『などわ』(監督:ナリオ)
ナリオ監督ならではのハートウォーミングな作品。描かれるカップルがとても微笑ましい。優しさと優しさがカッコ良く響き合っていた。
エロスを感じるSF。声の仕事をしていないらしいが、ナレーション・SALAの声がナチュラルハスキーで素敵だった。
『クローンハート』(監督:中村真夕)
監督の実体験が基になっているらしいがそれこそ不気味で怖い。登場人物3名が不思議オーラを放っていて結末で背筋がゾゾゾとする。不気味だ。
『熱海の路地の子』(監督:佐々木誠)
ここ数年、観光客が戻って来たという熱海が舞台。しかし、家族で楽しみ観光地ではない「路地」が主役でもある。誰がどこに向かうのかわからない路地、階段、長年の潮風による錆…。野良猫のような女に化かされそうな、なんとも魅惑的な映画。
『Floating』(監督:福島拓哉)
10年前に娘を亡くした夫婦の物語。二人の間には何かしら分かり合えているものがあるに違いない。それがただただ哀しい。静かな時の流れを感じる映像だ。
新宿に似合う映画だった。
写真は5年前に撮った熱海。
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