2,696m
写真:西川憲治 4月、八方尾根八方山ケルン近く、唐松岳に向かう登山者達。左奥が唐松岳、正面は不帰儉
写真:藤沢健一 大黒岳—白岳間からの唐松岳(左)と牛首岳
写真:三浦崇 中遠見山から見た唐松岳(2021年10月30日撮影)
写真:西川憲治 4月、八方尾根八方山ケルン近く、唐松岳に向かう登山者達。左奥が唐松岳、正面は不帰儉
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唐松岳
2,696m
写真:西川憲治 4月、八方尾根八方山ケルン近く、唐松岳に向かう登山者達。左奥が唐松岳、正面は不帰儉
写真:藤沢健一 大黒岳—白岳間からの唐松岳(左)と牛首岳
写真:三浦崇 中遠見山から見た唐松岳(2021年10月30日撮影)
写真:西川憲治 4月、八方尾根八方山ケルン近く、唐松岳に向かう登山者達。左奥が唐松岳、正面は不帰儉
写真:藤沢健一 大黒岳—白岳間からの唐松岳(左)と牛首岳
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写真提供にご協力いただける方へ
後立山連峰のほぼ中央に位置するが、地味な存在である。ピラミッド型をしたこの山が大きく美しく見えるのは、主稜線の大黒岳付近からである。
主稜線を振り分けに、長野・富山両県からそれぞれ1本ずつの登山道が通じている。東からの八方尾根は、山岳スキー場として知られるが、途中の八方池は不帰ノ嶮を間近に仰ぐ憩いの場である(八方集落よりリフトなど利用して所要4時間)。西からの南越(なんこし)の道は、黒部渓谷からのもので、難路であったが、昭和61年、大黒鉱山跡まで尾根上をたどる新道に切り替えられた(祖母谷温泉より所要9時間)。
唐松岳北方の主稜線は、両側面からの浸食によって険しいやせ尾根となって、不帰ノ嶮と呼ばれている。ここは白馬岳からの縦走では、電気回路における抵抗のような存在となっているのである。南方への稜線はすぐに牛首岳を起こすが、ここも険路である。
八方尾根と主稜線とのジャンクションをなす小突起の西側に、抱かれるようにして唐松岳頂上山荘が建っている。間に深い黒部の谷を挟んで望む、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられよう。
2023年8月改定(山と溪谷オンライン編集部)
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後立山連峰のほぼ中央に位置するが、地味な存在である。ピラミッド型をしたこの山が大きく美しく見えるのは、主稜線の大黒岳付近からである。
主稜線を振り分けに、長野・富山両県からそれぞれ1本ずつの登山道が通じている。東からの八方尾根は、山岳スキー場として知られるが、途中の八方池は不帰ノ嶮を間近に仰ぐ憩いの場である(八方集落よりリフトなど利用して所要4時間)。西からの南越(なんこし)の道は、黒部渓谷からのもので、難路であったが、昭和61年、大黒鉱山跡まで尾根上をたどる新道に切り替えられた(祖母谷温泉より所要9時間)。
唐松岳北方の主稜線は、両側面からの浸食によって険しいやせ尾根となって、不帰ノ嶮と呼ばれている。ここは白馬岳からの縦走では、電気回路における抵抗のような存在となっているのである。南方への稜線はすぐに牛首岳を起こすが、ここも険路である。
八方尾根と主稜線とのジャンクションをなす小突起の西側に、抱かれるようにして唐松岳頂上山荘が建っている。間に深い黒部の谷を挟んで望む、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられよう。
2023年8月改定(山と溪谷オンライン編集部)
タグ: 唐松岳