主人公の兄役の永松康志は実直な人間を好演。弟(佐々木詩音)と日本酒を呑むシーンがとても良かった。
電気屋の息子役の吉村紘司は奇妙でコミカルなちゃっかり傍観者を飄々と演じていた。
過去に傷害を犯したことのある青年を演じた遠藤カズヒトも演劇ならではの力技で物語を持ち上げていった。
生きていくだけで試練が待ち構えていると思う。
過ちを犯してしまうこともあるだろう。思わず吐いた言葉が相手を傷つけてしまうこともある。何かに悩んだ時、どうしたら良いのか。
この物語は少しだけヒントを与えてくれると思う。
合唱コンクールに参加することで問題は解決はされないが、人生の中ではとても大きな意味を持つと思う。
前田万吉作品は水上竜士作品をしっかり受け継いでいるのだなあと感じた。
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