別れの手紙は浮世絵シリーズ!?
前回の手紙の記事
高校時代、私はある男子生徒に交際を申し込まれたことがありました。彼は相当な物好きだったに違いない、と思いますが。(;^_^A
彼とは、放課後に時々一緒に帰るくらいでした。
けれど当時の私はほんとーに不器用でした。
自転車で一緒に帰るだけの、その30分程度の時間さえ、持て余していたのです。 (このイラストとは程遠かったです・・・。)
なにしろ人生で初めて「モテた」ため、男子に対する耐性ゼロ。
一体何を話せばいいのか、さ〜っぱりワカラナイ!
会話も態度もぎこちなくて、息が詰まりそう・・・。緊張のあまり、おしまいには肩や背中まで凝ってくる。
(ナニコレ?全然、面白くない!苦痛だわ!)
そう思った私は、交際開始わずか一か月で彼に「お断り」の手紙を書いたのでした。
『一対一のお付き合いは私にはまだ早いようでした。スミマセン。』・・・そんな趣旨だったと思います。
その手紙を渡した翌日、彼がとても怒っているのがわかりました。
申し訳なかったんだけど、仕方がありません。
実はその手紙、自分から直に渡す勇気すらなくて、友人に頼んだのです。
手紙を渡してから数日たっても、その彼があまりにも私のことを睨み続けるので恐ろしくなり、友人に相談しました。
すると彼女が言ったのです。
「あのさぁ・・・○○君に渡したレターセット、あれ、選択ミスじゃない?」
「へ? あれ、私のお気に入りの柄だったんだけど?」
「いや〜、あれは良くなかったと思うよ。だって内容が内容じゃん? もうちょっと女の子らしくさ〜、お花柄とかにしたほうがよかったと思うよ。あれじゃ、彼も『バカにしてんのか?!』って気分を害するよ〜。」
「ええっ? そういうものなん?・・・しまった〜。それかぁ〜。」
私が当時気に入っていたレターセット。それは・・・
「浮世絵シリーズ」!! ?
そして、彼に書いた便箋柄が、こちらです。
ジャジャジャジャーン!!!
「 シブい趣味 !って思ってもらえるかと思ったんだけどな〜。あれ、やっぱりまずかったかな〜??」
「当ったり前じゃない! あり得んよ〜。 あんなフンドシ男 の便箋でフラれる彼の身にもなってあげてよ〜!」
と訴えつつ、彼女は私のあまりの鈍感さに呆れ、あとはもう笑うしかない。
しかも私は字がとても下手っぴときています。
(勝手に美化するほうもどうかとは思いますが) 「憧れの女子」から初めてもらったラブレターが、
「下手文字」でしかも「フンドシ男」。
更にこれで「フラれる」なんて・・・ねえ〜。
いや〜、KYにもほどがありましょう。
○○君、ほんっと御免なさい!!
あれから数十年の歳月が過ぎ、彼もどこでどうしていることやら?
今となっては、謝罪のしようもありません。
そんな彼も今はステキな奥さまと、シアワセなご家庭を築いておられるに違いありません。
そして、ご結婚の決め手は、もしかしたら奥さまが彼に書いた、 お花の便箋に女性らしい美文字のお手紙 だったのかも???
あなたには、そんな手紙の苦〜い思い出、ありませんか?(笑)
日本の版画による幻想曲 作品211(Fantasy on japanese woodprints op 211)
作曲 アラン・ホヴァネス
(←曲名をクリックすると試聴できます。)
アラン・ホヴァス(1911−2000)は、アメリカの作曲家です。
父はアルメニア人、母はスコットランド人でした。
そんな国際的な環境からか、彼は外国の伝統音楽と自身の音楽を融合させた曲を制作しています。
日本にも大変興味を持ち、1960年代には研究のために訪れています。
その際、雅楽や長唄、浄瑠璃なども学びました。
この曲では、マリンバが多用されています。マリンバはもちろん和楽器ではありませんが、なぜかこの響きが琴を思わせる「和的なサウンド」になっているから不思議です。
外国人から見た日本の伝統文化はこんな感じなんですね〜?
ロイスダール 三代目 大谷鬼次の江戸兵衛 エクセレスショコラ
東京国立博物館、限定のショコラです!
す〜て〜き〜!
これぞ「ジャポニズム」!!!
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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