って峠越えをします。
しかも、ただの勾配ではありません。日本有数の傾斜です。最大61‰(パーミル)です。道路の縦断勾配で例えると、6.1%になります。日本で一番傾斜が急な鉄道は、「大井川鐵道井川線」の90‰です。次いで、箱根登山鉄道の80‰です。京津線は急な勾配に加えて、連続カーブが続きます。
(3)都市鉄道としての顔
現在、京阪京津線は、京都市営地下鉄に乗入れています。京津線のみ乗り入れる片乗り入れです。京都市営地下鉄は、通常の地下鉄よりも一回り小さなミニ地下鉄です。このため、パンタグラフが通常の路線よりも低い位置です。京津線の車両京阪800系はパンタグラフの高さも変更可能です。また、地下鉄内では自動運転が可能な仕様となっています。
ちなみに(1)〜(3)までの条件をすべてクリアーするために、車両1mあたりの価格は新幹線よりも高価な車両です。外観はそんなに高価には見えませんが、多くの技術が結集された車両とのことです。
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