再現ビデオのように進行し、途中で、あれれ?となる。
しかし、最高峰のキャスト&スタッフによる面白政治映画。
美術は時代時代の背景を作りこみ、俳優陣は迫真の演技をする。
その一方でそれらをまるで茶化すような映像もインサートされる。
飲んだくれでろくでなしの青年が恋人に怒られて改心し、アメリカ政府の権力を握るまでになる、ある種サクセスストーリーでもあるのだが、監督がこの作品に影響を与えた映画は『シド・アンド・ナンシー』とインタビューで答えているのも頷ける。
カメレオン・クリスチャン・ベールはもちろん素晴らしいが、サム・ロックウェルが演じたジョージ・W・ブッシュが軽くていい。
こういう作品が生まれてくるのもUSAの不思議さの一つでもある。
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