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2015年02月28日

インドの旅34

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インドの映画にうんざりして、とにかくこの先は映画を見る事を止めた。夕食と酔いが覚めたのでビールを飲みにブルー・スカイ・カフェに行く事にして映画館をあとにした。夕方のブルー・スカイ・カフェは欧米人で埋め尽くされている。ここしか行く所がないのかと言うほど欧米人だらけ。。。だが、味に間違えはないので、またサンドイッチとビールを注文。飲みなおしでビールを飲んだら酔いが一気にまわってきた。友人とバラナシのバングラッシーの話になり、友人がバングラッシーを知らなかったのでカルカッタで飲める所を探そうとなった。酒みたいに二日酔いはないし安いしで、誰かしら知っているだろうと思い宿に帰って聞いてみる事にした。宿に戻り、部屋の日本人にバングラッシーが飲める所がないか聞いてみたが誰も知らなかった。しかも、バングラッシーと言う名前まで知らなかったのである。同じインドなので、どこかで見つける事が出来ると思い、執拗以上に聞いてまわるのも止めて、テラスでビールを飲みながら夜を明かした。


2015年02月27日

インドの旅33

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カルカッタの朝を迎えて、日が昇るにつれて暑くなってきた。35℃はあるだろうか。バナラシと似た感じの気候であったが、自分は間違った季節にインドへ来てしまったのかと感じるほどであった。クーラーのある所に逃げたくなるので、早朝に見た映画館らしき場所へ行ってみる事にした。インド映画に興味はなかったが、1回くらいは見ておこうと友人とチケットを購入してみたが上映まで2時間もある。宿に帰って、また来るのも面倒なので時間を潰せる所はないか、チケット売り場で聞いてみた。映画館と隣接している所にバーがあると言うので行く事にした。バー?ヒンズー教でアルコールは禁止のはずだがと思ったが入店してみたら、外人用に造られたバーである事が判明した。昼間から冷たいビールで乾杯する事にした。店内はクーラーも効いており、なんと贅沢な一日なのだろうと映画開始まで快適に過ごせた。上映時間が近くなってきたので、館内に入ってみたが、すでに人で埋め尽くされていた。自分達の座席を探して座ってみたが、かなりゆったりしていて、これなら2時間程度の映画も楽しく見れるな。と思っていた。館内はクーラーも効いており最高の気分だった。映画が始まると、最初は悪党が出てきて正義が勝ち、祝福でダンスが始まりと、どこかで見たようなストーリーで何を言っているのか分からなくても大体の内容は分かる。最初は結構面白いなと思っていたが、このようなシンプルなストーリーが何回か繰り返されて時計を見てみたら、もう3時間は過ぎていた。エンディングが来ないので知らない内に寝てしまっていた。友人も飽きたのか自分より先に寝てしまっていた。ちょっとして起きてみたら、まだ何十人かでダンスをしている映像が目に入ってきた。一体、何時になったら終わるのか?と思っていたら、いきなりエンドロール。え?あれがエンディングだったの?と言う感じで終わってしまった。安くて時間潰しには良かったが、もうインド映画は見ないと心に決めて宿に戻る事にした。結局、映画は4時間半も上映していたので外は夕方になっていた。


