今回は久しぶりにプリンス系の記事をアップしたいと思います。
以前シリーズ物としてアップしていたプリンス社報とは別の冊子で、主にユーザー向けに発行していたPR誌である「プリンス」を今回から不定期ではありますが少しずつご紹介しようと思います。
プリンス社報同様に全ての号が揃っているわけではありませんので、ご紹介は飛び飛びとなってしまいます。
また、内容についても自分が興味のあった部分のみの抜粋となりますことをご了承願います。
まず第一回目は昭和35年4月号になります。
このプリンス誌は社員や関係者向けのプリンス社報とは違い、プリンスのユーザーなど既に車を所有している層を主なターゲットとして発行されていたようなので、プリンス社報と内容的にかぶる部分もありますが、よりプリンス車について理解を深めてもらおうという趣旨が個人的には見て取れるように思います。
おそらくですが、この手のPR誌はディーラーなどに行くと店頭に置いてあり、来店したお客や既存ユーザーへ手渡ししていたのではないかと想像します。
少し前(とは言っても既に見なくなってからそこそこ経ちますが・・・)までは実際日産のディーラーなどに行くとテーブルに置いてあり、持ち帰ることも出来ましたよね。
内容的には今よりずいぶんと技術や整備面等専門的な解説が含まれていたりして、読んでいて中々勉強になって今見ても面白いです。
この辺りの解説については、恐らく当時の車の信頼性の問題もあってドライバーには最低限の基礎知識が必要だったのかな?などと思ってしまいます。
今の車のようにイージーケアと言う訳には行かず常に日常点検が必要な時代ですから、ユーザーにもある程度車の構造について知っていて欲しいという配慮なのでしょうか。
今回の号ではマイラーについて少し詳しい紹介が記載されています。
1900ccのスーパーマイラーではなく1500ccのマイラーとライトマイラーのみですが、各種特装車も紹介されていて見た目も楽しいです。
また、この「プリンス」ですが、毎回最後のページには 特殊車ア・ラ・カルトというプリンス車ベースの各種特装車を紹介するページがあり、このページだけ集めると面白いカタログが出来そうです。
今回からは極力コメントを挟まず紹介しようと思います。
抜粋にはなりますが、皆さん各自お好きなページをじっくり閲覧していただければと思います。
今回は以上です。
次回更新は未定ですが、またご紹介したいと思います。
ではまた
【このカテゴリーの最新記事】
初めまして
滅多に更新をしないこのようなブログを見ていただきありがとうございます。
お父様が当時の皇太子殿下へ車を納車されたとの事ですが、まさかそのお身内の方からコメントを頂けるとは嬉しい限りです。
既にお亡くなりになられてしまったとのことですが、一周忌でその話をお聞きになられたのですね。
親戚の方もプリンスにお勤めだったとのことで、貴重な話を聞ける環境が私にはとても羨ましい限りです。
お父様の当時のこと、また色々聞けると良いですね。
因みに当時の皇太子殿下が乗っていたプリンスですが、今でも日産で大切に保管されています。
既にご存知かもしれませんが、神奈川県の座間市にある日産ヘリテージコレクションへ行くとみることができたと思います。
お父様が納車された車そのものかどうかは分かりませんが、昭和29年式のプリンスセダンです。
機会があれば一度ご覧になられては如何でしょうか。
この度は貴重なお話をありがとうございました。
初めまして。突然のコメントで大変失礼いたします。
プリンスの記事をみて思わずコメントささていただきました。
皇室の現上皇様が当時皇太子だった頃に初めてプリンス車を納車したのは私の父です。
父はプリンス自動車の開発部に所属して、最終チェックのテストを行う重要な仕事を任されていたようです。
納車のときに父が皇太子に運転を教えたと聞きました。
同じプリンスに勤務していた技術部門のテストドライバーをしていた叔父から昨日初めて話を聞きました。
実は昨日、1年前に亡くなった父の一周忌だったので、プリンス車の納車ののことを色々調べて、こちらの記事にたどり着き思わずコメントさせていただきました。
叔父は健在なので、プリンス自動車の当時の話を聞けると思います。
父が携わってきたプリンスの事、記事にしていただいてとても嬉しいです。
おはようございます
今回からプリンス誌を少しずつアップしていこうと思っていますが、更新頻度は相変わらず遅いと思いますので、長い目で見ていただけると助かります。
R34も25年経ちますか…
早いものですね。
しかし、最近の(最近とはもう言えない年数ですが)国産車は壊れないですね。
基本的な部分は丈夫で、消耗品さえしっかり交換していれば長持ちしますよね。
日産は品質的にはどうなんでしょう?
我が家のセレナは3年目に一度センサーが壊れて交換しましたが、丁度保証が切れたタイミングで壊れたので何かヤラレだ感じでした。
日産は最近もサプライヤーイジメのような事が公になったりと、相変わらず殿様商売してんのかな?等と思いましたが、ほかのメーカーもある程度は似たり寄ったりなのではないでしょうか?
34.これからも大事にしてくださいね!
またもや貴重な資料登場ですね。
表裏表紙はカラー写真、当時人工着色(人着と言われてたようです)という白黒写真の上から色を付けたものが多かったようですがこれはカラー写真のように思えます。
今と違ってユーザーがメンテナンス作業をすることが多く最低限の自動車知識が必要だったことが伺えます。
私のR34も先月25年の車検を受けました。
なんとリアのブレーキパッドとエアークリーナー、エアコンフィルターの交換だけで済みました。改めて日本車の凄さを感じた次第です。
ゴーン改革でサプライヤーを切った為、以降の日産車は耐久性が落ちてると聞いたことがありますがどうなのでしょうね?