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和食は虫歯予防によい料理である!嘘?本当?科学的に理由を検証

2017年07月12日

和食は虫歯予防によい料理である!嘘?本当?科学的に理由を検証

和食は虫歯予防によい料理である!嘘?本当?科学的に理由を検証


目 次

 1. 和食が歯によいとされる一般的なイメージ 
 2. よく噛むことは虫歯予防になる 
 3. 虫歯菌に有効な2つの成分とは 
 4. グリシンが含まれる食品 
 5. デキストラナーゼが含まれる食品 



和食が歯によいとされる一般的なイメージ





「あごの発育によい」
「歯並びがよくなる」

よく耳にする話です。

歯並びが良い方が、
歯磨きがしやすい。
長い時間で考えると
虫歯になりにくいでしょう。

よって、
根拠があるから、
虫歯予防によい…でOK?


あえて言いましょう。
根拠がこれだけでは弱い!

よく噛むことは虫歯予防になる




“「かむこと」は、歯とあごを育てるために欠かせない行為。”

歯やあごの発育に良い献立に挑戦しよう|ベネッセ 教育情報サイト



“噛むことによって…(略)…唾液の分泌が良くなる”
“虫歯予防ばかりか、全身の健康に重要な役割を果たす”


噛むことと唾液の効用|宮崎市の歯医者(こくぼ歯科)



和食は食材の味を活かして、
ヘルシーで栄養バランスもよく、
なによりおいしい。
食材をよく噛んで、味わう料理も多い。


でも、
「よく噛むこと」が「和食の特徴」なのかな?

1504410105.png


洋食、中華、東南アジアなど、
各国の料理を愛好している人が
「和食じゃなくても、そういった料理はあるよ」
と熱心に優れている点を説明してくれたら

「そうなんだ」
と頷くかも。


「和食ならでは」
「これぞ和食の特徴」

と言える根拠はないのでしょうか。

1504410101.png

検証したところ…ありました!

虫歯菌に有効な2つの成分とは


虫歯菌1.jpeg

口の中には300〜700種類の細菌が棲みついています。

その中で
虫歯の原因とされているのが
ミュータンス菌
と呼ばれる連鎖球菌です。

この菌は糖質をエサに酸を出し、
歯の成分であるカルシウムやリンを溶かします。
これが虫歯の始まり。

ミュータンス菌の悪さはそれだけでとどまらない。

歯の表面をガードしているエナメル質を溶かし、
象牙質に入り込み、
神経や血管にまで達するのです。

こんな恐ろしい
ミュータンス菌にも弱点はあります。

2つ、弱点を紹介します。

?@グリシンというアミノ酸
?Aデキストラナーゼという酵素
です。

グリシンが含まれる食品


ミュータンス菌がグリシンに出会うと
歯を溶かす意欲が萎え、
増殖が阻止される。

つまり、
グリシンをたくさんとれば、虫歯予防に大いに役立ちます!


グリシンがたくさん含まれているものを
ずばり言います!

「大豆たんぱく」 です。

大豆.jpeg

[食品の例]
醤油、味噌、豆腐、納豆、湯葉、がんもどき、油揚げ、おからなどです。


デキストラナーゼが含まれる食品


ミュータンス菌は糖質をエサにして
デキストランを生成して
プラーク(歯垢)をつくります。
これがつくられるとやっかいです。

プラーク(歯垢)の中に
もぐりこめば
少々のブラッシングでは取り除かれないのです。

デキストラナーゼという酵素は
デキストランを破壊します。

デキストラナーゼをとれば、虫歯予防に大いに役立ちます!


デキストラナーゼが含まれている食品を言います。

「食べられる菌やカビ」 です。

ぬか漬け.jpeg
納豆.jpeg

[食品の例]
漬物、納豆、地酒、なめこ、なれ寿司、天然味噌などです。




これぞ和食って感じですね。

日本人は、
虫歯予防にもよいものを知らず、知らずのうちに
いただいていたのですね。
posted by みぃ。 at 22:48 | TrackBack(0) | ●虫歯予防

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