桜島が今月5日に爆発的噴火が発生し警戒レベルが引き上げられました。
本土で暮らす私にとって噴火はまるで遠い異国のような話で、一昨年前、多くの死者を出した長野県の御岳山の噴火は驚きでしかありませんでした。
また箱根山の噴火だって、大湧谷で温泉たまご食べたことあるから活火山なのは知ってたけど、まさか噴火するなんて思ってもみなかった。
しかし、桜島の地元住民の方はいたって冷静で、今回の噴火についても『噴火するのが当たり前、静かな時の方が怖い』と話している。
活火山の多い日本で暮らす以上このような覚悟をすべきなのであろう。
火山の国、日本。
デメリットだけでなく、メリットも多くあることを忘れてはならない。
温泉。地下水。景色。肥沃な土壌。
地質学に関してまったく無知の私にはこの程度しか答えることは出来ないけど、日本は活火山があるから受ける恩恵も多いのだ。
正直なところ、噴火だって地震だって怖い。
少し地震の揺れを感じるだけで、変な想像が膨らんで恐怖になりパニックになっちゃう。
避難訓練だって小さい頃からやってきてるけど、訓練通り冷静な自分を保てるかなんて本当わからない。
3・11の時だって職場にいて大勢いのスタッフに囲まれてたから取り乱さなかったけど、独りでマンションにいたらと思うとゾッとする。
桜島が噴火し警戒レベルがあがったけど、今のところ居住地にまでは影響がいってないので安心しながらニュースを見てる。避難して人が住んでいないとは言えども、そうか居住地は無事であってほしい。
噴火映画といえば『ボルケーノ』。
缶コーヒーBOSSのCMでおなじみのトミー・リー・ジョーンズが主演を務めるパニック映画。
LAのど真ん中で火山噴火をするという内容なのだが、地質学がまったく無知な私にとっては無茶なストーリーというのが感想。
簡単に言うとトミー・リー・ジョーンズ演じるマイクは危機管理局の偉い人で、地質学者のエイミーと一緒に溶岩の流れを試行錯誤して食い止める話。
溶岩が目の前に迫ってきてるのに人助けしたり、ビルを倒して溶岩の流れを変える作戦を企てたりとかなり強引なストーリーなんだけど、スピード感があって面白い。
まぁLAのど真ん中で噴火が起こって溶岩が流れ出たのに、死者が約100人ってのもあり得ないんだけどね。
でも、面白いから暇があれば観てみて。
この映画の素晴らしさは、そんな強引ストーリーなんかじゃなくて
最後にマイクの娘ケリーが助けた3歳か4歳くらいの男の子が警官に抱えられてママを捜すんだけど
警官「ママはどんな顔だ?」
男の子「あの人達見て。みんな同じ顔だね。」
というシーンがある。
男の子が言う『あの人達』とは火山灰をかぶって顔が真っ黒になった街の人たちのことなんだけど、
救われた命には人種も性別も関係ないってことが表されてるようでとても感動した。
地球上どこにいたって災害は起きるし、災害が起きたときに性別や人種なんて関係ない。
きれいごとだけど、この考えを持つことってとても難しいことだから。
どうか救われる命が平等でありますように。
希望台湾平平安安。
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