2015年02月26日

インドの旅32

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知らない間に宿の屋上テラスで寝てしまい、明け方にテラスに置いてあるビーチベッドで目が覚めた。友人も同じくビーチベッドで寝てしまっていた。背中に汗をかいていたので、またシャワーを浴びていたら友人も起きてきた。まだ宿に宿泊している人達は寝ているみたいで、ちょっと散歩がてら外に出てみようと宿を出ようとしたら、入口の門が閉まっていたので、フロントの人に門を開けてもらい外で出た。カルカッタは治安が悪いので夜に鉄の門を閉めてしまうとの事だった。まだ、5時にもならないので街は静まりかえっているのかと思えば、どこを見ても人や車などが行き交っている。インドは中国みたいに朝が早い。特に行く所もないので、バザールに行ってみたらポツポツと店はオープンしているのにビックリした。昨夜、宿の屋上の部屋に泊まっている日本人が教えてくれたのだが、サダルストリートは先週までは朝から屋台で道を埋め尽くしていて、食事は屋台で食べて安く済んだのだが、警察に追い出されて一軒も屋台がいなくなってしまったとの事だった。一歩遅れて到着した自分達は、その屋台を見たかったが時すでに遅しとなってしまった。バザールの近くも屋台がないので、そのまま宿へ戻った。部屋に戻ると2人の日本人が起きていて、自分達が昨夜出掛けてしまって帰って来れなかったのかと心配していたそうだ。屋上で寝てしまった事を伝えると、シャワー室は1階にあり、屋上にシャワーがある事を知らなかったらしい。夜のテラスは最高に良い場所だと教えると、行った事がないみたいだったので一緒に屋上に上がって案内したところ、今夜は、テラスで夜を過ごそうと言ってくれたので、相当気に入ってくれたみたいだった。


2015年02月25日

インドの旅31

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カルカッタでの初めての食事を終えて、帰りがてら街中を歩いて帰る事にした。帰るには時間があったので寄り道をして、サダルストリートの裏にある大きい道を通って帰る事にしたが、ブッタガヤと同じく夕方は外気温度が下がるので日中に比べると人の通りが多い。新鮮な果物を置いてジュースを作ってくれる屋台まで出ていて、自分はバナナジュースを買ってみたが、氷がどこで作られたのか分からないが100%の冷たいジュースには変わりないと美味しく頂いた。この後に身体を壊して下痢になっても仕方なかったが100%のジュースが妙に美味しかった。それは、インドで簡単に手に入るのが炭酸ジュースばかりで飽きがきていたからだった。宿に戻ると結構暗くなっていたので、屋上に上がりシャワーを浴びに行った。屋上にはテラスがあり、そこでカルカッタの夜空を見ながら談笑が出来る場所が設置されていた。部屋に戻る事もなく、シャワーを浴びた後にカルカッタの夜空を見ていた。友人もシャワーを浴び終わってテラスで一緒に過ごしていたら、テラスにある個室の部屋から日本人バックパッカーが出てきた。このテラスの階に泊まっている人が、このテラスを主に使うみたいで日本人と話す機会がなかったとの事で、その夜は夜空の下で談笑をして盛り上がった。


2015年02月24日

インドの旅30

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宿に戻り、みんなで買ってきた生地をバッドのシーツ代わりに敷いてみて、その上から寝てみた。それだけの事なのに、みんな満足してくれて自分にお礼まで言ってくれた。確かに、安宿のシーツではダニに噛まれる恐れがあるので、その上に寝るのは気持ち悪い。一枚、自分のマイシーツがあれば、ダニに噛まれる確率も軽減されるからだ。みんなが個々のシーツを敷いたおかげで室内がカラフルになった。自分はベッドの上に昇って伸縮出来るロープを張った。みんなから「旅慣れているね〜。どこで売っているんですか?」と聞かれたが、正直この商品をどこで買ったか覚えてなかった。気付けば、もう夕方になってきており、お腹も空いてきた。周りの人達は、昼食を食べていたので、ブッタガヤから一緒に来た友人と食事を取りに出掛ける事にした。部屋の人が近くで食べるなら「ブルー・スカイ・カフェ」がいいよと教えてくれたので、道を聞いてブルー・スカイ・カフェに向かった。歩いて5分程度でブルー・スカイ・カフェに到着。中はクーラーが効いており、中々快適で欧米のバックパッカーばかりが目に入った。早速メニューを見てみると、どれも食べたい物ばかりで、自分はクラブサンドイッチに決めた。と言うのも周りの欧米人がサンドイッチを食べていたので、味に間違いがなさそうだったので注文。友人も同じくサンドイッチを注文。サンドイッチは、そんなに待たずに出てきたので、一口食べてみた。ん〜味は悪くない。どちらかと言うと美味しい方だった。値段も、そんなに高くなくて満足な夕食を食べる事が出来た。


