防犯・防災ランキング
電力会社やガス会社のホームページには、「当社社員を装った電話・往訪にご注意ください」、「当社社員を装った不振電話や詐欺・悪質な事件にご注意ください」などと注意を促すメッセージを掲げていますが、こういったメッセージも顧客に届いていないのか、関心が薄いのか、被害に遭う事件が続出しています。
被害に遭った過去の事例を見ると、戸建てに住む一人住まいの高齢の女性が多く狙われていることがわかります。次いで一人でいる時に被害に遭うケースが多いように思われます。
これらの窃盗犯の手口は、電力会社などの関係者を装い、「漏電点検」、「電気量が安くなる機器取り換え」などと、まことしやかな用件と、巧みな話術と親切なふるまい等で住人を信用させ、家に入り込んでしまうというものです。
このようにして家に入り込んでしまうと、泥棒や強盗は、目的を果たすためには手段を選びません。
騒がれれば危害をも加えられかねません。その時は、相手のいうことを聞いて身を守るしかありません。
従って、どんなことがあっても、事前連絡なく来た、これら来訪者を家に入れることは避けなければなりません。
以下に、このような電力会社などの関係者と名乗る者から強盗被害に遭わないための対策を下記します。
実家など身内に心配な方がおられれば、事件に巻き込まれないようチェックしてみてください。
[在宅中の強盗や詐欺対策—電力会社などの社員と名乗る者への防犯対策]
基本的には、電力・ガス・水道会社などは、事前に連絡なく個人宅を往訪することはないと認識すること。従って、それらの会社の関係者と名乗る者は、絶対に家の中には入れない。特に、住人が一人のときは断固断ることを徹底する。
具体的対策
1.事前連絡なく(事前連絡あっても確証がなければその段階で断る)きた来訪者は、たとえ、電力会社や市役所の関係者と名乗っても、決して家には入れない。
2.一人住まいを悟られないようにする。 ・女性の一人住まいの場合 1)表札の表記は、女性の一人住まいであることがわからないようにする。 ?@苗字だけにする ?A身内の男性名(息子)を掲げる ?B亡くなられた夫の名前を掲げる など。 2)洗濯ものなど一人だけの住まいとわかるようなものは見えない位置に隠す。
3.一人だけの在宅を悟られないようにする
1)ほかに誰かが居るようにふるまう
2)すぐに誰かが戻ってくるようにふるまう
4.完全犯罪は無理と悟らせる設備を配置する。
1)相手の顔をとらえる防犯カメラを設置する
2)ドアホンで録画されることを表示する(録画中表示)
※「電力等関係者様、事前連絡なければ立ち入り許可しません」と
ドアホンなどに表記
3)非常ベルの存在を分かるように設置しておく
5.応対は、ドアホン越しに徹する。
しつこくても「今手が離せない」、「来客中」と言って断る。
決して、ドアを開けたりして顔を合わせない。
6.断り方
・「人がくるので別の日にしてください。」
・「主人がすぐ戻りますのであとにしてください。」
・「用事があるので別の日にしてください。」
などと断り「連絡するので名前と電話番号を聞かせてください」と確かめる。
※これらのことを伝えても、しつこい場合は完全に怪しいと判断して断固として断る。
決して鍵を開けずに、必要なら、近所の人か警察に連絡する。
7.しかしながら、とっさで断りきれず玄関ドアを開けた場合は、ドアを開けっぱなしにし、誰かが居るようにふるまう。それでも、一人きりであることを悟られ、家に上げてしまった場合で身の危険を感じた時は冷静に対応して、相手を刺激せずまずは身を守りましょう!
なお、「 自分でできる留守時の防犯対策」 もご参考に願います。
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