算出にはいろんな方法があります。ピボットテーブルを使ってもいいですし、ACCESSでクエリを組んでもいいです。方法は様々ですが、その中の一つとしてCOUNTIF関数を使う方法を紹介します。
まず、表の適当な行の先頭に、COUNTIF関数を入力します。このとき、「=COUNTIF(A$2:A2,A2)」と、範囲の開始部分だけに「絶対参照($)」をつけるのが最大のポイントです。
続いて、それを表の一番下までコピーします。
すると、例えば「AERA」の購入者が図書館のほうは「1」となっていて、社会学部のほうは「2」となります。D列の式を見てみると、前者は2行目から3行目までが範囲に、後者は2行目から4行目までが範囲になっていることがわかります。
範囲の頭は絶対参照ですが、終わりは相対参照になっているので、下に行けば行くほどCOUNTIF関数で探す範囲は広がるのです。つまり、下の図で説明しているように、前者では2行分の範囲の中で「AERA」を探すので、1つしか見つかりませんが、後者は3行分から探すことで「AERA」を2つ見つけてくるのです。もちろん、一つの学部や部門しか購入していない雑誌については、「1」しか返しません。
つまり、逆に言えば「1」は同じ雑誌の1件目であることを示しています。この「1」を数えれば、雑誌種数になります。とはいえ、いちいち数えるのは面倒なので、ここでもう一回COUNTIF関数に出てきてもらいましょう。
ここからは簡単です。D列の中で、「1」が何個あるかというCOUNTIF関数を組んであげればいいのです。
どうやらこの表の中では21誌のようです。まあ、普通はこんな数では収まりませんよね^^
こういうふうに、思いがけない使い方ができるのも、関数の魅力です。
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