目 次
1.本当に初期虫歯や歯垢が原因ですか?
2.歯の変色の原因とは
3.茶色い歯の子供は親から愛情を受けている
4.それでも白くしたいときのよい方法と悪い方法
本当に初期虫歯や歯垢が原因ですか?
黄ばんでいたり、茶色いと・・・
「え!虫歯!?」
「歯垢がたまってるの?」
そうとも限りません。
理由はさまざまありますので、ご紹介します。
歯の変色の原因とは
まず、
歯の構造のことに少し触れます。
歯の一番表面はエナメル質です。
・ エナメル質の色→半透明
子供はエナメル質が大人の半分です。
そして、
その下は象牙質です。
・ 象牙質の色→クリームイエロー
(1) 黄色い原因
【うっすら黄色く見える】
全体的にうっすら黄色いような・・・。
それは
象牙質がクリームイエローなので、
うっすら黄色いのは普通です。
心配いりません。
【黄ばみ】
歯垢がつきやすい箇所の黄ばみは
歯垢がたまって黄ばんでいる可能性があります。
しっかりと仕上げ磨きをしましょう。
(2) 白い原因(部分的)
エナメル質の透明感がなく、
白いときは
初期虫歯の可能性があります。
虫歯の初期は、白く濁ります。
最寄りの歯科で診察しましょう。
(3) 茶色い原因
歯が茶色いのは、
ほとんどの理由が茶渋です。
他にはカレー、食品などによる着色など。
歯の健康には心配いりません。
茶色い歯の子供は親から愛情を受けている
『歯磨き粉』に研磨剤が含まれていると
歯についた茶渋は
歯磨きで少しずつとれます。
ただし、うがいがうまくできない
小さい子の歯磨き粉で
研磨剤が含まれているものは
心配という声も聞きます。
お子さんの歯磨き粉選びで
・ 添加物が気になる。
・ 原材料が気になる。
・ 飲み込んでも安全な成分がよい。
・ 天然由来の成分がよい。
上記のようなポイントで選ぶ
親御さん。
間違いなくお子さん思いですね。
お子さんが小さいときは
研磨剤が含まれた歯磨き粉の使用を
控えているのではないですか?
他のお子さんと比較したときに
もしかしたら、他のお子さんが
研磨剤など、歯のホワイトニングに特化している
歯磨き粉を使っていたら・・・
『うちの子、歯が茶色い?』
と思うかもしれません。
・・・そんな愛情深い親御さんに
あえて言います。
『子供の歯は茶色くてよい』
その選択は間違っていないから
自信をもってくださいね。
ホワイトニングがここまで浸透している
昨今では、
そういった処置をしたことがある大人の歯の白さを
基準として思いがちです。
その結果、比較して
実際は茶色くないけど
自分の子の歯が茶色いような気がする。
黄色いような気がする。
といったことがあるようです。
それでも白くしたいときのよい方法と悪い方法
それでも気になる人は
歯科でクリーニングをしてもらいましょう。
茶渋や食品が原因ならば
それできれいになることが多いです。
研磨剤を含んだ歯磨き粉の使用は
お子さんの年齢を考えて
使うのが、よりベターです。
無理やり
力でゴシゴシこすって
白くしようというのは
エナメル質を傷付けて
茶渋や食品の色素がたまり
やすくなるので
おすすめできません。