弟の出自
「○○(←弟の名前)はなあ、 高崎山から来たんよ。高崎山には猿がようけ(たくさん)おってな。その中から、一番おとなしゅうて、賢そうな猿を連れて帰ってきたんよ。それでそうして育てとるうちにな、 だんだん人間の姿になったということなんよ。」
ものの道理が分からなかったおバカな私は、父の冗談をまるっきり信じてしまいました。
しかも、弟が洗濯物入れのようなバスケットに入れられて、庭で日光浴をしていた写真を見つけたとき、それは 揺るぎのない確信へとなったのです。
(そうか。お父さんとお母さんは、このバスケットに弟を入れて運んできたのか!) 。
さてさて。
実は私と弟は、子どもの頃、あんまり仲の良い姉弟ではありませんでした。
でも、それはひとえにワタシのせいでした。
母は、おとなしくて心根の優しい弟のことを、それはそれは可愛がっていました。
それで私のココロに(お猿ごときにお母さんを取られてたまるかっ!)という焦りとジェラシーが生まれたのでしょうか?
ある時などは縁側でアイスクリームを食べていて、弟がそれを欲しがると「ん〜。じゃあ、庭におる アリを食べたら分けてあげるよ。」などと言い・・・。
ううっ・・・なんてむごい仕打ちをっ!!
ほんとうはこんなことは氷山の一角で、たたけばいくらでも出てくる、弟に対する私の「悪行」の数々。
お天道様にはすべてお見通しなのだけれど、ここではあえて割愛したいと思います!!(怖くて書けません。)
こんなにひどい姉ですもの。
そりゃ弟に「お姉ちゃん!」と慕われるわけもありませんでした。
それから数十年の歳月が流れました。
私たちもそれぞれ結婚して親となり、母を病気で亡くし、世間的にはもう立派な「大人(の年齢)」となりました。
そして今や、弟は私にとってかけがえのない大事な大事な存在となっております。
弟も何かにつけて「姉貴、姉貴」と連絡してきてくれるようになりました。
身内びいきもいいところ、ですが私にとって彼は世界で一番の弟だ!と思っています。
(お父さん、お母さん、私に最高の弟をありがとう!)
そんな気持ちです。
ただ・・・彼は歳と共にどんどんと 横幅が膨張してきているので、そこが少しばかり気がかりなところです。
ワタシも両親も標準的なサイズなのに、なぜか弟だけが「規格外」なのですもの。
身長も180センチをゆうに超えていますが、体重もゆうに100キロを超えている始末です。
「ねえねえ。だいじょうぶ?ちょっとはダイエットしたら??」
という私に弟はニヤニヤしながらこう言います。
「だいじょうぶって〜!ワシの場合、これは脂肪じゃなくて筋肉よ!! 言ってみればお相撲さんのような筋肉質ボディよ!」
そうかなぁ〜。
ワタシにはお相撲さんというよりは、童謡に出てくるあのにしか見えないんだけどなあ〜。
そう言えば、弟は仕事がしんどくなると「あああああ〜! ハワイ にでも行って、日がな一日ビーチでの〜んびりと過ごしたいな?」って言います。
(。´・ω・)ん?
そこでまた私の「原始脳」が反応するのです。
(もしかしたら弟は、ハワイ経由で高崎山に連れてこられたおサルではなかったのか?!)・・・と。
南の島のハメハメハ大王
作詞:伊藤アキラ
作曲:森田公一
歌: 堀江美都子
1976年にNHK「みんなのうた」でなどで放送され人気を博しました。
ちなみに「ハメハメハ大王」というのは、実在したハワイ王国の「カメハメハ一世(1795年 - 1819年)」のパロディだそうです。
あなたも子どもの頃、耳にされたことがあるかもしれません。
歌詞はこんな具合です。
南の島の大王は
その名も偉大なハメハメハ
ロマンチックな王様で
風のすべてが彼の歌
星のすべてが彼の夢
ハメハメハ
ハメハメハ
ハメハメハメハメハ
なんとも大らかな歌ではありませんか?
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マサラダ
「マサラダ」はポルトガルのお菓子で、移民によってハワイに伝わりました。以来、揚げパンのようなこのスイーツはハワイのローカルフードに定着したということです。
味は三種類。生クリームと小豆、カスタードクリーム、そしてプレーン。
弟にプレゼントしようかな〜って考えているのですが、一口食するや否や、弟の「ハメハメハ魂」が呼び覚まされ、
「はっ!これは懐かしの味!こうしちゃおられん。 俺、ハワイに帰るわっ!!」
なんてことになったらどうしましょー!?
マサラダ三種セット(小豆・プレーン・カスタード)
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