あまり知られていない!幼児の歯磨き粉にはフッ素濃度の違いがある
【この記事を3行で要約】
子供用の歯磨き粉は、
商品によって
フッ素の濃度が違う。
歯科は歯磨き粉のフッ素濃度を見る
もしかしたら、それは
「年齢に合ったフッ素濃度」の歯磨き粉
だったかもしれません。
歯科専門家は
アンパンマンやしまじろうなどの
「キャラクターの有無」
でもなく
「味の違い」
でもなく、
虫歯予防の効果で
選びます。
フッ素の知っておきたい3つのポイント
フッ素は、
適量 を使用することで
虫歯予防に効果があります。
適量
使う人
【例】 赤ちゃん、子供、妊婦、大人、老人など
によって適量は違います。
フッ素の知っておきたい3つのポイント
1 フッ素配合歯磨き粉の基準
→日本では薬事法にかかる承認基準がある。
※ フッ素濃度は1,000ppm以下と定められている。
※ 飲み込むのではなく、
最後にうがいをするのが前提の基準
2 フッ素濃度が低すぎると
→虫歯予防効果が薄い。
※ フッ素濃度300ppm以下ではほぼ効果がない。
3 大量に摂取すると
→フッ素は急性中毒を起こす
※ 中毒を起こす量の目安→2mg/kg
※ つまり、体重10kgの子供が
大人用の歯磨き粉1本、誤飲したら・・・すぐに病院へ
歯磨き粉のフッ素濃度に着目したおすすめの使い方
【赤ちゃん】
なるべく「フッ素濃度が低いもの」
または
「フッ素が無添加」
または
「水」
【子供】
年齢が上がるにつれて
フッ素濃度を上げる
<歯医者の意見>
出典:歯医者が教える歯のブログ
1歳 までは
歯ブラシの束の1列分の ごく少量 、
2歳 は
2列と 増やしていく
のが適量です。
年齢に合わせて、歯磨き粉を選べるとよいです。
身近な売り場では
しかし、
「フッ素」=「虫歯予防」が定着している日本では
スーパーやドラックストアの売り場は
ほとんどの歯磨き粉が、
最高基準に近いフッ素濃度960ppmばかりです。
「フッ素濃度が低い歯磨き粉」って
日本でもニーズはあるのに・・・。
海外の商品はそういった物があり、
通販で取り寄せればいいんでしょうが、
安心、安全を考えるメイド・イン・ジャパンの歯磨き粉がよいですよね。
小児歯科で
取り扱っている場合がありますので、
購入を考えている人は
一度尋ねてみるとよいですね。
国産の歯磨き粉についての記事はこちら