私は化物語が大好きです。
さて。皆さん、アニメ、ライトノベル、映画、ぱちんこやスロットにもメディアミックスを行い
多くの方に知られている化物語をご存知でしょうか。
講談社出版の西尾維新先生のライトノベルが原作となっている作品コンテンツ。
今回、化物語シリーズ第一弾は、ひたぎクラブについてのレビューをしていきたいと思います。
簡単に化物語ひたぎクラブについて書きます。※ネタばれありです
この作品は、「怪異」に出合った少女達と、主人公である阿良々木暦自身にも怪異と共にあり、怪異について悩み成長していく、話で展開されています。
第一弾のヒロイン戦場ヶ原ひたぎという少女
私は、このひたぎクラブ大好きです。
なぜすきなのか。
ここに登場してくる怪異。重し蟹のエピソードが私が考えていたことを映像にし、言葉で述べてくれ、思索にふけることができたからです。こんな風に考えてみてる人も少ないと思いますが・・・
さて。この話のヒロイン戦場ヶ原さん
登場時とてもツンデレです。
ツンしかないんじゃないかと思うくらい。(現在、恋物語や結物語ともなるとそんなことはありませんが。)
彼女は、彼女の悩んでいる問題。怪異の問題について知られること。詮索されることを嫌い、ホッチキスや文具を常に持ち、触れるもの、近づくものを遠ざけてきました。
彼、この作品の主人公でもある阿良々木暦に出会うまでは。
彼女の悩んでいた問題とは。
中学生のとき、家庭の問題での悩み。
その当時母親のやっている宗教、霊媒商法的なここではあまり言及されていませんが、
彼女の母親がはまったこの宗教のことがきっかけで両親は不仲になり、詐欺師とゴーストバースターに関わることで家庭はめちゃくちゃになります。
結果的には、離婚というオチです。
重いですね。
彼女は、この時ひとつの怪異「重し蟹」に出会い、悩んでいるこの問題から目を背けることにしてしまいます。思うことをやめ、思い悩むことを捨ててしまいます。
彼女は、この時に「重し蟹」に体重を奪われ、女子の平均体重は45キロぐらいですが、たったの5キロしか体重がないことになってしまうというお話。
この問題を主人公の阿良々木暦は、怪異について自分も関わったことで、戦場ヶ原さんの悩みを解決するのに奔走します。ひたぎに拒絶をされていましたが、主人公は、彼女と向き合い、忍野メメ(怪異のスペシャリスト)に相談しに行きます。
最終的には、大人が解決するんかい。
とか私は、つっこみをしてしまいましたが(笑)
(化物語シリーズでは、怪異に纏わるスペシャリストの大人が出てきます)
この怪異は、思いし神とか重し神とかそもそも神様だったそう。
この神様に対しては、ただひたすらに低姿勢でお願いするという結末。
けれど、この彼女が最後に気づいたことが本当にいい教訓で大好きです。
この悩み、思い悩むことは自分自身の問題は見ないことにしてしまったことが今回の問題の発端だということに気づいた点。また捨ててはいけないことで嫌なことも自分のことなら向き合って抱えて生きていかなければならない点に気づいた点で、捨ててはいけない思い、重みを私に返してくださいと「重し蟹」に願いながら。誓うのが好きです。
戦場ヶ原さんの捨てた思い悩むことっていう話は、物語のことで作り物です。
ですが、みんなやってませんかと私は思うんです。
決して他人事ではないですよね。
悩みから目を背けることって。思い悩むことって。
悩むことは、悪いことではないはずです。
けれど、こうした自分自身の思いは善いことも悪いことも抱えて生きる。みたいな話だと私は感じました。
こういうメッセージがあると感じました。
大人になれば意外と考えないこういった悩み。
向き合っても大きく変わるわけではないんですが、私も含め悩み多い世の中で
悩みっていうことを考えたり、悪いことも自分を気づくファクターなんだとか思うと
私は面白いなと感じて、好きになったのだと思います。
怪異という形而上学的な存在を扱いながらも、問題を解決するのは、人間の力。結局は自分自身が解決することになるということだったり、自分がその問題をどう捉えて前に進むかというような生き方が見えるのも好きです。
私は、化物という存在や神の存在は、何もしてくれないし、してくれても自分の問題は何も解決されないという皮肉も混ざっているのかなと思って読みました。
西尾先生曰く、本の読み方は楽しいかなと思ったり、生き方に影響を受けましたとか大それたことを考えて読んでもいいというところも好きです。
まあ、誰もが同じ事を感じないから面白いのですけれどね。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
私の感じた化物語ひたぎクラブレビューでした。
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