「鹿鳴館オジサン」、野外で エアーダンス
を踊る
少し小柄で御髪の薄いその男性は、胸の前で一本の棒を平行に持ったまま、前後左右にスイングしていました。 どう見ても怪しい人です 。
で、私は足早にその場を去りました。
しかしそれから頻繁に「彼」は公園に出没するようになりました。
そしてやっぱりスイングしています。そのうちにターンまで加わりました。
(一体、この人は何をやっているのだろうか??)
とは言え、まじまじと見るのは失礼ってもんです。
彼に悟られないように、チラ見。
すると男性はイヤホンをつけているのが見て取れました。
や〜っと分かりました。
(そうかっ!!この人は社交ダンスの練習をしていたんだわ!!)
最初の頃こそ、少しばかりぎこちなさも見受けられたステップでしたが、練習を重ねるうちにだんだんと堂々としてこられました。(←エラソーに批評)
そしてついに最近ではその男性、公園へも踊りながら行くようになりました。ちょっと危ないけど。
昨日は、ワイワイと野球やサッカーに興じる小学生たちの間を縫うように、クルクルクルクル、スイングスイング、ターン、ターン・・・。
おじさんには、もはや周りの喧騒も雑踏も気になりません。
イヤホンからはきっと優雅なワルツが流れているのです。
胸の前の一本の「棒」は、言ってみれば「エアーパートナー」。
彼は一体どちらのダンススクールに通っておられるのでしょう?
いずれにせよ、その時には勝負服の燕尾服に身を包み、華やかなドレスを着たご婦人たちと踊っておられるに違いありません。
私はだんだんその男性がうらやましくなってきました。
見た感じと、平日の日中にお見掛けすることから、彼はすでに定年退職者なのでしょう。
第二の人生を社交ダンスで謳歌する・・・。いいな〜素敵だな〜。
そこで私は彼にこう命名しました。
「鹿鳴館オジサン」。
今日の広島には、平地でも時々小雪がちらついています。
でも、きっと今日も 鹿鳴館オジサンは出没することでしょう。そして小雪と優雅に舞うのです。
ワンツースリー、ワンツースリー・・・
リヒナー:舞踏の時間に
ハインリッヒ・リヒナー(1829−1898)は、ドイツロマン派の作曲家です。
「舞踏の時間に」は初級者でも弾ける曲ですが、三つの場面に分かれる展開は面白く、発表会映えする曲です。
実は私も小学生の時に、この曲で発表会に出たことがあります。
この曲の持つ優雅さと上品さに惹かれて、一生懸命に練習したことを思い出します。
新品価格 |
サリーズカップケーキ:カップケーキ 6個入り
食べちゃうのがモッタイナイくらい!カラフルなお花のデコレーションがほどこされたカップケーキです。
全部で6種類。
眺めていると、一つ一つがまるで華やかなドレスを身にまとった貴婦人のよう・・・。
近所の公園では(エアーパートナー相手に)独り淡々とダンスの練習をしている鹿鳴館オジサン。
でも、ダンスホールではきっとモテモテで両手に 花 !!?
ご健闘をお祈りしております・・・。
最後までお付き合いくださってありがとうございました!
人気ブログランキングへ
?こちらもよろしかったらポチッとお願いいたします