2015年02月23日

インドの旅29

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最初に郵便局へ向かったが、宿の近くにあったので郵送で冬服を送る手続きが出来た。窓口で冬服を2枚、日本に送りたい旨を伝えたらダンボールではなくて、麻の袋を渡された。その麻の上からマジックペンで日本の住所を書き込んだが、これが書きにくくて、書くのに時間が掛かってしまった。その麻に冬服を2枚包みこんでパック終了。なんだかゴミの塊になってしまったが本当に日本に着くのか不安に思った。窓口で郵送代を払い、一番安い船便で頼んだ。郵便局から出ると、目の前に古本屋があって、なんと「地球の歩き方 インド編」が無造作に売られていた。ここで旅を終えた日本人が売って帰国しているのだろうと手に取って中身を見ていたら、かなりくたびれた本や中身のページが抜き取られている本など様々だったが、値段は何故か一緒だったので何冊かパラパラとめくって一番良い本を購入。これで、1人で情報があらかた入手出来るようになった。その後に、仲間達とシーツ変わりになる布を買いに近くのバザール(市場)へと向かった。バザールも近くにあり、ここに来れば何でも手に入るほどの大きいバザールだった。インドならではの布が売っていたので、自分も購入して、ついでにバザールの中を2時間ほど見学して宿に戻った。


2015年02月20日

インドの旅28

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カルカッタの安宿「パラゴン」にチェックインをして、部屋へと入ってみた。ドミトリー(大部屋)の6人部屋で、3人の日本人バックパッカーがベッドに座りながら話をしていた。部屋を共にするので挨拶をしてバックパックから必要な物を取り出しながら5人で話をする事になった。旅慣れた人から、まだ旅をして間もない人までいたが、自分が一番長く旅をしている事が分かった。中国に行った経験のないバックパッカーが部屋にはいなかったので、自分が回った中国の話で盛り上がった。中国に行くバックパッカーが比較的少ないのは汚い、人が冷たいと良い所がないので敬遠されているのだ。これから経済発展するであろう中国に行ってみるのも面白いと話をして、機会があれば中国も悪い所ではないと説明をした。自分のベッドにベトナムで買った大きい生地をシーツ変わりに敷いたのを他の人達が見て、手慣れたもんですね!と感心された。安宿のシーツの上で寝ると、ダニにやられそうなのでシーツを敷く事にしてますよ。と答えた。他の人達も、それには同感らしく、みんなで生地を買いに行く事にした。こんな短時間で仲良くなれるとは思っても見なかったが、自己防衛の為なら仕方ないと言う感じだった。自分のバックが色んな所で買い物をしたせいか重たくなってきていたので整理をしていたら、一番下に冬用のダウンジャケットが入っていたので、この先の旅では使わないだろうと買い物ついでに郵便局で日本に送ってしまおうと冬服を取り出した。そして、5人の日本人バックパッカーで繁華街へと繰り出したのであった。


2015年02月19日

インドの旅27

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電車に揺られる事、半日近くでカルカッタに到着した。駅は、どこかイギリス風に造られておりインドと言う感じがしなかった。駅を出るとタクシーの運転手に声を掛けられて、早速交渉。サダルストリートが駅から、どれだけ遠いのか知らなかったが、言われるままの金額ではボラレている感じがしたので、その半値で交渉したが、あっさりとOKと言われた。まだボラレテいるのかな?と感じたが、かなり安いので交渉金額で向かう事にした。カルカッタの市内まで行く時に立派な橋を渡り、大きい幹線道路を走ったが、かなり街が整備されているのにビックリした。イメージとしては、地理的にダッカに近いので似ているのかな?と思っていたが、どこか欧米の街に近い感じに受止められた。幹線道路の脇道に入って、いきなり街が変わった。それはダッカみたいに汚く、やはり道端にはゴミが散乱していた。やはりダッカと同じ雰囲気だった。サダルストリートまで駅から渋滞もあったので30分は走っただろうか。これで、安価な金額で交渉したドライバーには悪いかな。と思った。サダルストリートでタクシーを降りて、安宿のパラゴンを目指した。何軒か安宿はあったのだが、パラゴンは一緒にいる日本人男性が調べてくれた宿だったので、そこに決めていた。さすがバックパッカーの多いサダルストリートである。欧米人や日本人バックパッカーが沢山いるではないか。パラゴンの場所が分からないので、バックパッカーに道を聞きながら、やっと見つける事が出来た。早速、フロントに行ってチェックインをした。ブッタガヤも暑かったが、カルカッタも暑さには負けていなかった。だがブッタガヤよりは、まだマシであった。


2015年02月18日

インドの旅26

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次の日の早朝にブッタガヤを出発してガヤ駅に向かった。相変わらず朝から暑いが、ピックアップトラックの荷台に乗っていたせいか生温い風が当たって心地良かった。広大な草原地帯を抜けて、ガヤ駅に着いた。早速、チケット売り場へ向かい、カルカッタ行のチケットを購入したのだが自由席しかなかった。経費削減で一番安いチケットを買えたのだが、一番ツライ自由席に愕然したのも正直あった。電車は2時間ほど待っていたらきた。中に入って見ると日本の朝の電車ラッシュと同じほど混雑していた。とにかく場所を確保しなくてはいけないので、彼とトイレ近くにある通路付近を確保してバックパックを椅子にして座りこんだ。もちろんエアコンなどあるわけがなく外気と人の暑さで倒れそうだった。そろそろ出発かなと思っていた所で警官が数名乗込んできた。チケットの確認で回っているらしく、自分達もチケットの提示を求められたが難なくパスした。片っ端からチケットの提示を求められているので、無銭乗車しているインド人が降ろされ始めた。結果は、ほとんどのインド人が不正に乗っていて、車内はガラッと空いてしまったのである。空いた席を自分達が押さえて、座る事が出来た。インドの警察もやるもんだな。と感心した所で出発した。大変な思いをして乗り込んだのだが、無銭乗車のインド人が追い出されたので、結構快適な移動となった。外に見えるのは広大な自然とレール上には所々に捨てられたゴミが見える。スピードが増すにつれて、外気が入りこんできて暑い空気だが、無風よりは快適なので暫く彼と話ながら電車の旅を楽しんだ。


2015年02月17日

インドの旅25

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日本人男性からガイドブックを見させてもらい、インドの地図を見て調べてみた。バラナシ→ブッタガヤの次に行く所になると、もう決まったも同然の「カルカッタ」しかなかった。ついでにカルカッタの安宿街も調べて「サダルストリート」を目指せばいいのかと、すべてが決まった。行き当たりばったりのインドの旅になってしまっていたが、これはガイドブックをカルカッタで購入しないといけないな。と思った。次の所が決まった途端、なぜか清々しい感じになり、この極限の暑さから脱出出来る事に嬉しくなった。ガイドブックを男性に返して、一緒にジュースを飲みに行ったら、昨夜お世話になったインド人と遭遇した。インド人男性は、今夜も一緒に飲むか?と聞いてきたが、明日の朝にカルカッタに向けて出発するので、丁重に断った。ブッタガヤで一番良かった所は、インド人の人の良さだったのかもしれない。ジュースを飲み終わると暑いので、また宿へと戻り、日本人男性の彼と自分の旅の話や彼の旅の話で盛り上がった。彼もブッタガヤにいる意味がないと言いだして、一緒にカルカッタに行ってもいいか?と聞いてきたので、もちろん!と答え、明日一緒にカルカッタへ向かう事となった。夕方に名所の大菩提寺を見て、ブッタガヤの最後を締めくくった。


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15年前のアジア放浪記をまとめております。 世界は広いです。一歩踏み出せば、そこは日本では通じない モラルが待っています。
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